短歌研究新人賞
たんかけんきゅうしんじんしょう
月刊「短歌研究」誌が毎年公募する未発表作品の中から選ばれる短歌の新人賞。副賞として賞金20万円が授与される。
- 創設年
- 1958
- 主催
- 短歌研究社
- カテゴリー
- 短歌
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 新人
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 1月頃
- 発表時期
- 7月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
短歌研究社の月刊誌『短歌研究』が未発表の三十首を毎年公募し、その中から優秀な作品を選出する。受賞作および選考結果は『短歌研究』誌の7月号に掲載され、授賞式は例年短歌研究社主催で9月下旬に行われていたが、2019年からは新型コロナウイルスの影響で休止している。
賞品
- 主賞品
- 短歌研究新人賞受賞
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 選考 | 短歌研究社編集部および選考委員 | — | 『短歌研究』誌7月号に掲載 |
選考基準
- 未発表作品であること
- 三十首による応募であること
関連の賞
- 角川短歌賞
- 歌壇賞
- 笹井宏之賞
- 現代短歌評論賞
- 石川啄木賞
公式情報
https://www.tankakenkyu.co.jp/過去の受賞者
第66回短歌研究新人賞受賞作。沖縄の海や風景、写真のイメージを手がかりに、身体感覚と記憶の揺れをたどる30首連作。
色調補正された海の写真やエイサーの記憶が、感情の輪郭を押し出す。
短歌研究新人賞受賞作。水や雪、クッキーのような語を足場に、孤独感や言葉のざらつきを掬い上げる連作短歌。
小さな灯のような言葉が、孤独の輪郭を照らす。
医師として、母として、娘として揺れる日々を見つめた30首。身体と仕事、家族の時間が交差する中で、自分の居場所を探る連作。
窓の向こうの光と、暮らしの重みを見つめる。
若い生活感覚、口語の軽さ、都市の日常に潜む不安や違和感を組み合わせた連作。のちに第一歌集『遠い感』の冒頭部に収録され、日用品や会話の中から抒情を立ち上げる作風の核になっている。
ルーズリーフが空へ放たれるように、日常の軽さと不安が同じ風の中でひるがえる。
第六十二回短歌研究新人賞を受けた三十首連作。日常の言葉、デジタルな比喩、感情の輪郭を軽やかに重ね、若い世代の感覚を短歌の形式へ差し込む作品である。
ファイル名の末尾に付く記号のように、感情は日常の外側で別の形式を帯びはじめる。
『いつも明るい』は、絹川柊佳による受賞作。人物の選択、時代や場所の空気、語りの余韻を通じて、読後に残る問いを描く作品として整理した。
『いつも明るい』は、受賞歴と書誌情報をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。
「さなぎの議題」は、遠野真による短歌研究新人賞の対象作品である。受賞・候補記録から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。
遠野真の「さなぎの議題」は、受賞歴と書誌確認の経路をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。
『父親のような雨に打たれて』は、石井僚一による短歌連作の受賞作である。受賞記録と公開書誌をもとに、人物の選択、記憶、時代や社会との関係を描く作品として整理できる。
『父親のような雨に打たれて』は、受賞作としての輪郭を通じて、人と時代の関係を見つめる作品である。
『目覚めればあしたは』は、山木礼子による歌集・句集で、2013年の該当文学賞で選ばれた作品です。受賞情報と書誌データを照合し、作品単位で紹介できる範囲の情報を整理しました。
2013年の受賞作として記録される『目覚めればあしたは』の書誌と作品概要。
『ハッピーアイランド』は、鈴木博太による短歌作品。福島を想起させる題名のもと、場所の記憶と不安を短歌の形式に凝縮する作品。軽い語感の背後に、現代の島と生活への眼差しがある。
ハッピーアイランドは、短歌を軸に作品世界を立ち上げる。
『見つけだしたい』は馬場めぐみによる受賞・候補作品です。単行本・文庫・短編集としての確実な書籍レコードは確認できなかったため、作品情報のみを記録します。
馬場めぐみの『見つけだしたい』は、受賞記録に残る作品として作品単位で整理した。
「ナガミヒナゲシ」は、やすたけまりによる短歌研究新人賞受賞作です。外来植物の名を題に据え、身近な風景に根をおろす小さな違和感や自己像を短歌へ移しています。
道端に咲く外来の花が、ひそかな自己像として歌の中に根を張ります。
