日本の文学賞

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短歌研究新人賞

たんかけんきゅうしんじんしょう

月刊「短歌研究」誌が毎年公募する未発表作品の中から選ばれる短歌の新人賞。副賞として賞金20万円が授与される。

短歌
創設年
1958
主催
短歌研究社
カテゴリー
短歌
選考方式
公募
受賞対象
新人
開催頻度
年1回
締切時期
1月頃
発表時期
7月頃
賞のステータス
活動中

説明

短歌研究社の月刊誌『短歌研究』が未発表の三十首を毎年公募し、その中から優秀な作品を選出する。受賞作および選考結果は『短歌研究』誌の7月号に掲載され、授賞式は例年短歌研究社主催で9月下旬に行われていたが、2019年からは新型コロナウイルスの影響で休止している。

賞品

主賞品
短歌研究新人賞受賞

選考情報

選考プロセス

選考
審査員 短歌研究社編集部および選考委員
発表 『短歌研究』誌7月号に掲載

選考基準

  • 未発表作品であること
  • 三十首による応募であること

関連の賞

  • 角川短歌賞
  • 歌壇賞
  • 笹井宏之賞
  • 現代短歌評論賞
  • 石川啄木賞

公式情報

https://www.tankakenkyu.co.jp/

過去の受賞者

工藤吹 くどう ふき 受賞
コミカル
平安まだら へいあん まだら 受賞
パキパキの海

第66回短歌研究新人賞受賞作。沖縄の海や風景、写真のイメージを手がかりに、身体感覚と記憶の揺れをたどる30首連作。

色調補正された海の写真やエイサーの記憶が、感情の輪郭を押し出す。

短歌沖縄記憶写真
ショージサキ しょうじ さき 受賞
Lighthouse

短歌研究新人賞受賞作。水や雪、クッキーのような語を足場に、孤独感や言葉のざらつきを掬い上げる連作短歌。

小さな灯のような言葉が、孤独の輪郭を照らす。

短歌孤独言葉灯台
塚田千束 つかだ ちづか 受賞
窓も天命

医師として、母として、娘として揺れる日々を見つめた30首。身体と仕事、家族の時間が交差する中で、自分の居場所を探る連作。

窓の向こうの光と、暮らしの重みを見つめる。

短歌医療母性家族生活
平出奔 ひらいで はしる 受賞
Victim

平出奔による受賞作。『Victim』は、受賞時の対象作品として確認されている。

『Victim』は、平出奔の受賞作として読まれている。

受賞作現代文学
郡司和斗 ぐんじ かずと 受賞

若い生活感覚、口語の軽さ、都市の日常に潜む不安や違和感を組み合わせた連作。のちに第一歌集『遠い感』の冒頭部に収録され、日用品や会話の中から抒情を立ち上げる作風の核になっている。

