日本の文学賞

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萩尾 望都

はぎお もと

Hagio Moto

ペンネーム: 萩尾望東一部投稿時に用いた別表記(デビュー前の投稿など), ハギオ モト近年、一部作品の原作表記に用いる表記

プロフィール

性別
女性
生誕
1949-05-12 (福岡県大牟田市(白川町))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福岡県(大牟田市)生まれ、のち埼玉県在住

経歴

職業
漫画家, 原作者, 小説家, イラストレーター, 客員教授
活動期間
1969年〜
所属
日本SF作家クラブ(名誉会員), 日本漫画家協会(理事), 日本芸術院(会員), 女子美術大学(客員教授)
所属団体
日本SF作家クラブ(名誉会員), 日本漫画家協会(理事), 日本芸術院(会員)
影響を受けた人物
手塚治虫, 石ノ森章太郎, レイ・ブラッドベリ, 眉村卓
影響を与えた人物
森博嗣, 恩田陸, 高野文子, 羽海野チカ

学歴

日本デザイナー学院(福岡校)
ファッションデザイン科
期間: 1968-1970
卒業年: 1970
国: 日本
専門学校で服飾デザインを学ぶ

受賞歴

小学館漫画賞
1976
対象作品: ポーの一族、11人いる!
主催: 小学館
結果: winner
星雲賞(コミック部門)
1980
対象作品: スター・レッド
部門: コミック部門
主催: 日本SFファングループ連合会議(星雲賞)
結果: winner
星雲賞(コミック部門)
1983
対象作品: 銀の三角
部門: コミック部門
主催: 日本SFファングループ連合会議(星雲賞)
結果: winner
星雲賞(コミック部門)
1985
対象作品: X+Y
部門: コミック部門
主催: 日本SFファングループ連合会議(星雲賞)
結果: winner
手塚治虫文化賞(マンガ優秀賞)
1997
対象作品: 残酷な神が支配する
部門: マンガ優秀賞
主催: 手塚治虫文化賞選考委員会
結果: winner
日本SF大賞
2006
対象作品: バルバラ異界
主催: 日本SF作家クラブ
結果: winner
インクポット賞
2010
対象作品: 功績賞(活動と作品群)
主催: Comic-Con International(コミコン)
結果: winner
日本漫画家協会賞(文部科学大臣賞)
2011
対象作品: 全作品
主催: 日本漫画家協会
結果: winner
紫綬褒章
2012
主催: 日本国政府
結果: decorated
センス・オブ・ジェンダー賞(生涯功労賞)
2013
対象作品: なのはな および全作品
部門: 生涯功労賞
主催: ジェンダーSF研究会
結果: winner
朝日賞
2017
主催: 朝日新聞社(選考委員会)
結果: winner
マンガ郷いわて特別賞
2018
対象作品: なのはな/なのはな ― 幻想『銀河鉄道の夜』
主催: マンガ郷いわて実行委員会
結果: winner
文化功労者
2019
主催: 日本国政府(文化庁)
結果: selected
大牟田市民栄誉賞
2020
主催: 大牟田市
結果: winner
アイズナー賞 コミックの殿堂(Eisner Hall of Fame)
2022
対象作品: 功績(殿堂入り)
主催: ウィル・アイズナー賞実行委員会
結果: inducted
旭日中綬章
2022
主催: 日本国政府
結果: decorated
アングレーム国際漫画祭 特別栄誉賞
2024
主催: アングレーム国際漫画祭
結果: winner

受賞・候補エディション

日本SF大賞 1回登壇
  1. 受賞作: バルバラ異界

    『バルバラ異界』は、眠り続ける少女の夢の島バルバラと現実世界が交錯するSF漫画です。夢、記憶、家族、身体の境界が溶け合い、人間の意識と未来への不安を壮大に描きます。