『冬の火』は田口綾子による受賞作です。題名から立ち上がる人物関係や場面の緊張を軸に、同時代の文学賞で評価された表現を伝える作品として位置づけられます。
『冬の火』は、受賞歴と著者の作風を手がかりに読み継がれる作品です。
『カシスドロップ』は、野口あや子による作品で、2006年の短歌研究新人賞で受賞に選ばれた。
短歌研究新人賞で評価された野口あや子の作品。
麦の生命感と砲弾の暴力を対置する短歌作品。戦争の記憶、生活の手触り、若い表現者の批評性が一つの題名に凝縮される。
『麦と砲弾』は、短い言葉に時代と身体の感覚を凝縮する。
『ペイルグレーの海と空』は、嵯峨直樹による詩歌作品。受賞時の評価対象として、題名が示す情景や人物の動きを軸に、短い形式の中にも時間の厚みを感じさせる作品である。
ペイルグレーの海と空という題名が、作品の中心にある気配と緊張を端的に伝えている。
『星と切符』は、黒田雪子の短歌作品です。二十歳の女子学生を主人公に設定した構成的な作品として語られ、のちに手作りの私家版歌集としてまとめられました。
若さと孤独を、星と切符のイメージに重ねた構成的な短歌作品。
短歌研究新人賞を受けた連作。琥珀という題名が示すように、時間の堆積や光を閉じ込める感覚を、短歌の凝縮された形式で表した作品として位置づけられる。
琥珀は、八木博信の受賞作として作品世界を凝縮して伝える。
『冥王に逢ふ-返歌』は、2000年の受賞対象となった短歌作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。
『冥王に逢ふ-返歌』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む短歌作品です。
『麦酒奉行』は、短歌研究新人賞の受賞作で、新しい感性を短歌の形式に刻んだ作品です。
『麦酒奉行』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。
岡田智行『神聖帝国』は、短歌研究新人賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。
『神聖帝国』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。
『啓かるる夏』は、横山未来子による短歌作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。
『啓かるる夏』は、横山未来子の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。
『陸封魚-InlandFish』は、海の記憶を抱えた魚のイメージを通して、閉ざされた場所に生きる感覚を詠む連作。内と外、記憶と現在の距離が、硬質な比喩として立ち上がる。
海を失ってなお海を記憶する魚のように、言葉は閉ざされた場所から外を志向する。
『ミラクル・ボイス』は、日常の言葉に虚構と真実の揺れを差し込み、口語の軽さと批評性を同時に働かせる歌集。身近な物や記憶が、思いがけない角度から世界を照らす。
軽やかな声の奥で、事実と虚構がひそかに入れ替わる。
『微熱海域』は、尾崎まゆみの第一歌集で、短歌研究新人賞受賞作「微熱海域」を含む初期作品を収める。水、光、身体感覚、古典や詩歌への応答が、揺れを含む韻律で結びつく歌集である。
水辺の光と身体の熱を、硬質でしなやかな韻律に結晶させた第一歌集。
『路程記』は、野樹かずみの第一歌集で、短歌研究新人賞受賞後の長い時間を含む作品群を構成した一冊である。世界への違和感、旅、記憶、内面へ向かう視線が、静かな緊張をもって積み重ねられる。
長い旅に同行するような読後感を残す、内省的な第一歌集。
『時間(クロノス)の矢に始めはあるか』は、久木田真紀による歌集。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。
受賞作として読まれてきた『時間(クロノス)の矢に始めはあるか』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。
私小説8(曲馬団異聞)は、佐久間章孔の言葉の呼吸と感覚のきめ細かさが前面に出る詩歌作品。日常の気配や記憶を凝縮し、短い表現の中に時間の厚みを宿す。
私小説8(曲馬団異聞)は、佐久間章孔の言葉の呼吸と感覚のきめ細かさが前面に出る詩歌作品。
加藤治郎の初期短歌作品で、口語的な感覚と都市的な軽やかさを短歌の定型に持ち込んだ連作です。のちの第一歌集『サニー・サイド・アップ』に連なる、ニューウェーブ短歌の出発点にあたります。
日常会話の軽さをまとった言葉が、短歌の定型の中で新しい感触を生む作品です。
