日本の文学賞

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樹木 希林

きき きりん

Kiki Kirin

別名: 内田 啓子 / 中谷(旧姓) / 悠木 千帆
ペンネーム: 悠木 千帆デビュー当初の芸名。後にオークションで売却された旧芸名(初代)。

プロフィール

性別
女性
生誕
1943-01-15 (東京府東京市神田区(現:東京都千代田区))
死没
2018-09-15 (東京都渋谷区) 75歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京市神田区(生誕地、現:東京都千代田区) → 東京都渋谷区(晩年の居住地)

経歴

職業
女優
活動期間
1961年〜2018年
所属
文学座(旧所属), 有限会社希林館(個人事務所)
影響を受けた人物
杉村春子, 森繁久彌

学歴

千代田女学園
演劇部在籍
期間: 在学期間不明
国: 日本
演劇部に在籍。薬剤師を志望していたが受験直前の怪我で大学受験を断念した。

受賞歴

日本女性放送者懇談会賞
1986
主催: 日本女性放送者懇談会
結果: 受賞
芸術選奨
2005
対象作品: はね駒
部門: 文部大臣賞
主催: 文化庁(芸術選奨)
結果: 受賞
ヨコハマ映画祭
2005
対象作品: 半落ち
部門: 助演女優賞
主催: ヨコハマ映画祭運営
結果: 受賞
日本アカデミー賞
2005
対象作品: 半落ち
部門: 優秀助演女優賞
主催: 日本アカデミー賞協会
結果: 受賞
日本アカデミー賞
2007
対象作品: 東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜
部門: 最優秀主演女優賞
主催: 日本アカデミー賞協会
結果: 受賞
日刊スポーツ映画大賞
2007
対象作品: 東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜
部門: 助演女優賞
主催: 日刊スポーツ新聞社
結果: 受賞
紫綬褒章
2008
主催: 日本政府
結果: 受章
ナント三大陸映画祭
2009
対象作品: 歩いても 歩いても
部門: 最優秀女優賞
主催: ナント三大陸映画祭
結果: 受賞
ブルーリボン賞
2009
対象作品: 歩いても 歩いても
部門: 助演女優賞
主催: 日本映画記者会
結果: 受賞
キネマ旬報
2009
対象作品: 歩いても 歩いても
部門: 助演女優賞
主催: キネマ旬報社
結果: 受賞
日本アカデミー賞
2011
対象作品: 悪人
部門: 最優秀助演女優賞
主催: 日本アカデミー賞協会
結果: 受賞
TAMA映画賞
2012
対象作品: わが母の記
部門: 最優秀女優賞
主催: TAMA映画祭(映画祭TAMA CINEMA FORUM)
結果: 受賞
日本アカデミー賞
2013
対象作品: わが母の記
部門: 最優秀主演女優賞
主催: 日本アカデミー賞協会
結果: 受賞
旭日小綬章
2014
主催: 日本政府
結果: 受章
東京国際映画祭
2015
部門: ARIGATO賞
主催: 東京国際映画祭
結果: 受賞
山路ふみ子映画賞
2015
対象作品: あん
部門: 女優賞
主催: 山路ふみ子映画賞運営
結果: 受賞
TAMA映画賞
2015
対象作品: あん/駆込み女と駆出し男/海街diary
部門: 最優秀女優
主催: TAMA映画祭
結果: 受賞
アジア太平洋スクリーンアワード
2016
対象作品: あん
部門: 女優賞
主催: アジア太平洋スクリーンアワード
結果: 受賞
アジア・フィルム・アワード
2016
部門: 特別功労賞
主催: アジア・フィルム・アワード
結果: 受賞
日本アカデミー賞
2018
対象作品: 万引き家族
部門: 最優秀助演女優賞
主催: 日本アカデミー賞協会
結果: 受賞
毎日映画コンクール
2018
対象作品: 万引き家族
部門: 女優助演賞
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
ATP賞テレビグランプリ
2018
部門: 特別賞
主催: 全日本テレビ番組製作社連盟 (ATP)
結果: 受賞
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS
2019
対象作品: 富士フイルム CM「樹木希林さん 2018年末特別篇」
部門: 演技賞
主催: ACC(全日本CM協会)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: はね駒

