日本の文学賞

← ホームに戻る

野田 昌宏

のだ まさひろ

Noda Masahiro

別名: 野田宏一郎 / 山本圭一(変名・作詞)
ペンネーム: 野田宏一郎1960年代に使用した本名表記の作家名義, 山本圭一作詞家として用いた変名

プロフィール

性別
男性
生誕
1933-08-18 (福岡県)
死没
2008-06-06 74歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福岡県(生誕) → 東京都(主な活動拠点)

経歴

職業
小説家, SF作家, 翻訳家, 評論家, テレビディレクター, プロデューサー, 経営者
活動期間
1958年〜2008年
所属
フジテレビジョン(元ディレクター), 日本テレワーク(設立参加、元代表取締役社長), ガイナックス(元監査役)
影響を受けた人物
レイ・ブラッドベリ, エドモンド・ハミルトン, アメリカのパルプ・マガジン作家群
影響を与えた人物
伊藤典夫(親交があり翻訳・評論に影響), 後続の日本のスペースオペラ作家

学歴

福岡第一師範学校 附属国民学校(現・福岡教育大学附属福岡小学校)
期間: 〜1946
卒業年: 1946
国: 日本
附属小学校を卒業
泰星中学校・高等学校(上智福岡中学校・高等学校)
期間: 〜1952
卒業年: 1952
国: 日本
高等学校を卒業
学習院大学 政経学部
政経学部 / 政治学科
期間: 1955–1959
卒業年: 1959
国: 日本
在学中から古書店で海外SFの収集を始める

受賞歴

星雲賞(日本短編部門)
1986
対象作品: レモンパイお屋敷横町ゼロ番地
部門: 短編
主催: 日本SF大会/日本SF作家クラブ
結果: 受賞
星雲賞(ノンフィクション部門)
1989
対象作品: スペース・オペラの書き方
部門: ノンフィクション
主催: 日本SF大会/日本SF作家クラブ
結果: 受賞
星雲賞(ノンフィクション部門)
1994
対象作品: やさしい宇宙開発入門
部門: ノンフィクション
主催: 日本SF大会/日本SF作家クラブ
結果: 受賞
星雲賞(ノンフィクション部門)
1995
対象作品: 愛しのワンダーランド
部門: ノンフィクション
主催: 日本SF大会/日本SF作家クラブ
結果: 受賞
日本SF大賞(特別賞)
1995
対象作品: 「科學小説」神髄
部門: 特別賞
主催: 日本SF作家クラブ
結果: 受賞
星雲賞(海外短編部門)
1998
対象作品: キャプテン・フューチャーの死(翻訳)
部門: 翻訳(海外短編)
主催: 日本SF大会/日本SF作家クラブ
結果: 受賞
日本SF大賞(特別賞)
1999
対象作品: NHK人間大学 宇宙を空想してきた人々(出演・テキスト)
部門: 特別賞
主催: 日本SF作家クラブ
結果: 受賞
星雲賞(ノンフィクション部門)
1999
対象作品: (ノンフィクション受賞、複数作品)
部門: ノンフィクション
主催: 日本SF大会/日本SF作家クラブ
結果: 受賞
星雲賞(特別賞・追贈)
2008
対象作品: 野田宏一郎(本名)名義での功績
部門: 特別賞
主催: 日本SF作家クラブ
結果: 受賞(追贈)
日本SF大賞(特別賞・進呈)
2008
対象作品: 業績全般(追認)
部門: 特別賞
主催: 日本SF作家クラブ
結果: 進呈

受賞・候補エディション

作品

代表作

レモン月夜の宇宙船

1968年 短編集/SF

1968年に『SFマガジン』で初出。虚実入り交じる短編群で、代表作の一つ。TVマンでSFマニアの主人公たちが登場する作品を含む。

スペースオペラ郷愁と人情娯楽SF

銀河乞食軍団(シリーズ)

1982年 長編シリーズ/スペースオペラ

1982年から刊行された人情味あふれるスペースオペラシリーズ。多数の巻を通じて冒険活劇を展開する。

冒険仲間ユーモア

スペース・オペラの書き方

1988年 評論/創作指南

スペースオペラのアイデアや構成、キャラクター作りなどを解説した創作論。日本におけるスペースオペラ理解に貢献した著作。

創作論ジャンル解説

全著作

  • レモン月夜の宇宙船(短編集)
  • 銀河乞食軍団(シリーズ)
  • スペース・オペラの書き方
  • やさしい宇宙開発入門
  • 宇宙からのメッセージ(ノベライゼーション)

翻案

  • (作品の一部が他メディア化された例あり)

作品の翻訳

  • ハミルトン翻訳多数(キャプテン・フューチャー等)

作風・主題

文体
ユーモラスで語り口が軽快(いわゆる「ノダ節」)会話文に庶民的な口調(べらんめえ調等)を多用
頻出モチーフ
スペースオペラ的冒険人情味コレクション/古書愛好

健康

  • 肺炎
    2008
    肺炎により2008年に死去

評価・遺産

海外パルプ・マガジン収集・研究、スペースオペラの普及、翻訳活動、テレビ制作を通じて日本のSF文化の裾野拡大に寄与した。個性的な文体とファンサービスで多くのSFファンに慕われた。

記念館・博物館

  • ハヤカワライブラリー 野田昌宏文庫 早川記念文学振興財団所管(公表所在地) 2009年開館

関連学会

  • 日本SF作家クラブ(関連)

資料所蔵先

  • ハヤカワライブラリー 野田昌宏文庫(蔵書アーカイブ)

大衆文化への影響

  • ひらけ!ポンキッキのキャラクター「ガチャピン」のモデルの一人と言われる
  • SFファン・コレクター文化の象徴的存在

引用

  • SFはやっぱり絵だねぇ
    出典: 講演・雑誌やイベントでの発言(概説)

豆知識

  • 生涯独身で大規模な海外SF雑誌コレクションを自宅に所蔵していた
  • 『ひらけ!ポンキッキ』のキャラクターデザインの着想の一つになったとされる
  • 自身の愛称・肩書きに「宇宙軍大元帥」をしゃれで用いたことがある