ルーズリーフが空へ放たれるように、日常の軽さと不安が同じ風の中でひるがえる。

144ページ
口語短歌若者の日常都市生活不安抒情
中野霞 なかの かすみ 受賞
拡張子になる

第六十二回短歌研究新人賞を受けた三十首連作。日常の言葉、デジタルな比喩、感情の輪郭を軽やかに重ね、若い世代の感覚を短歌の形式へ差し込む作品である。

ファイル名の末尾に付く記号のように、感情は日常の外側で別の形式を帯びはじめる。

デジタル感覚口語短歌若い感性日常自己変容
工藤吉生 くどう よしお 受賞
この人を追う

公園やテレビ、街の手触りを通して、孤独と観察の感覚を刻む三十首の短歌連作。

公園やテレビ、街の手触りを通して、孤独と観察の感覚を刻む三十首の短歌連作。

短歌孤独観察
川谷ふじの かわたに ふじの 受賞
自習室出てゆけば夜

高校の自習室から夜へ出ていく感覚を中心に、若い時間の閉塞感と透明な希求を描く短歌連作。

高校の自習室から夜へ出ていく感覚を中心に、若い時間の閉塞感と透明な希求を描く短歌連作。

短歌青春自習室
小佐野彈 こさの だん 受賞
無垢な日本で

小佐野彈による受賞作。『無垢な日本で』は、受賞時の対象作品として確認されている。

『無垢な日本で』は、小佐野彈の受賞作として読まれている。

受賞作現代文学
絹川柊佳 きぬかわ しゅうか 受賞
いつも明るい

『いつも明るい』は、絹川柊佳による受賞作。人物の選択、時代や場所の空気、語りの余韻を通じて、読後に残る問いを描く作品として整理した。

『いつも明るい』は、受賞歴と書誌情報をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

文学人生記憶
遠野真 とおの まこと 受賞
さなぎの議題

「さなぎの議題」は、遠野真による短歌研究新人賞の対象作品である。受賞・候補記録から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。

遠野真の「さなぎの議題」は、受賞歴と書誌確認の経路をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

受賞作人物の選択社会と記憶
石井僚一 いしい りょういち 受賞

『父親のような雨に打たれて』は、石井僚一による短歌連作の受賞作である。受賞記録と公開書誌をもとに、人物の選択、記憶、時代や社会との関係を描く作品として整理できる。

『父親のような雨に打たれて』は、受賞作としての輪郭を通じて、人と時代の関係を見つめる作品である。

133ページ
受賞作記憶人間関係社会葛藤
山木礼子 やまき れいこ 受賞
目覚めればあしたは

『目覚めればあしたは』は、山木礼子による歌集・句集で、2013年の該当文学賞で選ばれた作品です。受賞情報と書誌データを照合し、作品単位で紹介できる範囲の情報を整理しました。

2013年の受賞作として記録される『目覚めればあしたは』の書誌と作品概要。

受賞作歌集・句集2013年
鈴木博太 すずき ひろた 受賞
ハッピーアイランド

『ハッピーアイランド』は、鈴木博太による短歌作品。福島を想起させる題名のもと、場所の記憶と不安を短歌の形式に凝縮する作品。軽い語感の背後に、現代の島と生活への眼差しがある。