    明治期を背景に、女性の自立と家族の変化を描いた連続テレビドラマ。樹木希林の演技は、物語に生活の厚みと人間味を与えている。

    はね駒は、樹木希林の表現の核を伝える一作である。

    舞台芸術身体表現家族時代性

作品

代表作

あん

2015年 映画

どら焼き屋を営む男と、あん(小豆餡)作りの名手である老女トクエとの交流を描くヒューマンドラマ。樹木はトクエ役で主演に近い存在感を示した。

老い孤独再生連帯
翻訳
  • 英語題: An(Sweet Bean)

歩いても 歩いても

2008年 映画

是枝裕和監督による家族群像劇。長年の積み重ねた感情が静かに露わになる作品で、樹木は控えめながら存在感のある助演を見せた。

家族記憶和解日常の機微
翻訳
  • 英語題: Still Walking

東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜

2007年 映画

父と母、家族の記憶を巡る物語。樹木は母(オカン)役で観客の共感を集め、日本アカデミー賞などで評価された。

親子関係回想日常の温度
翻訳
  • 英語題: Tokyo Tower: Mom and Me, and Sometimes Dad

万引き家族

2018年 映画

是枝裕和監督作。社会の周縁で暮らす“家族”を通じて、人間の連帯や倫理を問う作品。樹木は助演として強い印象を残した。

家族貧困倫理連帯
翻訳
  • 英語題: Shoplifters

全著作

  • 秋刀魚の味(撮影同行・1962)
  • 七人の孫(テレビ、1964)
  • 時間ですよ(テレビ、1970)
  • 夢千代日記(ドラマ/映画)
  • 歩いても 歩いても(2008)
  • あん(2015)
  • 万引き家族(2018)
  • 日日是好日(2018)

作品の翻訳

  • 万引き家族 — Shoplifters(英題)
  • 歩いても 歩いても — Still Walking(英題)
  • あん — An / Sweet Bean(英題)

作風・主題

文体
自然主義的な演技抑制的で誠実な表現ユーモアの効いた語り口
頻出モチーフ
母性老い家族日常の機微

健康

  • 網膜剥離(左目失明)
    2003年
    2003年に網膜剥離で左目が失明。視力の喪失があったがその後も活動を継続した。
  • 乳がん(摘出手術)
    2005年
    2005年に乳がんが判明し摘出手術を受けた。治療により公私で変化が生じた。
  • 全身がん(告白)
    2013年(公表)〜2014年治療終了一時報告
    2013年の授賞式で『全身がん』であることを告白。以降治療と療養の期間があったと公表された。
  • 大腿骨骨折
    2018年8月
    2018年8月に大腿骨を骨折し緊急手術を受けたため一部活動を見送った。

評価・遺産

日本を代表する個性派女優。映画・テレビ・舞台・CMまで幅広く活躍し、自然主義的な演技とユーモアある語り口で世代を超えた影響を残した。多数の映画賞、国からの栄典も受け、没後も展覧会や追悼特集で顕著に評価されている。

記念館・博物館

  • FUJIFILM SQUARE 写真展「愛・樹木希林」 東京都港区(FUJIFILM SQUARE内) 2018年開館

資料所蔵先

  • NHKアーカイブス(出演番組・ドキュメンタリー収録)
  • KINENOTE(人物データベース)

大衆文化への影響

  • ピップエレキバン CM(1979年〜)での掛け合いが広く認知される
  • フジカラーのCMに長年出演、CMからのフレーズが流行語になった
  • 宝島社の広告フレーズ「死ぬときぐらい好きにさせてよ」が話題に

引用

  • 死ぬときぐらい好きにさせてよ。
    出典: 宝島社 広告/関連書籍(広く引用されたフレーズ) (2018年)
  • (受賞スピーチで)私は全身がんです、と告白した。
    出典: 第36回日本アカデミー賞 受賞スピーチ(2013年) (2013年)

豆知識

  • 旧芸名「悠木千帆」をオークションで売却し、その落札金はチャリティに寄付した(1977年)。
  • 1967年に個人事務所「有限会社希林館」を設立した。
  • フジカラーのCMに約40年にわたって出演した。
  • 2003年に網膜剥離で左目を失明したが、その後も活躍を続けた。
  • 没後に写真展や追悼特集が多数開催された。