日本の文学賞

← ホームに戻る

稲垣 きくの

いながき きくの

inagaki kikuno

別名: 若葉 信子 / 露原 桔梗 / 野口 キクノ / 宮島 公子
ペンネーム: 露原 桔梗女優時代(サイレント映画出演時)の芸名, 若葉 信子女優時代の芸名(松竹蒲田などで使用)

プロフィール

性別
女性
生誕
1906-07-26 (神奈川県愛甲郡厚木町(現在の厚木市))
死没
1987-10-30 (東京都渋谷区千駄ヶ谷) 81歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
俳人, 茶道教授, 女優
活動期間
1924年〜1987年
影響を受けた人物
大場白水郎, 久保田万太郎, 安住敦

学歴

横浜女子商業補習学校
国: 日本
卒業
正則英語学校(旧制)
期間: 在学中に中途退学
国: 日本
中途退学(在学中に新劇に参加)

受賞歴

俳人協会賞(第六回)
1966
対象作品: 冬濤
主催: 俳人協会
結果: winner
天賞
1937
主催: 東京日日新聞(長谷川かな女選)
結果: selected

受賞・候補エディション

俳人協会賞 1回登壇
  1. 受賞作: 冬濤

    冬の波の厳しさを題名に負い、自然の荒さと心の強さを詠む句集。澄んだ季語の扱いが、寒さの中の生命感を引き出す。

    冬濤は、俳句を軸に稲垣きくのの視線が凝縮された受賞作である。

    俳句自然

作品

代表作

榧の実

1963年 俳句

第1句集。抒情的で温かい視線を持つ句を収める。

自然季節日常

冬濤

1966年 俳句

第2句集。冬や海を詠んだ力強い句が多く、第六回俳人協会賞受賞作。

死と生の交錯

冬濤以降

1970年 俳句

第3句集。『冬濤』以降の作をまとめた一冊。

追憶暮らし

全著作

  • ソロモンの百合
  • 古日傘
  • 榧の実
  • 冬濤
  • 冬濤以降
  • 春浅き
  • 吟行地さまざま - わたしの奨める吟行地
  • 自縛への抵抗
  • 花野(編)

作風・主題

文体
簡潔で抒情的な俳句季節感を重視した写実的表現
頻出モチーフ
日常の風景茶の湯

評価・遺産

元女優でありながら戦後は俳人・茶道教授として活動し、久保田万太郎らに学んだ後継者の一人として評価される。1966年の『冬濤』で俳人協会賞を受賞し、20世紀中盤の女性俳人としての存在感を残した。

関連学会

  • 俳人協会

資料所蔵先

  • 国立国会図書館
  • 東京国立近代美術館フィルムセンター(女優時代の資料)

引用

  • 冬濤に捨つべき命かもしれず
    出典: 『冬濤』 (1966年)

豆知識

  • 元女優で、芸名は若葉信子・露原桔梗として活動していた。
  • 俳人として第六回俳人協会賞(1966年)受賞。
  • 俳句誌『春蘭』の同人、大場白水郎・久保田万太郎らと交流。
  • 配偶者は俳優の宮島啓夫と結婚・離婚(婚姻時の本名は宮島公子)。