ハッピーアイランドは、短歌を軸に作品世界を立ち上げる。

短歌場所震災後生活
馬場めぐみ ばば めぐみ 受賞
見つけだしたい

『見つけだしたい』は馬場めぐみによる受賞・候補作品です。単行本・文庫・短編集としての確実な書籍レコードは確認できなかったため、作品情報のみを記録します。

馬場めぐみの『見つけだしたい』は、受賞記録に残る作品として作品単位で整理した。

詩歌言葉記憶
山崎聡子 やまざき さとこ 受賞
死と放埓な君の目と

死と奔放なまなざしをめぐる題名が示すように、若い感性で生と身体、他者への視線を扱う短歌作品。新鋭歌人の言葉の切実さが前面に出る。

死の気配と奔放な目が、若い言葉の輪郭を鋭くする。

短歌青春喪失
吉田竜宇 受賞
ロックン・エンド・ロール

音楽的な題名を持つ短歌作品で、終わりと反復、若い身体感覚を重ねる。短歌の定型に、現代的な速度と揺らぎを持ち込む。

終わりのリズムが、短歌の中で新しい始まりに変わる。

短歌青春
やすたけまり やすたけ まり 受賞
ナガミヒナゲシ

「ナガミヒナゲシ」は、やすたけまりによる短歌研究新人賞受賞作です。外来植物の名を題に据え、身近な風景に根をおろす小さな違和感や自己像を短歌へ移しています。

道端に咲く外来の花が、ひそかな自己像として歌の中に根を張ります。

短歌新人賞外来植物自己像
田口綾子 たぐち あやこ 受賞
冬の火

『冬の火』は田口綾子による受賞作です。題名から立ち上がる人物関係や場面の緊張を軸に、同時代の文学賞で評価された表現を伝える作品として位置づけられます。

『冬の火』は、受賞歴と著者の作風を手がかりに読み継がれる作品です。

受賞作著者の作風同時代性
吉岡太朗 よしおか たろう 受賞

膨大な数の風鈴という鮮烈なイメージを通じて、都市、身体、言葉の響きをとらえる短歌作品です。若い感覚と大胆な比喩が、日常を少し異なる角度から見せます。

六千万個の風鈴が鳴るように、都市の日常が短い言葉の中で震えます。

188ページ
短歌都市感覚若い比喩
野口あや子 のぐち あやこ 受賞
カシスドロップ

『カシスドロップ』は、野口あや子による作品で、2006年の短歌研究新人賞で受賞に選ばれた。

短歌研究新人賞で評価された野口あや子の作品。

短歌研究新人賞受賞
奥田亡羊 おくだ ぼうよう 受賞
麦と砲弾

麦の生命感と砲弾の暴力を対置する短歌作品。戦争の記憶、生活の手触り、若い表現者の批評性が一つの題名に凝縮される。

『麦と砲弾』は、短い言葉に時代と身体の感覚を凝縮する。

短歌抒情現代歌集
嵯峨直樹 さが なおき 受賞
ペイルグレーの海と空

『ペイルグレーの海と空』は、嵯峨直樹による詩歌作品。受賞時の評価対象として、題名が示す情景や人物の動きを軸に、短い形式の中にも時間の厚みを感じさせる作品である。

ペイルグレーの海と空という題名が、作品の中心にある気配と緊張を端的に伝えている。

詩歌身体感覚記憶
黒田雪子 くろだ ゆきこ 受賞
星と切符

『星と切符』は、黒田雪子の短歌作品です。二十歳の女子学生を主人公に設定した構成的な作品として語られ、のちに手作りの私家版歌集としてまとめられました。

若さと孤独を、星と切符のイメージに重ねた構成的な短歌作品。

短歌青春孤独私家版
八木博信 やぎ ひろのぶ 受賞
琥珀

短歌研究新人賞を受けた連作。琥珀という題名が示すように、時間の堆積や光を閉じ込める感覚を、短歌の凝縮された形式で表した作品として位置づけられる。

琥珀は、八木博信の受賞作として作品世界を凝縮して伝える。

短歌琥珀時間凝縮新人賞
小川真理子 おがわ まりこ 受賞

遠くに揺れる逃げ水の像を手がかりに、若い世代の不安、戦争への意識、生活の手触りを詠む短歌作品。のちの歌集『母音梯形 トゥラペーズ』へつながる出発点である。

『逃げ水のこゑ』は、小川真理子の作風が凝縮された受賞作。

224ページ
短歌青春平和生活不安
紺野万里 こんの まり 受賞
冥王に逢ふ-返歌

『冥王に逢ふ-返歌』は、2000年の受賞対象となった短歌作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

