日本の文学賞

← ホームに戻る

久木田 真紀

くきだ まき

Kukida Maki

別名: 藤沢螢 / 藤沢蛍
ペンネーム: 藤沢螢後に名を改め歌集の発表時に使用された筆名(受賞時のペルソナとの関連あり)

プロフィール

性別
女性
生誕
1970-10-30 (モスクワ)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
ニューサウスウェールズ州(オーストラリア)在住と申請されていた(申請上の居住情報)

経歴

職業
歌人
活動期間
1989年〜

受賞歴

短歌研究新人賞(第32回)
1989
対象作品: 「時間(クロノス)の矢に始めはあるか」30首
主催: 短歌研究(雑誌)
結果: winner

受賞・候補エディション

角川短歌賞 1回登壇
  1. 受賞作: 南回帰線まで

    『南回帰線まで』は久木田真紀による作品で、角川短歌賞の1988年回で選ばれた。受賞作として、作者の関心や表現の特徴を伝える一作である。

    角川短歌賞で選ばれた久木田真紀の『南回帰線まで』。

    受賞作現代文学作者の表現
  1. 受賞作: 時間(クロノス)の矢に始めはあるか

    『時間(クロノス)の矢に始めはあるか』は、久木田真紀による歌集。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

    受賞作として読まれてきた『時間(クロノス)の矢に始めはあるか』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

    受賞作歌集記憶時代

作品

代表作

時間の矢に始まりはあるか

1997年 歌集

藤沢螢名義で刊行された歌集。受賞時に提示された〈久木田真紀〉というペルソナや時間・アイデンティティに関する主題を含む。刊行後、歌壇では賛否や黙殺の対象となった。

時間アイデンティティ文学的虚構

全著作

  • 藤沢螢『時間の矢に始まりはあるか』雁書館、1997年

作風・主題

文体
現代短歌、私小説的・実験的要素を含む
頻出モチーフ
時間仮構された私記憶と現実のずれ

評価・遺産

久木田真紀という受賞ペルソナは、受賞時の身元詐称の疑惑により物議を醸した。受賞取り消しはされておらず、ペンネーム(藤沢螢)での歌集刊行も行われたが、現代歌壇ではほとんど黙殺されている。一方でこの事件は作家のペルソナや公私の境界についての議論を喚起した。

大衆文化への影響

  • 枡野浩一の小説『ショートソング』に事件を題材にしたエピソードが登場

引用

  • 社会的に流通している〈私〉の呼称にいたっては何ほどの意味があるだろう。それは一人の作家の表皮ですらない。そこで、新しい〈私〉の創出が必要になる。文学的虚構の始まりである。
    出典: 受賞時の発言(出典: Wikipedia 項目「久木田真紀」) (1989年)

豆知識

  • 受賞時に提示された略歴では1970年10月30日モスクワ生まれ、オーストラリア在住とされていたが、実際の作者は中年の男性であったと報じられている。
  • 短歌研究新人賞の受賞は取り消されていない。
  • 受賞ペルソナの使用例として覆面作家やペンネームに関する議論で引用されることがある。