日本の文学賞

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川口 有美子

かわぐち ゆみこ

Kawaguchi Yumiko

プロフィール

性別
女性
生誕
1962-01-01 (東京都)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都 → フィラデルフィア(米国) → ロンドン(英国)

経歴

職業
ノンフィクション作家, ケア研究家, 元小学校教員
活動期間
1988年〜
所属
有限会社ケアサポートモモ(設立者), 日本ALS協会(理事), NPO法人 ALS/MND サポートセンターさくら会(理事), 立命館大学 先端総合学術研究科(客員研究員)

学歴

東京学芸大学
教育学部
学位: 学士
卒業年: 1985
国: 日本
卒業後、小学校教員となるが1988年に退職
立命館大学
先端総合学術研究科 / 博士課程
学位: 学術博士
卒業年: 2013
国: 日本
博士論文「ALSの人工呼吸療法を巡る葛藤 ...」で修了

受賞歴

大宅壮一ノンフィクション賞
2010
対象作品: 逝かない身体――ALS 的日常を生きる
主催: 大宅壮一賞選考委員会
結果: winner
河上肇賞(奨励賞)
2013
対象作品: 博士論文(ALSの人工呼吸療法を巡る葛藤)
主催: 河上肇賞選考委員会
結果: winner (encouragement prize)

受賞・候補エディション

  1. ALSの母を在宅で支えた十二年を、介護する家族の身体感覚と患者の意思を探る時間から描くノンフィクション。言葉や動きが奪われていく過程に寄り添いながら、ケアが生と尊厳をどう支えるかを問い直す。

    動かない身体のかすかな反応から、なお生きようとする意思を読み取っていく。

    276ページ
    ALS在宅介護家族身体尊厳

作品

代表作

逝かない身体――ALS 的日常を生きる

2009年 ノンフィクション

家族がALSを発症してから在宅で人工呼吸療法を行い、看取りまでを経験した実践と記録。ケアの現場における倫理的・制度的課題を描く。

ケアALS家族医療倫理在宅療養

末期を超えて ALSとすべての難病にかかわる人たちへ

2015年 ノンフィクション

ALSを中心に、末期医療や難病に関わる人々への考察と支援のあり方を問いかける書。

末期医療支援制度患者・家族の視点

全著作

  • 逝(い)かない身体 ALS的日常を生きる
  • 末期を超えて ALSとすべての難病にかかわる人たちへ
  • 在宅人工呼吸器ポケットマニュアル 暮らしと支援の実際(共編著)
  • たんの吸引などをヘルパーさんにお願いするための手引き(監修)
  • 特別授業 “死"について話そう (共著)
  • 見捨てられる〈いのち〉を考える(編著)
  • 不安の時代に、ケアを叫ぶ(共著)
  • 病と障害と、傍らにあった本。(共著)

作風・主題

文体
ルポルタージュ的な記述実践に根ざした記述冷静かつ感情に寄り添う語り
頻出モチーフ
ケアの日常家族の役割制度と倫理の葛藤

評価・遺産

ALS患者とその家族の在宅療養やケアに関する実践的知見と問題提起を通じ、医療・介護制度や社会的支援の議論に寄与してきた。学術的な研究成果と現場経験を橋渡しする立場として評価されている。

関連学会

  • 日本ALS協会

豆知識

  • 1995年に母親のALS発症を受けてロンドンから帰国した。
  • 2003年に訪問介護事業所「有限会社ケアサポートモモ」を設立した。
  • 2010年に『逝かない身体――ALS 的日常を生きる』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。