『冥王に逢ふ-返歌』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む短歌作品です。

短歌抒情現代歌壇
長江幸彦 ながえ ゆきひこ 受賞
麦酒奉行

『麦酒奉行』は、短歌研究新人賞の受賞作で、新しい感性を短歌の形式に刻んだ作品です。

『麦酒奉行』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

受賞作文学賞人間描写
千葉聡 ちば さとし 受賞
フライング

『フライング』は、千葉聡による作品。1998年のtanka research newcomer awardで受賞対象となった。

石井瑞穂 いしい みずほ 受賞
緑のテーブル

『緑のテーブル』は、石井瑞穂による作品。1998年のtanka research newcomer awardで受賞対象となった。

岡田智行 おかだ ともゆき 受賞
神聖帝国

岡田智行『神聖帝国』は、短歌研究新人賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。

『神聖帝国』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。

詩歌言葉内面
横山未来子 よこやま みらいこ 受賞
啓かるる夏

『啓かるる夏』は、横山未来子による短歌作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。

『啓かるる夏』は、横山未来子の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。

短歌抒情生活感覚
田中槐 たなか かい 受賞

『ギャザー』は田中槐による作品です。田中, 槐, 1960-から1998.3に刊行が確認できる一冊で、受賞対象となった時期の作者の関心と語り口を伝えます。

『ギャザー』は、田中槐の受賞対象となった作品です。

194ページ
受賞作現代文学作者の代表的関心
近藤達子 こんどう たつこ 受賞
キホーテの海馬

『キホーテの海馬』は近藤達子による受賞作品です。単行本・文庫・短編集としての刊行確認は限定的ですが、受賞作として作者の同時期の表現を示す作品です。

『キホーテの海馬』は、近藤達子の受賞対象となった作品です。

受賞作同時代の表現作者の展開
松村由利子 まつむら ゆりこ 受賞
白木蓮(はくれん)の卵

『白木蓮(はくれん)の卵』は、松村由利子による作品で、短歌研究新人賞の受賞作です。受賞対象となった作品として、人物や社会の緊張、記憶、日常の変化を描く読み物です。

短歌研究新人賞で評価された、松村由利子の作品です。

文学賞受賞作人物描写時代と記憶
尾形平八郎 おがた へいはちろう 受賞
弱法師

『弱法師』は、尾形平八郎による作品で、短歌研究新人賞の受賞作です。受賞対象となった作品として、人物や社会の緊張、記憶、日常の変化を描く読み物です。

短歌研究新人賞で評価された、尾形平八郎の作品です。

文学賞受賞作人物描写時代と記憶
寺井淳 てらい あつし 受賞
陸封魚-InlandFish

『陸封魚-InlandFish』は、海の記憶を抱えた魚のイメージを通して、閉ざされた場所に生きる感覚を詠む連作。内と外、記憶と現在の距離が、硬質な比喩として立ち上がる。

海を失ってなお海を記憶する魚のように、言葉は閉ざされた場所から外を志向する。

閉塞と記憶水の比喩内外の境界
小泉史昭 こいずみ ふみあき 受賞
ミラクル・ボイス

『ミラクル・ボイス』は、日常の言葉に虚構と真実の揺れを差し込み、口語の軽さと批評性を同時に働かせる歌集。身近な物や記憶が、思いがけない角度から世界を照らす。

軽やかな声の奥で、事実と虚構がひそかに入れ替わる。

虚実皮膜日常の異化口語短歌
佐藤きよみ さとう きよみ 受賞
カウンセリング室

佐藤きよみの短歌研究新人賞受賞作。カウンセリング室という閉じた場を題名に置き、対話、沈黙、心の傷に耳を澄ます連作として読める。

小さな部屋の沈黙に、言えなかった心の声が響く。

短歌対話心の傷現代生活
大滝和子 おおたき かずこ 受賞
白球の叙事詩(エピック)

大滝和子の短歌研究新人賞受賞作。野球を叙事詩に見立てる題名が、競技の一瞬、身体の動き、応援する視線を定型詩の中へ引き寄せる。

白球の弧が、競技の一瞬を物語の時間へ変える。

短歌野球身体叙事性
尾崎まゆみ おざき まゆみ 受賞
微熱海域

『微熱海域』は、尾崎まゆみの第一歌集で、短歌研究新人賞受賞作「微熱海域」を含む初期作品を収める。水、光、身体感覚、古典や詩歌への応答が、揺れを含む韻律で結びつく歌集である。

水辺の光と身体の熱を、硬質でしなやかな韻律に結晶させた第一歌集。

134ページ
短歌身体感覚水と光本歌取り
野樹かずみ のぎ かずみ 受賞
路程記

『路程記』は、野樹かずみの第一歌集で、短歌研究新人賞受賞後の長い時間を含む作品群を構成した一冊である。世界への違和感、旅、記憶、内面へ向かう視線が、静かな緊張をもって積み重ねられる。

長い旅に同行するような読後感を残す、内省的な第一歌集。

121ページ
短歌違和感内省
藤原龍一郎 ふじわら りゅういちろう 受賞
ラジオ・デイズ

『ラジオ・デイズ』は、藤原龍一郎による短歌作品。受賞として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。

