文學界新人賞
1回登壇
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第129回(2024年) 受賞受賞作: 私は無人島
占い師として静かな日常を送る主人公のもとに、中学時代の友人・未希から突然連絡が入る。未希は配偶者の弟に性的暴行を受けて妊娠したと打ち明け、「伝説の堕胎師えじう」に処置してもらうことが中絶の条件だと告げる。主人公はトランプ占いを頼りに「えじう」を探して島へ渡り、奇妙な道行きを経て堕胎の現場へたどり着く。身体の所有権とは何か、選択とは誰のものかを問いながら、それぞれの「誰かのものではない」という在り方を浮かび上がらせる長篇デビュー作。
「誰のものとか、そういうことじゃないでしょ」――身体の所有と選択をめぐる、奇妙で切実な旅の物語。
424ページ身体の所有権と自己決定性暴力と沈黙孤立と対人恐怖堕胎と選択の倫理民話・伝承と現実の交差