日本の文学賞

← ホームに戻る

古沢 太穂

ふるさわ たいほ

Furusawa Taiho

ペンネーム: 古沢 太保本名

プロフィール

性別
男性
生誕
1913-08-01 (富山県上新川郡大久保町(現・富山市))
死没
2000-03-02 86歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
富山県上新川郡大久保町(現・富山市) → 東京都 → 横浜市

経歴

職業
俳人, 編集者
活動期間
1940年〜2000年
所属
新俳句人連盟, 現代俳句協会, 道標(同人誌・主宰), 沙羅(同人誌), 横浜俳話会
所属団体
新俳句人連盟, 現代俳句協会
影響を受けた人物
加藤楸邨, 秋元不死男
影響を与えた人物
板垣好樹, 望月たけし, 松田ひろむ, 乗本眞澄

学歴

法政大学商業学校(現在の法政大学中学校・高等学校)
国: 日本
東京外国語学校(旧制・専修科ロシヤ語学科)
専修科 / ロシヤ語学科
期間: 卒業 1938年
卒業年: 1938
国: 日本

受賞歴

多喜二・百合子賞
1980
対象作品: 捲かるる鴎
主催: 多喜二・百合子賞選考委員会
結果: 受賞
横浜文化賞
1983
主催: 横浜市
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 捲かるる鴎

    古沢太穂の句集『捲かるる鴎』は、社会性俳句の系譜に立つ作者が、海や労働、戦後の記憶を硬く抒情的な句に結晶させた作品である。鴎の像には、風に巻かれる身体感覚と、時代の波に抗う視線が重なる。

    風に捲かれる鴎の姿に、戦後俳句の社会的なまなざしと抒情が重なる。

    243ページ
    社会性俳句労働戦後抒情

作品

代表作

三十代

1950年 俳句

初期句集。職場俳句の流れをくむ作品群。

日常青春職場

古沢太穂句集

1955年 俳句

初期の代表的句集の一つ。抒情性と社会性を併せ持つ句が収められる。

抒情自然社会

捲かるる鴎

1979年 俳句

代表句集。社会の矛盾を見据えつつ人間味を失わない俳句で知られ、第12回多喜二・百合子賞受賞作。

自然社会の矛盾人間味

火雲

1982年 俳句

1980年代初頭の作品をまとめた句集。

自然気象内省

古沢太穂-花神コレクション〈俳句〉

1993年 俳句

花神社からの選集。生涯を俳句に捧げた仕事を振り返る編集。

回顧代表作選俳歴

うしろ手

1995年 俳句

晩年の句集。成熟した抒情と視点の深まりが見られる。

成熟記憶時間

古沢太穂全集

2013年 俳句

新俳句人連盟による全集。年表や解題を含む決定版的編集。

全集年表解題

全著作

  • 三十代(1950年)
  • 古沢太穂句集(1955年)
  • 捲かるる鴎(1979年)
  • 火雲(1982年)
  • 捲かるる鴎(新日本文庫、1983年)
  • 古沢太穂-花神コレクション〈俳句〉(1993年)
  • うしろ手(1995年)
  • 古沢太穂全集(2013年)
  • 古沢太穂全集 補遺 戦後俳句の社会史(2015年)

作風・主題

文体
自然流と称する抒情的な作風社会の矛盾を見据える現実認識を伴う俳句
頻出モチーフ
自然若葉少年社会の矛盾人間味

健康

  • 結核
    1930年代後半〜療養期間あり
    療養生活を余儀なくされ、俳句を志す契機となった。
  • 肺炎
    2000年3月(死因)
    2000年3月に肺炎のため86歳で死去。

評価・遺産

古沢太穂は戦後を代表する抒情派の俳人の一人であり、句誌『道標』の主宰や新俳句人連盟での長年の指導を通じて多くの門下を育てた。社会的視点を持つ俳句表現で評価され、多喜二・百合子賞や横浜文化賞を受賞した。根岸森林公園には句碑が建立されている。

関連学会

  • 現代俳句協会
  • 新俳句人連盟

資料所蔵先

  • 新俳句人連盟所蔵資料

大衆文化への影響

  • 根岸森林公園の古澤太穂句碑(1986年建立)

引用

  • 自然流
    出典: 『古沢太穂全集』年表・解説

豆知識

  • 生家は料理屋兼芸妓置屋であった。
  • 幼くして父を失い一家で東京から横浜へ移る。
  • 門下に板垣好樹、望月たけし、松田ひろむらがいる。
  • 根岸森林公園に句碑がある。
  • 息子は将棋観戦記者の木屋太二。