    夢の島バルバラが、現実と人の記憶を侵食していく。

    SF漫画記憶家族
  1. 第12回(2012年) 生涯功労賞
    受賞作: なのはな

    東日本大震災と原発事故後の福島を背景に、少女の視点から再生への祈りを描く漫画作品集。放射性物質を擬人化した連作も収める。

    なのはなは、萩尾望都の受賞作として、題名のモチーフから作品世界へ読者を導く。

    153ページ
    文学賞受賞作人物の選択記憶と関係性

作品

代表作

ポーの一族

1972年 少女漫画 / ファンタジー

不老不死の吸血鬼と青年たちの友情と哀愁を描く長編シリーズ。永遠にこどもである存在とその孤独が主題。

不老孤独アイデンティティ友情
映像化・舞台化
  • [舞台(宝塚歌劇)] ポーの一族(宝塚歌劇) / 小池修一郎 (2018)
  • [ラジオドラマ / ドラマCD] ポーの一族(ラジオドラマ・ドラマCD) (2007)
翻訳
  • ポーの一族(英語翻訳: The Poe Clan)

トーマの心臓

1974年 少女漫画 / 青年群像劇

自殺した少年をめぐる友愛と救済をテーマにした作品。初回は低評価だったが単行本化で人気が上昇した。

救済友愛喪失
映像化・舞台化
  • [映画(翻案)] 1999年の夏休み(『トーマの心臓』翻案) (1988)

11人いる!

1975年 SF / 少女漫画

SF要素の強い長編。複数の少年少女の群像を描き、のちにNHKでテレビドラマ化もされた。

集団謎解き成長
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 11人いる!(NHK 少年ドラマシリーズ) (1977)
  • [劇場アニメ] 11人いる!(劇場版アニメ) (1986)

残酷な神が支配する

1992年 サイコ・サスペンス

家庭内暴力などを主題とする長編サスペンス。1997年に手塚治虫文化賞・マンガ優秀賞を受賞。

家庭暴力トラウマ

バルバラ異界

2002年 SF

SF連作長編。2006年に第27回日本SF大賞を受賞した作品。

異界文明個人と社会

全著作

  • ポーの一族(1972-)
  • トーマの心臓(1974)
  • 11人いる!(1975-1977)
  • 残酷な神が支配する(1992-2001)
  • バルバラ異界(2002-2005)

翻案

  • ポーの一族(宝塚歌劇・舞台化)
  • 11人いる!(NHKドラマ・劇場アニメ)

作品の翻訳

  • ポーの一族(英語翻訳 The Poe Clan)
  • その他主要作品の英語・フランス語翻訳あり

作風・主題

文体
繊細で詩的な描写感情の内面を掘り下げる叙情的な作風幻想的・SF的要素の融合
頻出モチーフ
不老・永遠性家族関係と親子葛藤アイデンティティと変容孤独と共同体

健康

  • 頭部外傷(交通事故による重傷)
    1982
    モスクワでのバス事故により重傷を負った。後の創作活動に影響を与えたが回復し執筆を継続。

評価・遺産

少女漫画の表現を革新し、SFや幻想を取り入れた作品群で国内外に大きな影響を与えた。数多くの賞・栄典を受け、漫画界の重要な存在と評価される。

記念館・博物館

  • 萩尾望都 ポーの一族展(巡回展) 松屋銀座、名古屋パルコ、阪急うめだ等(巡回) 2019年開館

関連学会

  • 日本SF作家クラブ
  • 日本漫画家協会
  • 日本芸術院

資料所蔵先

  • 萩尾望都作品目録・公式資料室(展示・目録)

大衆文化への影響

  • 「少女漫画の神様」という称号で呼ばれるなど、メディア・批評で広く評価される

引用

  • 漫画に出会うことで私の人生は豊かになった。
    出典: アングレーム国際漫画祭 特別栄誉賞受賞コメント(2024) (2024年)

豆知識

  • 血液型はO型。
  • 幼少期から強い映像記憶能力があるとされる。
  • 1969年デビュー(『ルルとミミ』)
  • 2012年に少女漫画家として初めて紫綬褒章を受章。
  • 2022年にアイズナー賞殿堂入り(米国)を果たす。