藤原龍一郎の『ラジオ・デイズ』は、受賞歴とともに読み継がれる短歌作品。

短歌作品文学賞受賞作日本文学
西田政史 にしだ まさし 受賞
ようこそ!猫の星へ

『ようこそ!猫の星へ』は、西田政史による短歌作品。受賞として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。

西田政史の『ようこそ!猫の星へ』は、受賞歴とともに読み継がれる短歌作品。

短歌作品文学賞受賞作日本文学
久木田真紀 くきた まき 受賞
時間(クロノス)の矢に始めはあるか

『時間(クロノス)の矢に始めはあるか』は、久木田真紀による歌集。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

受賞作として読まれてきた『時間(クロノス)の矢に始めはあるか』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

受賞作歌集記憶時代
佐久間章孔 さくま しょうこう 受賞
私小説8(曲馬団異聞)

私小説8(曲馬団異聞)は、佐久間章孔の言葉の呼吸と感覚のきめ細かさが前面に出る詩歌作品。日常の気配や記憶を凝縮し、短い表現の中に時間の厚みを宿す。

私小説8(曲馬団異聞)は、佐久間章孔の言葉の呼吸と感覚のきめ細かさが前面に出る詩歌作品。

詩歌記憶言葉日常
荻原裕幸 おぎわら ひろゆき 受賞

『青年霊歌』は、荻原裕幸による詩歌作品で、短歌研究新人賞の受賞作です。

『青年霊歌』は、荻原裕幸の受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

113ページ
詩歌言葉抒情
黒木三千代 くろき みちよ 受賞
貴妃の脂

『貴妃の脂』は、黒木三千代による詩歌作品で、短歌研究新人賞の受賞作です。

『貴妃の脂』は、黒木三千代の受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

詩歌言葉抒情
加藤治郎 かとう じろう 受賞
スモール・トーク

加藤治郎の初期短歌作品で、口語的な感覚と都市的な軽やかさを短歌の定型に持ち込んだ連作です。のちの第一歌集『サニー・サイド・アップ』に連なる、ニューウェーブ短歌の出発点にあたります。

日常会話の軽さをまとった言葉が、短歌の定型の中で新しい感触を生む作品です。

現代短歌口語表現都市感覚青春
池田はるみ いけだ はるみ 受賞
白日光

強い光の下で浮かび上がる感覚や記憶を、端正な短歌のかたちに凝縮した作品。清澄な視線と内省が並び立つ歌集として読める。

『白日光』は、池田はるみの受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。

短歌記憶内省
小笠原和幸 おがさわら かずゆき 受賞
不確カナ記憶

『不確カナ記憶』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。

『不確カナ記憶』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。

受賞作品人間関係時代性記憶社会
武下奈々子 たけした ななこ 受賞
反・都市論
大塚寅彦 おおつか とらひこ 受賞

『刺青天使』は、大塚寅彦による作品で、1982年前後の文学賞で評価された一作。題名が示す情景や主題を軸に、作者の関心と時代の空気を反映した作品として読むことができる。

大塚寅彦の『刺青天使』は、受賞歴とともに読み継がれる作品である。

158ページ
文学賞受賞作1980年代文学作者の主題意識
奈賀美和子 ながみ わこ 受賞

「細き反り」は、1981年の第24回短歌研究新人賞を受賞した奈賀美和子の短歌作品。日常の感覚や身体に宿る微細な揺れを、鋭い比喩と抑制された言葉でとらえる新鋭歌人の作品として評価された。

微細な感覚の動きを、張りつめた短歌の言葉で映し出す受賞作。

205ページ
短歌身体感覚日常新鋭歌人抒情
中山明 なかやま あきら 受賞
炎祷

中山明が短歌研究新人賞を受賞した三十首連作。初期ニューウェーブ短歌へつながる感覚の鋭さを持ち、幻想的な像、音楽や異国の気配、若い主体の孤独と緊張を短い定型の中で組み合わせる。

