日本の文学賞

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山田 慶児

やまだ けいじ

Yamada Keiji

別名: 山田 慶兒

プロフィール

性別
男性
生誕
1932-03-07 (福岡県, 日本)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福岡県 → 京都府

経歴

職業
科学史家, 歴史学者, 教育者, 翻訳者
活動期間
1959年〜
所属
京都大学人文科学研究所, 同志社大学, 国際日本文化研究センター, 龍谷大学
影響を受けた人物
ジョゼフ・ニーダム, 三浦梅園

学歴

京都大学 理学部
理学部 / 宇宙物理学科
学位: 学士(理学)
期間: 1951–1955
卒業年: 1955
国: 日本
学部では宇宙物理学を専攻
京都大学 大学院文学研究科
文学研究科 / 西洋史学
学位: 修士
期間: 1955–1959
卒業年: 1959
国: 日本
修士課程修了(西洋史専攻)

受賞歴

大佛次郎賞
1988
対象作品: 黒い言葉の空間
結果: winner

受賞・候補エディション

大佛次郎賞 1回登壇
  1. 『黒い言葉の空間-三浦梅園の自然哲学』は山田慶児による、人物の記憶や関係の揺らぎを通じて、時代や人生の陰影を描く作品です。受賞作として、題名が示す主題を軸に、読後に残る余韻を重んじた一作として位置づけられます。

    『黒い言葉の空間-三浦梅園の自然哲学』は、短い題名の奥に人物、時代、土地の気配を重ねる作品です。

    394ページ
    記憶家族時代喪失

作品

代表作

未来への問い 中国の試み

1968年 学術・評論

中国をめぐる思想的試みを論じたエッセイ集。近代化や思想史に関する考察を含む。

中国思想近代化思想史

混沌の海へ 中国的思考の構造

1975年 学術書

中国的な思考の構造を分析し、哲学・自然観の特質を検討する著作。

東アジア思想自然観哲学

朱子の自然学

1978年 学術書

朱子(朱熹)の自然学に焦点を当て、彼の自然観と学説の体系を明らかにする研究。

朱子学自然学儒学

授時暦の道 中国中世の科学と国家

1980年 学術書

授時暦(授時暦)を手がかりに、中国中世における天文暦学と国家との関係を論じる。

天文学暦学科学と国家

黒い言葉の空間 三浦梅園の自然哲学

1988年 学術書

江戸期の思想家・三浦梅園の自然哲学を史料とともに読み解き、近世日本の自然観を再検討する著作。大佛次郎賞受賞作。

本草学自然哲学近世思想

夜鳴く鳥 医学・呪術・伝説

1990年 学術書

医学・呪術・伝承を横断的に扱い、民間信仰と医療知の接点を探る論考集。

中国医学民間信仰呪術

中国医学の起源

1999年 学術書

中国医学の成立過程と思想的背景を歴史的に考察する研究書。

中国医学史思想史本草学

気の自然像

2002年 学術書

「気」という概念の自然観としての構造を考察し、東アジア的な物質観の一端を示す。

東アジア思想生命観

日本の科学 近代への道しるべ

2017年 学術・総説

日本における科学の歴史を通して近代化の道筋を概観する総説的著作。

科学史近代化日本史

山田慶兒著作集

2021年 著作集

研究論文・講演・主要著作を編纂した全8巻の著作集(臨川書店、2021–2025)。

科学史自然哲学中国医学

全著作

  • 未来への問い 中国の試み
  • 混沌の海へ 中国的思考の構造
  • 朱子の自然学
  • 授時暦の道 中国中世の科学と国家
  • 科学と技術の近代
  • 黒い言葉の空間 三浦梅園の自然哲学
  • 夜鳴く鳥 医学・呪術・伝説
  • 制作する行為としての技術
  • 中国医学の思想的風土
  • 本草と夢と錬金術と 物質的想像力の現象学
  • 西洋近代科学と東洋の方法
  • 中国医学の起源
  • 中国医学はいかにつくられたか
  • 気の自然像
  • 日本の科学 近代への道しるべ
  • 山田慶兒著作集(全8巻)

作家による翻訳

  • 銭学森『技術科学論』訳(法律文化社、1967)
  • ガリレオ『偽金鑑識官』(谷泰共訳、中央公論社、1971)
  • ジョゼフ・ニーダム『東と西の学者と工匠』編訳(牛山輝代編訳・共訳、河出書房新社、1974–77)
  • ガリレオ『星界の報告』(共訳、岩波文庫、1976)
  • 復元水運儀象台(共編訳、1997)
  • その他、ニーダム関連の編訳や西洋史・技術史に関する訳書多数

作風・主題

文体
学術的で分析的な文体史料批判と思想史的考察の融合明晰で論理的な記述
頻出モチーフ
東アジアの自然観と物質文化中国医学と本草学技術と社会の関係

評価・遺産

山田慶児は東アジア科学史、特に中国・日本の自然哲学や医学史の研究に大きく寄与した学者である。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授として多くの著作・翻訳・教育活動を行い、学術的な蓄積を後進に残した。

資料所蔵先

  • 龍谷大学 古典籍デジタルアーカイブセンター(関係資料あり)

豆知識

  • 1932年3月7日、福岡県生まれ。
  • 京都大学理学部を1955年に卒業、京都大学大学院文学研究科修士課程を1959年に修了。
  • 京都大学人文科学研究所、同志社大学、国際日本文化研究センターなどで教鞭をとり、1995年に京都大学名誉教授に推される。
  • 1988年に『黒い言葉の空間』で大佛次郎賞を受賞。
  • 『山田慶兒著作集』全8巻が臨川書店より刊行(2021–2025)。