日本の文学賞

← 大宅壮一ノンフィクション賞に戻る

大宅壮一ノンフィクション賞 おおやそういちノンフィクションしょう

第41回(2010年)

ノンフィクション

受賞者

2名
上原善広 うえはら よしひろ 受賞

『日本の路地を旅する』は、中上健次が「路地」と呼んだ被差別部落をめぐり、著者自身の出自とも向き合いながら各地を歩くノンフィクションです。大阪、青森、秋田、東京、滋賀、沖縄などを訪ね、土地の記憶と現在の暮らしを静かに記録します。

日本各地の路地を歩き、土地に刻まれた記憶と人々の現在を見つめます。

327ページ
被差別部落土地の記憶自己のルーツ
川口有美子 かわぐち ゆみこ 受賞

ALSの母を在宅で支えた十二年を、介護する家族の身体感覚と患者の意思を探る時間から描くノンフィクション。言葉や動きが奪われていく過程に寄り添いながら、ケアが生と尊厳をどう支えるかを問い直す。

動かない身体のかすかな反応から、なお生きようとする意思を読み取っていく。

276ページ
ALS在宅介護家族身体尊厳