幻想と不穏な時代感覚が交差する、中山明の出発点となった短歌連作。

ニューウェーブ短歌幻想若さと孤独音楽的イメージ不穏な時代感覚
阿木津英 あぎつ えい 受賞
紫木蓮まで

『紫木蓮まで』は、阿木津英による文学作品で、1979年前後の受賞作として記録されている。人物や社会の輪郭を追いながら、時代の空気や価値観の揺れを読者に伝える作品である。

阿木津英の視点から、時代と人間の姿を静かに照らし出す受賞作。

時代の記憶人間観察社会と個人
井辻朱美 いつじ あけみ 受賞
水の中のフリュート

「水の中のフリュート」は、井辻朱美の幻想性と音楽的感覚が早くから現れた短歌作品です。水の透明感と楽器の響きを重ね、現実から少し離れた詩的な空間をつくります。

水の透明さと笛の音が、幻想へ向かう言葉を導きます。

短歌幻想音楽
西田美千子 にしだ みちこ 受賞
青いセーター

西田美智子の歌集または連作として知られる短歌作品。青いセーターという日常的な衣服を起点に、若い感情、記憶、身近な生活の色をすくい上げる。

青いセーターの色が、若い日の感情を静かに呼び戻す。

短歌青春日常の色記憶
城島久子 じょうしま ひさこ 受賞
蜂場の譜

『蜂場の譜』は、蜂場という具体的な場を手がかりに、自然の営みと人の感覚を響かせる短歌作品として受け止められる。新人賞の対象として、若い歌人の表現の可能性を示した。

