日本の文学賞

← ホームに戻る

伊達 一行

だて いっこう

Date Ikkō

ペンネーム: 矢田部 実本名

プロフィール

性別
男性
生誕
1950-12-24 (秋田県)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家
活動期間
1982年〜
ノミネート
『妖言集』で第7回三島由紀夫賞候補 (1994年), 「光の形象」(『文學界』1994年11月号)で第112回芥川龍之介賞候補 (1995年), 「夜の落とし子」(『文學界』1996年7月号)で第116回芥川龍之介賞候補 (1996年), 「水のみち」(『文學界』1997年6月号)で第117回芥川龍之介賞候補 (1997年)

学歴

青山学院大学
文学部 / 神学科
国: 日本

受賞歴

すばる文学賞
1982
対象作品: 沙耶のいる透視図
主催: 集英社
結果: 受賞

受賞・候補エディション

すばる文学賞 1回登壇
  1. 僕はポルノ出版社のカメラマン。母親との情事が最高という編集者・神崎と不感症の聖女・沙耶と、いつしか奇妙な三角関係におちいった…。第6回すばる文学賞受賞作。(解説・川村 湊) (提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

    僕はポルノ出版社のカメラマン。母親との情事が最高という編集者・神崎と不感症の聖女・沙耶と、いつしか奇妙な三角関係におちい

    208ページ
    幻想心理若者

作品

代表作

沙耶のいる透視図

1983年 小説

若い女性・沙耶をめぐる幻想的で心理的な物語。伊達の初期代表作の一つで、後に映画化された。

幻想心理若者
映像化・舞台化
  • [映画] 沙耶のいる透視図 / 和泉聖治 (Seiji Izumi) (1986)

スクラップ・ストーリー―ある愛の物語

1983年 小説

愛と喪失をテーマにした長編。若松孝二監督により映画化された。

喪失人間関係
映像化・舞台化
  • [映画] スクラップ・ストーリー―ある愛の物語 / 若松孝二 (Koji Wakamatsu) (1984)

妖言集

1993年 短編集

怪異や異界を題材にした短編を収めた短編集。三島由紀夫賞の候補になった作品を含む。

怪異幻想言葉

哀しみのキュベレー

1985年 小説

象徴的・神話的要素を含む作品。

神話喪失

1.9m2の孤独

1987年 小説

狭い空間を象徴として孤独を描く作品。

孤独空間

バビロン記1980

1988年 小説

都市や歴史を題材にした長編作品。

都市歴史

夜をめぐる13の短い物語

1990年 短編集

夜や闇をモチーフにした短編を収めた作品集。

恐怖

迷い子たちの鬼ごっこ

1991年 小説

若者や彷徨をテーマにした物語。

彷徨成長

みちのく女郎屋蜃気楼 アネさんたちの「昭和史」

1990年 ノンフィクション

東北地方の娼妓たちをめぐるノンフィクション。地域の昭和史を描く。

ノンフィクション社会史

全著作

  • スクラップ・ストーリー―ある愛の物語(1983年)
  • 沙耶のいる透視図(1983年)
  • 哀しみのキュベレー(1985年)
  • 1.9m2の孤独(1987年)
  • バビロン記1980(1988年)
  • 夜をめぐる13の短い物語(1990年)
  • 迷い子たちの鬼ごっこ(1991年)
  • 0回帰線(1991年)
  • かく誘うものの何であろうとも(1992年)
  • 夏を閉じる日(1992年)
  • 妖言集(1993年)
  • ワガネ沢水祭りと黄金人(1998年)
  • みちのく女郎屋蜃気楼 アネさんたちの「昭和史」(1990年)

翻案

  • 『沙耶のいる透視図』映画化(監督:和泉聖治/公開:1986年)
  • 『スクラップ・ストーリー―ある愛の物語』映画化(監督:若松孝二/公開:1984年)

作風・主題

文体
幻想的な描写緻密な心理描写抑制的で冷静な語り口
頻出モチーフ
異界との交錯孤独夢と現実の境界

評価・遺産

1980年代に登場し、すばる文学賞受賞や映画化を通じて注目を集めた作家。幻想的かつ心理的な作風で短篇・長篇を発表し、1990年代には三島由紀夫賞候補や芥川賞候補になるなど文学的評価を得た。

大衆文化への影響

  • 『沙耶のいる透視図』の映画化で女優・高樹沙耶が主演し、役名を芸名にしたことでも知られる。

豆知識

  • 本名は矢田部実(やたべ みのる)。
  • 『沙耶のいる透視図』『スクラップ・ストーリー』はいずれも映画化されている。
  • 高樹沙耶は『沙耶のいる透視図』の映画版主演を機に、役名をそのまま芸名として使用した経緯がある。