日本の文学賞

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角田忠信

つのだ ただのぶ

Tsunoda Tadanobu

プロフィール

性別
男性
生誕
1926-10-08 (東京府(現: 東京都中野区))
死没
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国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都中野区 → 東京都文京区(東京医科歯科大学)

経歴

職業
医学者, 耳鼻咽喉科医, 大学教授, 研究者, 著者
活動期間
1949年〜2016年
所属
東京医科歯科大学, 国立聴力言語障害センター, 東京医科歯科大学難治疾患研究所

学歴

東京医科歯科大学
医学部 / 耳鼻咽喉科
学位: 医学士
期間: 1945–1949
卒業年: 1949
国: 日本
1949年に卒業、耳鼻咽喉科専攻
東京医科歯科大学
大学院(医学系) / 耳鼻咽喉科学
学位: 医学博士
期間: 1951–1957
卒業年: 1957
国: 日本
博士論文『鐙骨固着度の検出法』

受賞歴

日本文学大賞(学芸部門)
1986
対象作品: 脳の発見 脳の中の小宇宙
部門: 学芸部門
主催: 新潮社
結果: 受賞
瑞宝小綬章
2016
主催: 内閣府
結果: 受章

受賞・候補エディション

日本文学大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 脳の発見

    『脳の発見 脳の中の小宇宙』は角田忠信による脳と文化をめぐる著作。左右の脳の働き、聴覚、言語、文化差への関心をもとに、人間の脳を小さな宇宙として捉え直す。

    脳の働きから、言語と文化の深い結びつきを探る。

    162ページ
    脳科学言語聴覚文化差人間理解

作品

代表作

日本人の脳 脳の働きと東西の文化

1978年 科学・ノンフィクション

日本人の聴覚的・認知的特性を、脳の左右機能の観点から論じた一般向け解説書。自然音に対する日本人の感受性などを提示し社会的議論を呼んだ。

脳科学日本人論左右脳機能自然音

右脳と左脳 その機能と文化の異質性

1981年 科学・随筆

左右脳の機能差とそれが文化に及ぼす影響について事例や実験結果を基に述べた著作。

左右脳論文化比較認知科学

脳の発見 脳の中の小宇宙

1985年 科学・解説

脳の構造や機能をわかりやすく解説し、『小宇宙』としての脳の同期現象やツノダテストの結果などを紹介した。学術部門の文学賞を受賞した。

脳構造意識実験方法論

脳センサー 地震の可能性をさぐる

1987年 科学・ノンフィクション

人の脳幹が地殻の歪みや地磁気の変化に敏感に反応するとする観察と理論をまとめ、個人を用いた地震予知の可能性を提唱した。

地震予知脳幹反応環境と生体

日本語人の脳 理性・感性・情動、時間と大地の科学

2016年 科学・文化論

晩年の著作で、言語と脳、感性と理性の関係や時間・地磁気との関連性を再検討した一冊。刊行後も議論を呼んだ。

言語と脳感性・理性時間性

全著作

  • 日本人の脳 脳の働きと東西の文化
  • 右脳と左脳 その機能と文化の異質性
  • 続・日本人の脳
  • 脳の発見 脳の中の小宇宙
  • 脳センサー 地震の可能性をさぐる
  • 右脳と左脳 脳センサーでさぐる意識下の世界
  • 日本語人の脳 理性・感性・情動、時間と大地の科学
  • ライフサイエンスにおける言語・意識・生活(共著)

作風・主題

文体
学術的な説明を一般向けに噛み砕く解説的文体理論と観察を結びつけて物語的に提示するスタイル
頻出モチーフ
左右脳の機能差自然音(虫の音、川のせせらぎ)小宇宙(脳と天体の同期)地磁気・地殻ストレスと生体反応

評価・遺産

角田忠信は一般向けに脳科学の考察を広め、日本人論と結びつけた著作で大きな読者を得た一方、学術的手法や結論に対して専門家からの厳しい批判も受けた。公共の議論を刺激した点が評価される。

関連学会

  • 日本耳鼻咽喉科学会
  • 日本音響学会

大衆文化への影響

  • 『日本人の脳』は30万部を超えるベストセラーとなり、テレビ・雑誌で広く紹介され議論を呼んだ。

引用

  • 日本人は自然音に対する特異な感受性を持ち、それが文化や感性の基盤になっている。
    出典: 『日本人の脳 脳の働きと東西の文化』 (1978年)

豆知識

  • 独自の実験手法「ツノダテスト」を提唱した。
  • 『日本人の脳』は30万部を超えるベストセラーとなった。
  • 1986年に新潮社の日本文学大賞(学芸部門)を受賞した。
  • 2016年に瑞宝小綬章を受章した。
  • 学術界からは方法論や結論に対する批判がある。