蜂場の情景から、自然と人の感覚を響かせる短歌作品。

短歌自然蜂場新人賞
西田忠次郎 にしだ ただじろう 受賞
歩行訓練

視覚障害を抱えながら作歌を続けた西田忠次郎の新人賞受賞作。題名の「歩行訓練」は、身体感覚と表現の回復を重ねる短歌の主題として読める。

歩くことを学び直す身体が、歌の言葉を探り当てる。

短歌身体視覚障害新人賞
佐藤孝子 さとう たかこ 受賞
花房の翳

『花房の翳』は、佐藤孝子による短歌作品。短歌研究新人賞の受賞作として、作者の主題意識と文体の特徴を示す一作です。

花房の翳は、短歌研究新人賞で評価された佐藤孝子の作品です。

短歌受賞作日本文学
高橋一子 たかはし いちこ 受賞
故郷の牛乳

『故郷の牛乳』は、高橋一子による短歌作品。短歌研究新人賞の受賞作として、作者の主題意識と文体の特徴を示す一作です。

故郷の牛乳は、短歌研究新人賞で評価された高橋一子の作品です。

短歌受賞作日本文学
外山覚治 とやま かくじ 受賞
入換

『入換』は、外山覚治による短歌作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。

『入換』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。

受賞作短歌作品昭和期の文学作者の視点
板橋功枝 いたばし かつえ 受賞
山の上の学校

『山の上の学校』は板橋功枝による歌集。山上の学校という場から、学びと生活の手触りを短歌にする。

山の上の学校は、時代の陰影の中で人が抱える痛みと意志を見つめる作品。

短歌教育自然
林市江 はやし いちえ 受賞
消光

『消光』は林市江による歌集。光が消える感覚を通じて、喪失と持続する生の気配を詠む。

消光は、時代の陰影の中で人が抱える痛みと意志を見つめる作品。

短歌孤独生と死
大原良夫 おおはら よしお 受賞
浅峡

『浅峡』は大原良夫による歌集。峡谷のイメージに寄せて、若い感受性と生活の陰影を詠む。

浅峡は、時代の陰影の中で人が抱える痛みと意志を見つめる作品。

227ページ
短歌自然記憶
森川久 もりかわ ひさし 受賞
冬街

『冬街』は森川久の短歌作品で、日常の感覚や土地の気配を凝縮した言葉でとらえる。

短い詩形の中に、暮らしの感触と時代の気配が宿る。

短歌都市
林田鈴 はやしだ すず 受賞
南を指す針

『南を指す針』は林田鈴の短歌作品で、日常の感覚や土地の気配を凝縮した言葉でとらえる。

短い詩形の中に、暮らしの感触と時代の気配が宿る。

短歌方角生活
藤原弘男 ふじわら ひろお 受賞
大久野島にて

『大久野島にて』は藤原弘男の短歌作品で、日常の感覚や土地の気配を凝縮した言葉でとらえる。

短い詩形の中に、暮らしの感触と時代の気配が宿る。

短歌記憶
大坪三郎 おおつぼ さぶろう 受賞
海浜

大坪三郎の「海浜」は、1966年の短歌研究新人賞受賞作として記録される短歌作品。調査範囲では単行本・文庫・歌集としての刊行情報を確認できなかった。

第9回短歌研究新人賞で記録される、大坪三郎の受賞作。

短歌新人賞海浜連作
大塚栄一 おおつか えいいち 受賞

大塚栄一の『往反』は、1968年に短歌研究社から歩道叢書第64篇として刊行された歌集。1966年の短歌研究新人賞受賞作名と同じ題を持つ、著者の短歌作品をまとめた一冊である。

歩道叢書の一冊として刊行された、大塚栄一の歌集。

196ページ
短歌歌集往還昭和歌壇
森富男 もり とみお 受賞
杣部落

森富男の「杣部落」は、1965年の短歌研究新人賞受賞作として記録される短歌作品。掲載誌の書誌は確認できるが、受賞作単体の書籍化は確認できない。

1965年の短歌研究新人賞に選ばれた森富男の受賞作。

短歌新人賞山村生活
児島孝顕 こじま たかあき 受賞

児島孝顕の「島」は、1964年の短歌研究新人賞受賞作として記録される短歌連作。単独の書籍として刊行された形跡は確認できず、受賞時の作品名として扱う。

第7回短歌研究新人賞に記録される、児島孝顕の受賞作。

短歌新人賞連作
井野場靖 いのば やすし 受賞
砂漠

『砂漠』は、井野場康による短歌研究新人賞受賞作。題名が示す乾いたイメージを軸に、孤独、距離、渇きの感覚を短歌の凝縮した言葉で表した作品として受け止められる。

乾いた風景の中に、孤独と渇きの感覚が凝縮される。

短歌新人賞孤独乾いた風景
根布谷正孝 ねぶたに まさたか 受賞
夜光虫

根谷正隆の短歌作品。題名が示す夜の光のように、暗さの中でほのかに浮かぶ感覚や孤独を、短い定型の中に凝縮した作品として受け止められる。

夜の闇に浮かぶ微光を思わせる、静かな抒情の短歌作品。

短歌孤独微光抒情
大竹蓉子 おおたけ ようこ 受賞
ほそき結実

「ほそき結実」は、短歌研究新人賞を受けた大竹蓉子の連作。細やかな感覚で日常や内面の変化をとらえ、若い歌人の新鮮な声を示した作品である。

細い枝先に実るものを見つめるように、日々の感情を短歌の形に結ぶ。

短歌新人歌人日常感覚内面の変化
横田正義 よこた まさよし 受賞
黴びる指紋

横田正義による短歌作品で、身体感覚や日常の暗部を鋭い言葉で掬い上げる題名が印象を残す。新人賞受賞作として、戦後短歌の中で個の不安や生の手ざわりを前面に出した作品として位置づけられる。

指先に残る黴の感触から、戦後短歌の不安な感覚が立ち上がる。

短歌身体感覚不安戦後新人賞
山口雅子 やまぐち まさこ 受賞
春の風車

『春の風車』は、山口雅子による短歌作品である。受賞時期の文学・文化状況の中で評価された作品として、作者の関心や時代の空気を伝える。

『春の風車』は、山口雅子の仕事の中で受賞歴と結びついて記憶される一作である。

短歌抒情現代歌壇
山下富美 やました ふみ 受賞
人像標的

人像標的は山下富美による受賞作。作品の刊行状況と入手可能な本の情報を確認したうえで扱う。

山下富美による受賞作。

受賞作刊行状況作品背景