日本の文学賞

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亀山 郁夫

かめやま いくお

Kameyama Ikuo

プロフィール

性別
男性
生誕
1949-02-10 (栃木県宇都宮市)
国籍
日本
言語
日本語, ロシア語
居住地歴
栃木県宇都宮市 → 東京都 → 京都府(同志社大学勤務) → 名古屋市(名古屋外国語大学学長) → モスクワ(在外研究)

経歴

職業
ロシア文学者, 翻訳家, 作家, 大学教員, 学長
活動期間
1977年〜
所属
天理大学 外国語学部, 同志社大学 法学部, 東京外国語大学, 名古屋外国語大学, 日本学術振興会(採用歴), 日本芸術院(会員)
所属団体
日本芸術院(会員), 日本ドストエフスキー協会(設立者・初代会長)
影響を受けた人物
フョードル・ドストエフスキー, ウラジーミル・マヤコフスキー, ドミートリイ・ショスタコーヴィチ

学歴

栃木県立宇都宮高等学校
国: 日本
東京外国語大学
外国語学部 / ロシア語学科
学位: 学士
国: 日本
卒業
東京外国語大学大学院 外国語学研究科
ロシア語学専攻
学位: 修士
国: 日本
修士課程修了
東京大学大学院 人文科学研究科
人文科学研究科 / 博士課程
国: 日本
博士課程 単位取得退学

受賞歴

木村彰一賞
1998
対象作品: 破滅のマヤコフスキー
結果: 受賞
大佛次郎賞
2002
対象作品: 磔のロシア:スターリンと芸術家たち
結果: 受賞
毎日出版文化賞(特別賞)
2007
対象作品: 『カラマーゾフの兄弟』翻訳
部門: 特別賞
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
プーシキン・メダル
2008
対象作品: 『カラマーゾフの兄弟』翻訳
主催: ロシア連邦(授与)
結果: 受章
読売文学賞(研究・翻訳賞)
2013
対象作品: 謎とき「悪霊」
部門: 研究・翻訳賞
主催: 読売新聞社
結果: 受賞
ドストエフスキーの星(勲章)
2021
対象作品: ドストエフスキー研究への貢献
結果: 受章
第10回日本ロシア文学会大賞
2024
主催: 日本ロシア文学会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

大佛次郎賞 1回登壇
  1. スターリン体制下のソ連で、芸術家たちが権力、検閲、粛清の恐怖と向き合った姿を描く評論。ロシア文学・音楽・芸術を横断し、創作が政治に磔にされる時代の緊張を読み解く。

    芸術と独裁のあいだで引き裂かれた表現者たちの精神史。

    480ページ
    スターリンロシア芸術検閲粛清表現者

作品

代表作

破滅のマヤコフスキー

1998年 文学研究

ウラジーミル・マヤコフスキーの生涯と詩作を分析し、ロシア・アヴァンギャルドの栄枯と詩人個人の破綻を論じた研究書。

マヤコフスキーロシア・アヴァンギャルド詩人の運命

磔のロシア:スターリンと芸術家たち

2002年 文化史・文学研究

スターリン時代の芸術政策と芸術家の運命を詳述し、弾圧と創作の関係を文化史的に考察する。

スターリン体制検閲と弾圧芸術と権力

謎解き「悪霊」

2012年 文学評論

ドストエフスキーの『悪霊』を構造と思想の両面から読み解き、背景となる政治・社会状況や登場人物の思想を明らかにする。

ドストエフスキーロシア思想史政治と文学

『カラマーゾフの兄弟』(新訳・全5巻)

2006年 翻訳(文学)

ドストエフスキーの代表作を現代語で新訳し、注釈と解説を付した光文社の5巻本訳。

ドストエフスキー翻訳注釈研究

ドストエフスキーとの旅

2010年 エッセイ・批評

ドストエフスキー作品を手がかりにした旅と研究のエッセイ集。研究者としての体験と文学的洞察を交える。

ドストエフスキー文学と個人史

ショスタコーヴィチ:引き裂かれた栄光

2018年 音楽史・伝記

ドミートリイ・ショスタコーヴィチの業績と苦難を追い、スターリン時代における音楽と政治の関係を描く。

ショスタコーヴィチソ連の音楽弾圧と創作

全著作

  • 甦えるフレーブニコフ(1989)
  • 終末と革命のロシア・ルネサンス(1993)
  • ロシア・アヴァンギャルド(1996)
  • 破滅のマヤコフスキー(1998)
  • あまりにロシア的な。(1999)
  • 磔のロシア:スターリンと芸術家たち(2002)
  • 熱狂とユーフォリア(2003)
  • ドストエフスキー:父殺しの文学(2004)
  • 「悪霊」:神になりたかった男(2005)
  • カラマーゾフの兄弟(新訳・2006-2007)
  • ドストエフスキーとの旅(2010)
  • 謎解き『悪霊』(2012)
  • ショスタコーヴィチ:引き裂かれた栄光(2018)
  • ドストエフスキー 黒い言葉(2021)
  • 人生百年の教養(2022)

作家による翻訳

  • カラマーゾフの兄弟(新訳・全5巻、2006-2007)
  • 罪と罰(新訳・全3巻、2008-2009)
  • 悪霊(新訳・全3巻、2010-2011)
  • 白痴(新訳・全4巻、2015-2018)

作風・主題

文体
学際的・史的文脈に基づく分析精緻な注釈と解説を付した翻訳批評とエッセイを融合した読み口
頻出モチーフ
権力と芸術の関係個人と社会の緊張ロシア文化の悲劇性と抵抗

評価・遺産

日本におけるロシア文学研究と翻訳の発展に寄与し、とくにドストエフスキー研究の第一人者として学術・一般双方に影響を与えた。大学運営や学会設立を通じて後進の育成にも貢献している。

関連学会

  • 日本ドストエフスキー協会
  • 日本ロシア文学会

大衆文化への影響

  • NHK『ロシア語会話』講師(1991–2000)やNHKの各種特集番組への出演を通じて一般向けにロシア文学・文化を紹介した。

豆知識

  • 東京外国語大学の教授・附属図書館長を歴任し、2007年に同大学学長に就任(2013年退任)。2013年4月に名古屋外国語大学学長に就任。
  • 日本ドストエフスキー協会を2017年に設立し、初代会長を務めた。
  • ドストエフスキー作品の新訳(『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』など)で知られ、翻訳により多数の賞を受賞。
  • NHKのテレビ・ラジオ番組や書籍を通じて、学術的でありながら一般向けの解説を積極的に行っている。