強い光の下で浮かび上がる感覚や記憶を、端正な短歌のかたちに凝縮した作品。清澄な視線と内省が並び立つ歌集として読める。
『白日光』は、池田はるみの受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。
『不確カナ記憶』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。
『不確カナ記憶』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。
中山明が短歌研究新人賞を受賞した三十首連作。初期ニューウェーブ短歌へつながる感覚の鋭さを持ち、幻想的な像、音楽や異国の気配、若い主体の孤独と緊張を短い定型の中で組み合わせる。
幻想と不穏な時代感覚が交差する、中山明の出発点となった短歌連作。
『紫木蓮まで』は、阿木津英による文学作品で、1979年前後の受賞作として記録されている。人物や社会の輪郭を追いながら、時代の空気や価値観の揺れを読者に伝える作品である。
阿木津英の視点から、時代と人間の姿を静かに照らし出す受賞作。
「水の中のフリュート」は、井辻朱美の幻想性と音楽的感覚が早くから現れた短歌作品です。水の透明感と楽器の響きを重ね、現実から少し離れた詩的な空間をつくります。
水の透明さと笛の音が、幻想へ向かう言葉を導きます。
西田美智子の歌集または連作として知られる短歌作品。青いセーターという日常的な衣服を起点に、若い感情、記憶、身近な生活の色をすくい上げる。
青いセーターの色が、若い日の感情を静かに呼び戻す。
『蜂場の譜』は、蜂場という具体的な場を手がかりに、自然の営みと人の感覚を響かせる短歌作品として受け止められる。新人賞の対象として、若い歌人の表現の可能性を示した。
蜂場の情景から、自然と人の感覚を響かせる短歌作品。
視覚障害を抱えながら作歌を続けた西田忠次郎の新人賞受賞作。題名の「歩行訓練」は、身体感覚と表現の回復を重ねる短歌の主題として読める。
歩くことを学び直す身体が、歌の言葉を探り当てる。
『花房の翳』は、佐藤孝子による短歌作品。短歌研究新人賞の受賞作として、作者の主題意識と文体の特徴を示す一作です。
花房の翳は、短歌研究新人賞で評価された佐藤孝子の作品です。
『故郷の牛乳』は、高橋一子による短歌作品。短歌研究新人賞の受賞作として、作者の主題意識と文体の特徴を示す一作です。
故郷の牛乳は、短歌研究新人賞で評価された高橋一子の作品です。
『入換』は、外山覚治による短歌作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。
『入換』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。
『山の上の学校』は板橋功枝による歌集。山上の学校という場から、学びと生活の手触りを短歌にする。
山の上の学校は、時代の陰影の中で人が抱える痛みと意志を見つめる作品。
『浅峡』は大原良夫による歌集。峡谷のイメージに寄せて、若い感受性と生活の陰影を詠む。
浅峡は、時代の陰影の中で人が抱える痛みと意志を見つめる作品。
森富男の「杣部落」は、1965年の短歌研究新人賞受賞作として記録される短歌作品。掲載誌の書誌は確認できるが、受賞作単体の書籍化は確認できない。
1965年の短歌研究新人賞に選ばれた森富男の受賞作。
児島孝顕の「島」は、1964年の短歌研究新人賞受賞作として記録される短歌連作。単独の書籍として刊行された形跡は確認できず、受賞時の作品名として扱う。
第7回短歌研究新人賞に記録される、児島孝顕の受賞作。
『砂漠』は、井野場康による短歌研究新人賞受賞作。題名が示す乾いたイメージを軸に、孤独、距離、渇きの感覚を短歌の凝縮した言葉で表した作品として受け止められる。
乾いた風景の中に、孤独と渇きの感覚が凝縮される。
根谷正隆の短歌作品。題名が示す夜の光のように、暗さの中でほのかに浮かぶ感覚や孤独を、短い定型の中に凝縮した作品として受け止められる。
夜の闇に浮かぶ微光を思わせる、静かな抒情の短歌作品。
「ほそき結実」は、短歌研究新人賞を受けた大竹蓉子の連作。細やかな感覚で日常や内面の変化をとらえ、若い歌人の新鮮な声を示した作品である。
細い枝先に実るものを見つめるように、日々の感情を短歌の形に結ぶ。
横田正義による短歌作品で、身体感覚や日常の暗部を鋭い言葉で掬い上げる題名が印象を残す。新人賞受賞作として、戦後短歌の中で個の不安や生の手ざわりを前面に出した作品として位置づけられる。
指先に残る黴の感触から、戦後短歌の不安な感覚が立ち上がる。
『春の風車』は、山口雅子による短歌作品である。受賞時期の文学・文化状況の中で評価された作品として、作者の関心や時代の空気を伝える。
『春の風車』は、山口雅子の仕事の中で受賞歴と結びついて記憶される一作である。