日本の文学賞

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打海 文三

うちうみ ぶんぞう

Uchiumi Bunzo

別名: 荒井 一作
ペンネーム: 打海 文三筆名, 荒井 一作本名

プロフィール

性別
男性
生誕
1948-08-04 (東京都)
死没
2007-10-09 (東京都) 59歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 作家, 映画助監督, 農業従事者
活動期間
1992年〜2007年

学歴

早稲田大学
政治経済学部
国: 日本
卒業後、映画の助監督を務め、その後農業を経験。

受賞歴

横溝正史ミステリ大賞
1992
対象作品: 灰姫 鏡の国のスパイ
部門: 優秀作
主催: 横溝正史ミステリ大賞実行委員会
結果: 受賞
大藪春彦賞
2002
対象作品: ハルビン・カフェ
主催: 大藪春彦賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

大藪春彦賞 1回登壇
  1. 『ハルビン・カフェ』は、打海文三によるハードボイルド警察小説。ロシア、朝鮮、中国の難民が流入した架空の北陸の街・海市を舞台に、治安の悪化と政治的緊張のなかで事件が展開する。

    難民の街と化した北陸の架空都市を舞台にした、政治性を帯びた警察小説。

    警察小説難民架空都市ハードボイルド政治的緊張

作品

代表作

灰姫 鏡の国のスパイ

1993年 ミステリ

デビュー作。鏡の国を思わせる設定でスパイ要素を含むミステリ風の長編。

スパイ欺瞞アイデンティティ

ハルビン・カフェ

2002年 ミステリ/ハードボイルド

異国情緒を帯びた舞台で展開する人間ドラマと犯罪を描いた作品。大藪春彦賞受賞作。

犯罪人間ドラマ郷愁

裸者と裸者 上 — 孤児部隊の世界永久戦争

2004年 近未来戦記/SF

近未来の日本を舞台にした戦記的シリーズの第1部。孤児たちによる部隊と永久戦争を描く。

内戦軍事少年兵

愚者と愚者 上 — 野蛮な飢えた神々の叛乱

2006年 近未来戦記/SF

応化戦争記シリーズの一部。暴力と崩壊する社会を描く近未来群像劇。

社会崩壊暴力権力闘争

覇者と覇者 — 歓喜、慚愧、紙吹雪

2008年 近未来戦記/SF

応化戦争記シリーズの完結編となるはずだった作品。未完のまま上下合本で刊行された。

内戦再建喪失

全著作

  • 灰姫 鏡の国のスパイ
  • 時には懺悔を
  • そこに薔薇があった
  • 兇眼
  • されど修羅ゆく君は
  • ピリオド
  • Rの家
  • ハルビン・カフェ
  • 愛と悔恨のカーニバル
  • 一九七二年のレイニー・ラウ
  • ロビンソンの家
  • ぼくが愛したゴウスト
  • 苦い娘
  • ドリーミング・オブ・ホーム&マザー
  • 裸者と裸者 上 — 孤児部隊の世界永久戦争
  • 裸者と裸者 下 — 邪悪な許しがたい異端の
  • 愚者と愚者 上 — 野蛮な飢えた神々の叛乱
  • 愚者と愚者 下 — ジェンダー・ファッカー・シスターズ
  • 覇者と覇者 歓喜、慚愧、紙吹雪
  • 男たちの長い旅(単行本未収録作品集に収録)

作風・主題

文体
ミステリ要素を基盤にした硬質な文体近未来描写や戦記的語りを取り入れた叙述
頻出モチーフ
内戦・分裂暴力と再生孤児や少年兵といった周縁の存在

健康

  • 心筋梗塞
    2007-10
    2007年に心筋梗塞で急逝。完結予定だった長編が未完のまま刊行された。

評価・遺産

打海文三はミステリ作品と近未来戦記を中心に活動した作家で、横溝正史ミステリ大賞優秀作や大藪春彦賞を受賞。応化戦争記シリーズなど独自の近未来戦記群を残し、晩年の長編は未完のまま刊行された。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(NDL)登録・所蔵あり

豆知識

  • 筆名は打海文三。本名は荒井一作。
  • 早稲田大学政治経済学部出身。
  • 卒業後に映画の助監督を務め、その後農業を経験してから1992年に作家デビュー。
  • 1992年に『灰姫 鏡の国のスパイ』で横溝正史ミステリ大賞(第13回)優秀作を受賞してデビュー。
  • 2002年に『ハルビン・カフェ』で第5回大藪春彦賞を受賞。
  • 2007年に心筋梗塞で急逝、59歳没。
  • 応化戦争記シリーズの完結編『覇者と覇者』は未完のまま上下合本で刊行された。
  • ISNIやVIAF、国立国会図書館(NDL)などの典拠データが存在する。