日本の文学賞

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近藤 譲

こんどう じょう

Kondo Jo

ペンネーム: 近藤 譲国際公演・出版での表記

プロフィール

性別
男性
生誕
1947-10-28 (東京都)
国籍
日本
言語
日本語, 英語

経歴

職業
作曲家, 音楽評論家, 翻訳家, 教育者
活動期間
1969年〜
所属
東京藝術大学, お茶の水女子大学, 昭和音楽大学, アンサンブル・ムジカ・プラクティカ, アンサンブル・ノマド
所属団体
アメリカ芸術文学アカデミー(外国人名誉会員)
影響を受けた人物
長谷川良夫, 南弘明, ジョン・ケージ, カールハインツ・シュトックハウゼン, ポール・ズコフスキー
影響を与えた人物
川島素晴, ペーター・ガーン

学歴

東京藝術大学
音楽学部 / 作曲科
期間: 1968-1972
卒業年: 1972
国: 日本
ロックフェラー財団フェローシップ(1977-1978)等、海外での研究・滞在歴あり

受賞歴

第4回日独現代音楽作曲コンクール
1969
主催: 日独現代音楽作曲コンクール
結果: 第3位
音楽之友社創立30周年記念作曲賞
1971
主催: 音楽之友社
結果: 佳作
<ミュージック・トゥデイ>第10回記念国際作曲賞
1982
主催: ミュージック・トゥデイ
結果: ファイナリスト
尾高賞
1991
主催: 尾高賞
結果: 受賞
ISCM世界音楽の日々 入選
1995
主催: ISCM
結果: 入選
ISCM世界音楽の日々 入選
2001
主催: ISCM
結果: 入選(国際審査員として参加)
ISCM世界音楽の日々 入選
2002
主催: ISCM
結果: 入選
中島健蔵音楽賞
2005
主催: 中島健蔵音楽賞
結果: 受賞
アメリカ芸術文学アカデミー 外国人終身名誉会員
2012
主催: アメリカ芸術文学アカデミー
結果: 名誉会員
芸術選奨文部科学大臣賞
2018
主催: 芸術選奨文部科学大臣賞
結果: 受賞
毎日出版文化賞(第74回) 特別賞
2020
対象作品: ものがたり西洋音楽史
主催: 毎日新聞社
結果: 特別賞
サントリー音楽賞
2024
主催: サントリー音楽賞
結果: 受賞
文化功労者
2024
主催: 日本政府
結果: 選出

受賞・候補エディション

  1. 中世の教会音楽から20世紀のモダニズムまでを、作曲家や作品だけでなく、その時代の音楽観や演奏法の変化とともにたどる通史。岩波ジュニア新書らしく、入門書としての読みやすさを保ちながら、クラシック音楽の流れを俯瞰できるようにまとめられている。

    神への祈りの歌から前衛まで、西洋音楽の流れを一冊で見渡す。

    302ページ
    西洋音楽史通史岩波ジュニア新書クラシック音楽入門書

作品

代表作

羽衣

室内オペラ

能の物語に材を取った小編成の室内オペラ。近藤の線的・対位法的手法が歌と劇的要素に結びつく作品。

伝統と現代声と間線的構造
映像化・舞台化
  • [録音] Jo Kondo: Hagoromo (CP2 Recordings)

管弦楽

オーケストラのための作品。響きの層と精緻な対位法的進行が対照を成す。

音響対位法時間
映像化・舞台化
  • [録音] Jo Kondo: Mulberry (CP2 Recordings) / Paul Zukofsky

林にて

オーケストラ

自然イメージを下敷きにした管弦楽作品。微細な音の関係性を重視する。

自然音の関係
映像化・舞台化
  • [録音] Jo Kondo: Mulberry, In the Woods and In Summer (CP2 Recordings) / Paul Zukofsky

表面・奥行き・色彩

大編成アンサンブル

大編成のアンサンブル作品。タイトルが示すように音の表面性と内的奥行きを探る試み。

表面性奥行き音色

線の音楽

1979年 著作(音楽論)

1979年刊行の著作。近藤自身の美学や作曲の方法論をまとめた重要なテキストで、同名のレコードとともに議論を呼んだ。

作曲論方法論ミニマリズムと対位法

横浜

1991年 室内楽

室内楽作品。都市的イメージと繊細な音の配置を特徴とする一作。

都市対位法
映像化・舞台化
  • [録音] 近藤譲作品集「横浜」1991 (ALM Records) (1991)

全著作

  • 線の音楽(1979)
  • 音楽の種子(1983)
  • 耳の思考―現代音楽の意味場(1985)
  • “音楽”という謎(2004)
  • 音を投げる―作曲思想の射程(2006)
  • 聴く人 (homo audiens)──音楽の解釈をめぐって(2013)
  • ものがたり西洋音楽史(2019)

翻案

  • 近藤譲作品集「忍冬」 - 現代日本の作曲家シリーズ 7 (Fontec, CD)
  • Jo Kondo: Mulberry, In the Woods and In Summer (CP2 Recordings, CD)
  • 近藤譲作品集「表面・奥行き・色彩」(ALM Records, CD)
  • 近藤譲作品集「線の音楽」2014 (ALM Records, CD)

作家による翻訳

  • ジョン・ケージ『音楽の零度――ジョン・ケージの世界』(翻訳、1980)
  • D.ヒューズ『ヨーロッパ音楽の歴史』(共訳、1986)

作風・主題

文体
線に基づく作曲法ミニマリスティックな要素と精緻な対位法の並存静的で繊細な音響設計
頻出モチーフ
線(線的進行)二つ目の音を待つ手続き間(沈黙)季節・自然のイメージ

評価・遺産

近藤譲は日本の現代音楽を代表する作曲家の一人であり、作品は世界各地で演奏・録音されている。教育者として多くの後進を育て、翻訳や評論を通じて日本の現代音楽論に重要な貢献をした。多数の受賞歴があり、2024年にはサントリー音楽賞受賞・文化功労者選出といった顕著な栄誉を得ている。

関連学会

  • アメリカ芸術文学アカデミー(名誉)

資料所蔵先

  • ヨーク大学音楽出版社(近藤作品の総覧所蔵)
  • Blue Sheet(所属事務所、作品目録の管理)

引用

  • 二つ目の音を置くときに、何故その音が良いと思うのか、適切だと思うのか?
    出典: 『線の音楽』 (1979年)
  • ここで終わりかなと思ったところで終わる。そこには、さしたる意味はない。
    出典: 講演/プログラム・ノート等 (2006年)

豆知識

  • これまでに160曲以上の作品が出版されている。
  • ジョン・ケージの著作などの翻訳を行っている。
  • 長年にわたりNHK-FMの海外現代音楽特集の解説を務めている。
  • 2012年にアメリカ芸術文学アカデミーの外国人終身名誉会員に選出された。
  • 2024年にサントリー音楽賞を受賞し、文化功労者に選出された。