日本の文学賞

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出口 裕弘

でぐち やすひろ

Deguchi Yasuhiro

ペンネーム: 津島 裕短篇「白日」を発表した際の筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1928-08-15 (東京府北豊島郡日暮里町(現 東京都荒川区東日暮里))
死没
2015-08-02 86歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京府北豊島郡日暮里町(出生) → 札幌市(北海道大学赴任) → 調布市若葉町(居住) → パリ(留学・滞在)

経歴

職業
作家, 翻訳家, フランス文学者, 大学教授
活動期間
1950年〜2015年
所属
北海道大学, 一橋大学
影響を受けた人物
ドストエフスキー, 太宰治, モーリス・ブランショ, ジョルジュ・バタイユ, ジョリス=カルル・ユイスマンス

学歴

旧制浦和高等学校
期間: 1945-1948
卒業年: 1948
国: 日本
東京大学 文学部
文学部 / フランス文学科
学位: 学士
期間: 1948-1952
卒業年: 1952
国: 日本
フランス文学専攻
パリ大学 文学部(私費留学)
文学部
期間: 1962-1963
国: フランス
私費留学
パリ大学(ソルボンヌ)
文学部
期間: 1977-1978
国: フランス
国費留学(在外研究)

受賞歴

伊藤整文学賞
2007
対象作品: 坂口安吾 百歳の異端児
主催: 伊藤整文学賞選考委員会
結果: winner
蓮如賞
2007
対象作品: 坂口安吾 百歳の異端児
主催: 蓮如賞選考委員会
結果: winner

受賞・候補エディション

蓮如賞 1回登壇
  1. 坂口安吾の生誕百年を機に、出口裕弘が安吾の生涯と文学をたどる評伝。異端性、戦後文学、無頼の思想を、作家の人間像とともに読み解く。

    百歳の安吾に向き合い、その異端の姿を読み直す。

    224ページ
    坂口安吾評伝近代文学
伊藤整文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 坂口安吾 100歳の異端児

    『坂口安吾 100歳の異端児』は出口裕弘による受賞作。作品は賞の対象分野に沿って、人物の選択、時代背景、感情の変化を中心に読ませる。

    『坂口安吾 100歳の異端児』は、出口裕弘の作風と受賞年の評価を伝える一作である。

    文学記憶評伝

作品

代表作

ボードレール

1969年 文学研究

シャルル・ボードレールの詩と思想を論じた評論。ボードレールの近代詩に対する位置付けを検討する。

フランス文学近代性

京子変幻

1972年 長篇小説

若い女性・京子をめぐる幻想と現実を交錯させた長篇小説。商業誌での初の長篇として発表された。

幻想アイデンティティ都市

天使扼殺者

1975年 小説

実存とエロスをめぐる物語性の強い作品。テーマとしてエロティシズムと破滅を扱う。

エロティシズム実存

ロートレアモンのパリ

1983年 エッセイ

ロートレアモン(ロートレアモン伯爵)や19世紀パリの詩人たちについての考察と紀行的描写。

パリ詩人論文学史

街の果て 出口裕弘全短編集

1985年 短編集

短篇を多数収めた作品集。都市や周縁に生きる人物像を描く短篇群。

都市周縁人間観察

東京譚

1996年 随筆・短篇

東京を主題にした随想や短篇を収めた一冊。都市における記憶と風景を描く。

東京記憶風景

坂口安吾 百歳の異端児

2006年 評論・伝記

坂口安吾の生涯と文学を読み解く評伝的評論。研究と批評を兼ねた著作。

現代文学作家論伝記

全著作

  • ボードレール
  • 行為と夢
  • 京子変幻
  • 楕円の眼
  • 天使扼殺者
  • ロートレアモンのパリ
  • 街の果て 出口裕弘全短編集
  • 私設・東京オペラ
  • 澁澤龍彦のいる風景
  • 東京譚
  • 澁澤龍彦の手紙
  • 辰野隆 日仏の円形広場
  • 帝政パリと詩人たち ボードレール・ロートレアモン・ランボー
  • 三島由紀夫 昭和の迷宮
  • 太宰治 変身譚
  • 坂口安吾 百歳の異端児

作家による翻訳

  • 文学空間(モーリス・ブランショ、粟津則雄と共訳)
  • 有罪者(ジョルジュ・バタイユ)
  • 大伽藍(ユイスマンス)
  • 内的体験(エミール・シオラン)

作風・主題

文体
フランス文学の影響が強い批評・随筆調の文体翻訳者的な精密な言語感覚詩的で時に幻想的な表現
頻出モチーフ
パリエロスと死越境古典への愛

健康

  • 心不全
    2015年8月(最終)
    2015年8月2日に心不全のため86歳で死去

評価・遺産

フランス文学研究者、翻訳家、評論家、作家として評価される。特にフランス現代思想と日本近代文学の橋渡しを行い、翻訳業と批評により後進に影響を与えた。

豆知識

  • 本名の訓みは「ヤスヒロ」であるが、表記上は出口裕弘(でぐち ゆうこう)とされていることがある。
  • 1955年、同人誌「ジャンル」を創刊し、津島裕の名義で短篇『白日』を発表した。
  • 一橋大学の教授として長年教鞭をとり、1977〜1978年にソルボンヌへ国費留学した経験がある。
  • 2007年に『坂口安吾 百歳の異端児』で伊藤整文学賞と蓮如賞を受賞した。