日本の文学賞

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市川 崑

いちかわ こん

Ichikawa Kon

プロフィール

性別
男性
生誕
1915-11-10
死没
2008-02-13 (東京都) 92歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都 → 神奈川県鎌倉市

経歴

職業
映画監督, 脚本家, 作家
活動期間
1941年〜2008年
影響を受けた人物
大岡 昇平, 三島 由紀夫, 谷崎 潤一郎, 竹山 道雄
影響を与えた人物
後進の日本映画監督たち

受賞歴

毎日映画コンクール 最優秀監督賞
1956
対象作品: ビルマの竪琴
主催: 毎日新聞社
結果: winner
ブルーリボン賞 最優秀監督賞
1959
対象作品: 野火
主催: 日本映画報道記者連盟
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 破戒、私は二歳

    市川崑は、映画『破戒』と『私は二歳』により1963年の芸術選奨文部大臣賞を受けた。社会の差別を扱う文芸映画と、幼児の視点をユーモラスに取り込む家庭劇という異なる題材を通じて、映像表現の幅を示した受賞である。

    重い社会性と軽やかな観察眼を、二つの映画で対照的に示した。

    映画文芸映画家族差別市川崑

作品

代表作

ビルマの竪琴

1956年 戦争・ドラマ

第二次世界大戦末期のビルマを舞台に、戦争の悲惨さと人間の尊厳を描く。音楽(ハープ)をモチーフにした感動的な物語で、戦後日本映画を代表する作品の一つとなった。

戦争の悲哀人間の再生
映像化・舞台化
  • [映画(リメイク)] ビルマの竪琴(リメイク) / Kon Ichikawa (1985)

野火

1959年 戦争・ドラマ

大岡昇平の原作を映画化した作品。戦場での極限状況、飢餓と狂気、戦争が人間にもたらす破壊を容赦なく描写する。

極限状況人間の尊厳と崩壊
映像化・舞台化
  • [映画(小説の映画化)] 野火 / Kon Ichikawa (1959)

東京オリンピック

1965年 ドキュメンタリー

1964年の東京オリンピックを記録したドキュメンタリー。競技の結果だけでなく、選手や観客の人間ドラマ、祭りとしてのオリンピックを詩的に描いた。

スポーツと人間性文化的ドキュメンタリー

炎上

1958年 心理ドラマ

三島由紀夫の『金閣寺』を原作とする映画。美と破壊、青年の精神的葛藤を通して日本的な美意識とその崩壊を描く。

美と破壊精神の葛藤

細雪

1983年 家庭ドラマ

谷崎潤一郎の小説を原作に、四姉妹の生活を通して昭和初期の家族や社会の変化、美意識を描いた大作。

家族と伝統時代の変化

犬神家の一族

1976年 ミステリー

横溝正史の推理小説を映画化。複雑な相続争いと人間の欲望が渦巻く密室的サスペンスを描く。

相続と欲望人間の闇

全著作

  • ビルマの竪琴
  • 野火
  • 東京オリンピック
  • 炎上
  • 細雪
  • 犬神家の一族

翻案

  • 多くの文学作品の映画化(『ビルマの竪琴』『野火』『炎上』『細雪』など)

作風・主題

文体
精緻な映像構成と冷静な視点文学原作に対する丁寧で忠実な映画化
頻出モチーフ
戦争とその後遺症孤独と道徳的ジレンマ美と破壊

評価・遺産

市川崑は戦後日本映画を代表する監督の一人で、特に文学作品の映画化で高い評価を得た。映像表現の幅を広げ、ドキュメンタリーから文芸作品まで多彩な作品群を残したことで、後の世代に強い影響を与えた。

関連学会

  • 日本映画監督協会

資料所蔵先

  • 国立映画アーカイブ
  • 国立国会図書館(映像・資料寄託あり)

大衆文化への影響

  • 1964年東京オリンピックの記録映画は今なお語り継がれている
  • 日本の文学作品の映画化の典型例として参照されることが多い

引用

  • 映画は虚構である。しかし、その虚構を通して真実を照らすことができる。
    出典: インタビュー

豆知識

  • 1964年東京オリンピックの公式記録映画を監督した。
  • 多くの日本文学を映画化し、原作の雰囲気を映像に置き換える力量で知られる。