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第6回(1995年) 受賞受賞作: 天使の骨
『天使の骨』は、中山可穂による朝日新人文学賞受賞作。受賞時の評価対象となった作品で、題名やジャンルの特性を手がかりに、作者の関心が凝縮された一作として読める。
中山可穂の表現が、天使の骨という題名に凝縮された朝日新人文学賞受賞作。
受賞作朝日新人文学賞作者性
中山 可穂
なかやま かほ
Nakayama Kaho
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1960-01-01 (愛知県名古屋市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
経歴
- 職業
- 小説家
- 活動期間
- 1992年〜
- ノミネート
- 第127回直木三十五賞候補(『花伽藍』), 野間文芸新人賞候補(『サグラダ・ファミリア[聖家族]』), 野間文芸新人賞候補(『感情教育』)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 教育学部 | 英語英文科 | — | — | 日本 |
早稲田大学
教育学部
/ 英語英文科
国:
日本
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1992 | TOKYO FMショート・ストーリー・グランプリ | ルイジアンヌ | — | TOKYO FM | Winner |
| 1995 | 朝日新人文学賞 | 天使の骨 | — | 朝日新聞社 | Winner |
| 2001 | 山本周五郎賞 | 白い薔薇の淵まで | — | 新潮社 | Winner |
TOKYO FMショート・ストーリー・グランプリ
1992
対象作品:
ルイジアンヌ
主催:
TOKYO FM
結果:
Winner
朝日新人文学賞
1995
対象作品:
天使の骨
主催:
朝日新聞社
結果:
Winner
山本周五郎賞
2001
対象作品:
白い薔薇の淵まで
主催:
新潮社
結果:
Winner
受賞・候補エディション
朝日新人文学賞
1回登壇
山本周五郎賞
1回登壇
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第14回(2001年) 受賞受賞作: 白い薔薇の淵まで
女性同士の恋愛と孤独を、音楽的で濃密な文体によって描く長編小説。愛が人を救いも傷つけもする境界を、白い薔薇のイメージに託している。
『白い薔薇の淵まで』は、中山可穂の作風が凝縮された受賞作。
208ページ恋愛女性孤独音楽性薔薇
作品
代表作
猫背の王子
1993年 長編小説書き下ろし長編。王寺ミチルシリーズの第1作で、複雑な人間関係と内面の揺れを繊細な筆致で描く作品。
愛孤独アイデンティティ
天使の骨
1995年 長編小説王寺ミチルシリーズ第2作。愛と喪失を主題に、鋭い心理描写で人物の深層を掘り下げる作品。第6回朝日新人文学賞受賞作。
恋愛喪失葛藤
サグラダ・ファミリア[聖家族]
1998年 長編小説異国的な風景や家族の断片を織り込みながら人間関係の綾を描く長編。野間文芸新人賞候補作。
家族旅文化の交差
感情教育
2000年 長編小説感情の変化や人間関係の機微をテーマにした書き下ろし長編。野間文芸新人賞候補作としても注目された。
感情成長人間関係
深爪
2000年 連作小説集連作小説集。収録作に「深爪」「落花」「魔王」などがあり、短編ごとに異なる人物像とテーマを描く。
短編人間ドラマ心理
白い薔薇の淵まで
2001年 長編小説書き下ろし長編。深い叙情と硬質な文体で人間の根源に迫る作品。第14回山本周五郎賞受賞作。
叙情人間存在愛
花伽藍
2002年 短編小説集短編小説集。『小説新潮』等に発表された作品をまとめた短編集で、直木賞候補作となった。
短編人間関係愛憎
マラケシュ心中
2002年 長編小説異国の地を舞台にした長編。情念と孤独、旅先での出会いがテーマとなる作品。
旅孤独情念
ケッヘル
2006年 連載長編中山にとって初の連載長編。作品世界を広げ、これまでにないテーマや人物群を扱った長篇小説。
拡張された世界観人間の深層
ゼロ・アワー
2017年 ノワール長編初のノワール長篇。濃密で緊張感のある構成で犯罪や暴力の影を描く作品。
犯罪暴力暗さ
銀橋
2018年 長編小説宝塚シリーズの一作。舞台を背景に演劇と人間関係を繊細に描く長篇。
宝塚舞台愛
ダンシング玉入れ
2022年 長編小説宝塚シリーズのスピンオフにあたる書き下ろし長篇。既存のシリーズ世界を別角度から描く作品。
シリーズ拡張舞台裏人間模様
全著作
- 猫背の王子
- 天使の骨
- サグラダ・ファミリア[聖家族]
- 感情教育
- 深爪
- 白い薔薇の淵まで
- 花伽藍
- マラケシュ心中
- ジゴロ
- 弱法師
- ケッヘル
- サイゴン・タンゴ・カフェ
- 悲歌 エレジー
- 愛の国
- 男役
- 娘役
- ゼロ・アワー
- 銀橋
- ダンシング玉入れ
- 小説を書く猫
- 熱帯感傷紀行 アジア・センチメンタル・ロード
作風・主題
- 文体
- 硬質で繊細な文章深い叙情性濃密で切実な表現
- 頻出モチーフ
- 女性同士の恋愛親子愛孤独舞台(宝塚など)喪失と再生
評価・遺産
中山可穂は硬質で繊細な文体と深い叙情性により、女性の愛や人間の根源に迫る作品群で評価される寡作の作家である。朝日新人文学賞、山本周五郎賞などを受賞し、文学界で独自の地位を築いている。
資料所蔵先
- 国立国会図書館(中山可穂 関連資料)
- VIAF / 国際典拠レコード
豆知識
- 1960年愛知県名古屋市生まれ。
- 早稲田大学教育学部英語英文科卒業。
- 大学卒業後に劇団を主宰していた経験がある。
- 1993年『猫背の王子』で作家デビュー。
- 1995年『天使の骨』で第6回朝日新人文学賞を受賞。
- 2001年『白い薔薇の淵まで』で第14回山本周五郎賞を受賞。
- 初期は女性同士の恋愛を主題とした作品で知られるが、当人はカテゴリ化を嫌うとされる。
- 寡作だが熱烈な読者支持を持つ。