日本の文学賞

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詠坂雄二

よみさか ゆうじ

Yomisaka Yūji

ペンネーム: アイロニックボマー単行本やクレジットで使用される英字表記の筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1979-01-01
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 推理作家
活動期間
2007年〜
影響を受けた人物
法月綸太郎, 真木武志, 竹本健治, 佐藤大輔, 矢作俊彦, エド・マクベイン, ジョージ・R・R・マーティン, 堀井雄二, 桑田佳祐

受賞歴

KAPPA-ONE
2006
対象作品: 月曜のグラス・ウォマン(後に『リロ・グラ・シスタ』として刊行)
主催: 光文社
結果: Winner
本格ミステリ・ベスト10(ランクイン)
2009
対象作品: 遠海事件
部門: Ranking
主催: 原書房
結果: Ranked 12th
本格ミステリ・ベスト10(ランクイン)
2010
対象作品: 電氣人閒の虞
部門: Ranking
主催: 原書房
結果: Ranked 13th

受賞・候補エディション

作品

代表作

リロ・グラ・シスタ

2007年 推理小説

高校を舞台にした長編本格推理。デビュー作で、当初の題は『月曜のグラス・ウォマン』。青春と学校の秘密を巡る謎を描く。

高校青春本格推理学校の秘密

遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?

2008年 推理小説

異常な事件の真相を追う長編ミステリ。首切断という衝撃的事象を軸に、動機や背景を掘り下げる構成。

犯罪動機の解明不気味さ

電氣人閒の虞

2009年 推理小説/実験的ミステリ

テクノロジーや人間性を主題にした実験的なミステリ作品。構成や表現に変化を付けた作品群の一つ。

テクノロジー人間性実験的手法

ドゥルシネーアの休日

2010年 推理小説

文学的な含みを持たせたミステリ。タイトルは『ドン・キホーテ』の登場人物を想起させるが、独自の謎を描く。

文学的アリュージョン謎解き

乾いた屍体は蛆も湧かない

2010年 ハードボイルド/推理

暗いイメージと描写を前面に出した犯罪小説。法医学的な描写や冷徹な視点が特徴。

死体法医学冷徹な観察

インサート・コイン(ズ)

2012年 短編集/ミステリ

短編を収めた短編集。収録作には『そしてまわりこまれなかった』『穴へはキノコをおいかけて』『残響ばよえ〜ん』『俺より強いヤツ』『インサート・コイン(ズ)』などがある。

短編多様性ゲーム/現代文化的要素

日入国常闇碑伝

2013年 短編集/奇術的・幻想的要素

幻想的なモチーフを含む短編集。『舶来鬼』『事為得』『炎吹刀』『雨鉄炮』『英雄蠅』などを収録。

幻想怪異短篇構成

亡霊ふたり

2013年 怪談/ミステリ

幽霊や怪異を題材にした作品。ミステリ性を保ちながら怪談的な雰囲気を併せ持つ。

幽霊怪談二人称的な視点

ナウ・ローディング

2014年 短編集/現代ミステリ

ゲーム的要素や現代的なテーマを含む短編集。収録作には『もう1ターンだけ』『悟りの書をめくっても』『本作の登場人物はすべて』『すれちがう』『ナウ・ローディング』がある。

ゲーム文化現代社会短編

人ノ町

2016年 連作短編集/ミステリ

連作短編集。『風ノ町』『犬ノ町』『日ノ町』『石ノ町』『王ノ町』といった章で構成され、町をめぐる人々の物語を描く。

人間模様連作

T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか

2017年 本格推理/孤島ミステリ

閉ざされた孤島で起きた連続死の謎を追う長編。クローズド・サークル的な状況設定で真相を追及する。

孤島クローズド・サークル密室的要素

君待秋ラは透きとおる

2019年 ミステリ/文学寄りの小説

文学性を帯びた長編。叙情的な描写とミステリ的な謎を併せ持つ作風の一例。

叙情時間の経過記憶

5A73

2022年 推理小説

記号的なタイトルを持つ近年の長編。詳細は刊行物に準拠。

記号性現代ミステリ

全著作

  • リロ・グラ・シスタ
  • 遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?
  • 電氣人閒の虞
  • ドゥルシネーアの休日
  • 乾いた屍体は蛆も湧かない
  • インサート・コイン(ズ)
  • 日入国常闇碑伝
  • 亡霊ふたり
  • ナウ・ローディング
  • 人ノ町
  • T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか
  • 君待秋ラは透きとおる
  • 5A73

作風・主題

文体
本格推理の伝統を受け継ぎつつ作風を変化させる実験的な文体ノンフィクション風のルポルタージュを装った語りや、短編での多様な作風
頻出モチーフ
学校孤島ゲーム文化虚構と現実の境界

評価・遺産

KAPPA-ONEからのデビューをきっかけに、ジャンルの枠を広げる作風で知られる現代日本のミステリ作家。複数作が『本格ミステリ・ベスト10』にランクインするなど評価を得ている。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(所蔵データあり)

引用

  • 少年時代はゲームばかりやっていた。
    出典: 迷宮解体新書第25回(ハヤカワミステリマガジン2010年1月号) (2010年)
  • 応募原稿は目に留まりやすいよう、ピンク・青・緑・黄色の4色の用紙に印刷していた。
    出典: インタビュー(迷宮解体新書第25回) (2010年)

豆知識

  • ペンネームは英字表記で「ironic bomber」として活動している。
  • 新人賞への投稿時代に23作品を応募していた。
  • 応募原稿をピンク・青・緑・黄色の4色の用紙に印刷していたエピソードがある。
  • デビュー作は光文社のKAPPA-ONEから刊行された。
  • 少年時代はゲーム好きで、特に『タクティクスオウガ』などを好んでいたと語っている。