日本の文学賞

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堀 晃

ほり あきら

Hori Akira

プロフィール

性別
男性
生誕
1944-06-21 (兵庫県たつの市(旧龍野市))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
兵庫県たつの市 → 関西(大阪を拠点に活動)

経歴

職業
小説家, SF作家, 短編作家, 同人誌主宰
活動期間
1970年〜
所属
宇宙作家クラブ, 日本SF作家クラブ(2014年に退会), カフェ・サイファイティーク(理系同人活動)
所属団体
宇宙作家クラブ, 日本SF作家クラブ(旧所属)
影響を受けた人物
筒井康隆, 小松左京

学歴

大阪大学 基礎工学部 機械工学科
基礎工学部 / 機械工学科
期間: 1964-1969
卒業年: 1969
国: 日本
在学中に同人誌活動を行い、SF同人誌の刊行に関わる。

受賞歴

日本SF大賞
1981
対象作品: 太陽風交点
主催: 日本SF作家クラブ
結果: Winner
星雲賞(日本長編部門)
1989
対象作品: バビロニア・ウェーブ
主催: 星雲賞選考委員会
結果: Winner
SFファンジン大賞(主宰誌『SOLITON』)
1996
対象作品: SOLITON(主宰)
主催: SFファンジン大賞実行委員会
結果: Winner
柴野拓美賞
1997
主催: 柴野拓美賞選考委員会
結果: Winner
SFファンジン大賞(2回目、SOLITON)
1998
対象作品: SOLITON(主宰)
主催: SFファンジン大賞実行委員会
結果: Winner

受賞・候補エディション

日本SF大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 太陽風交点

    『太陽風交点』は、表題作を含む堀晃のハードSF短編集。宇宙空間、太陽ヨット、未知の遺跡、情報や熱力学への関心を背景に、人間の認識を越える現象と向き合う探査者たちを描く。理系的な発想を物語の緊張へ変換した、日本SF初期の重要作として読まれている。

    宇宙の辺境で、太陽風と未知の遺跡が人間の想像力を試す。

    317ページ
    ハードSF宇宙探査太陽ヨット遺跡調査情報理論日本SF
星雲賞 1回登壇
  1. 受賞作: バビロニア・ウェーブ

    『バビロニア・ウェーブ』は、堀晃によるSF。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

    受賞作として読まれてきた『バビロニア・ウェーブ』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

    受賞作SF記憶時代

作品

代表作

太陽風交点

1979年 短編集/SF

短編集。情報理論や熱力学など理系的要素を取り入れたハードSF作品群を収録。刊行後、日本SF大賞を受賞したが版元との訴訟(太陽風交点事件)を経て話題となった。

ハードSF情報理論熱力学社会科学的視点

バビロニア・ウェーブ

1988年 長編SF

堀の唯一の長編小説。文明やエネルギー、技術の影響を扱う長篇で、星雲賞日本長編賞を受賞した。

文明論エネルギー問題技術と社会

エネルギー救出作戦

1980年 SF

エネルギーや資源を巡る物語を扱った短編・中編を含む作品。

資源問題テクノロジー

梅田地下オデッセイ

1981年 短編/SF

都市を舞台にしたSF的短編。刊行時には詳細な解説(石原藤夫による)を伴って話題となった。

都市SF風刺

恐怖省

1982年 短編集/SF

社会的テーマや恐怖を扱う短篇集。多彩な題材を含む。

社会批評恐怖

マッドサイエンス入門

1986年 随筆/SFエッセイ

マッドサイエンスやサイエンス観をユーモアを交えて論じたエッセイ集。

ユーモアサイエンス考察

漂着物体X

1987年 SF短編集

奇妙な漂着物体をめぐるSF作品を収録した短編集。

未知との遭遇ミステリー要素

遺跡の声(トリニティシリーズ総集編)

1996年 SFシリーズ総集編

トリニティシリーズの短編や中篇をまとめた総集編。

遺跡古代文明と科学

地球環(情報サイボーグシリーズ総集編)

2000年 SFシリーズ総集編

情報やサイボーグをテーマにしたシリーズ作品の総集編。

情報化社会サイボーグ

全著作

  • 太陽風交点
  • エネルギー救出作戦
  • 梅田地下オデッセイ
  • 恐怖省
  • マッドサイエンス入門
  • 漂着物体X
  • バビロニア・ウェーブ
  • 地球は青い宝石
  • 遺跡の声
  • 地球環

翻案

  • 愛國戰隊大日本(自主制作映画への出演)

作風・主題

文体
ハードSF的な理系志向の記述理論や概念を主題化するアイデア志向の作風ユーモラスな語りや落語的要素の混入
頻出モチーフ
情報理論熱力学文明とエネルギー都市と技術笑い(落語的要素)

評価・遺産

理工系の知識を土台にしたハードSFの主要な作家の一人として評価され、短篇・中篇での独創的なアイデアやファンダムへの貢献(同人誌SOLITONの主宰など)でも知られる。日本SF界における実務的・実験的な作家活動とファン活動の両面での足跡を残している。

関連学会

  • 日本SF作家クラブ(旧所属)
  • 宇宙作家クラブ

資料所蔵先

  • 堀晃のSF-HomePage(公式サイト、各種目録と電子化短編の一部)
  • 『SOLITON』目次アーカイブ(ウェイバックマシン)

大衆文化への影響

  • 自主製作映画への出演や関西のメディアでの話題(立ち食いうどんの嗜好など)

豆知識

  • 若い頃から詳細な日記をつけており、サイトで公開する予定があるが未完のままとなっている。
  • 『太陽風交点』に関する早川書房との訴訟(太陽風交点事件)を経験し、以降早川書房の刊行物を自ら買わない方針を貫いているとされる。
  • 立ち食いうどんの食べ歩きが趣味で、関西のテレビ番組でそのことを公表した。
  • ジャズ(特にクラリネット奏者中心の古いスタイル)や落語を好み、これらの趣味が作風に影響している。
  • SF同人誌『SOLITON』を主宰し、同誌は1996年と1998年にSFファンジン大賞を受賞した。