日本の文学賞

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野田 宇太郎

のだ うたろう

Noda Utarō

プロフィール

性別
男性
生誕
1909-10-28 (福岡県三井郡立石村(現・小郡市))
死没
1984-07-20 (国立療養所村山病院(現・国立病院機構村山医療センター)) 74歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福岡県小郡市(出身) → 東京都(1940年以降)

経歴

職業
詩人, 文芸評論家, 編集者, 作家
活動期間
1930年〜1984年
所属
小山書店, 第一書房, 河出書房(河出書房新社の前身), 文藝(編集長), 東京出版, 博物館明治村(常務理事)
影響を受けた人物
木下杢太郎
影響を与えた人物
三島由紀夫, 幸田文

学歴

朝倉中学(現・福岡県立朝倉高等学校)
国: 日本
中学課程を修了と記載されるが詳細年次不明
第一早稲田高等学院(英文科、在学中に病気で中退)
英文科
国: 日本
病気により中退

受賞歴

芸術選奨 文部大臣賞
1975
対象作品: 日本耽美派文学の誕生
主催: 文部省(芸術選奨)
結果: 受賞
明治村賞
1977
主催: 博物館明治村
結果: 受賞
紫綬褒章
1977
主催: 日本政府
結果: 受章

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 日本耽美派の誕生

    日本近代文学における耽美的潮流の成立をたどる評論。作家、雑誌、時代精神を結びつけ、美意識が文学運動として形を取る過程を描く。

    美を求める感受性が、近代文学の一つの潮流へ育っていく。

    文学評論耽美派近代文学美意識文学史

作品

代表作

北の部屋

1933年 詩集

初期詩集。若年期の感情や風景を詩的に綴った作品群。

自然青年期の感情

新東京文学散歩

1951年 随筆・文学散歩

日本読書新聞に連載され、のち単行本となった随筆集。東京の文学史跡をめぐる散歩記で「文学散歩」ジャンルを確立した。

都市と文学史跡巡り

日本耽美派文学の誕生

1975年 文芸評論

耽美主義に関する歴史的考察と紹介。研究書として高く評価され、芸術選奨文部大臣賞を受賞した。

近代文学史耽美主義

全著作

  • 北の部屋(金文堂書店、1933年)
  • 新東京文学散歩(日本読書新聞連載、1951年)
  • 日本耽美派文学の誕生(河出書房新社、1975年)
  • 定本文学散歩全集(全13巻、雪華社、1960–63年)
  • 夜の蜩 野田宇太郎全詩集(審美社、1966年)

作風・主題

文体
随筆的で散歩記に近い文体詩的で古典や歴史に着目する文体
頻出モチーフ
都市の風景文学史跡の案内旅と回想

健康

  • 不明(入学後の病気で中退)
    青年期(入学後)
    早稲田学院英文科を病気で中退。以後の進路に影響。
  • 心筋梗塞
    1984年
    1984年7月20日に心筋梗塞で死去。

評価・遺産

野田宇太郎は詩人であると同時に文芸評論家・編集者として戦後日本の文学の流れに大きな影響を与えた。『新東京文学散歩』で「文学散歩」というジャンルを確立し、三島由紀夫や幸田文ら次世代の作家の登場に関わった。出身地の小郡市には文学資料館が整備され、業績は研究・保存されている。

記念館・博物館

  • 野田宇太郎文学資料館(小郡市立図書館内) 福岡県小郡市

資料所蔵先

  • 野田宇太郎文学資料館(小郡市立図書館)

大衆文化への影響

  • 小郡市の旧居跡に建立された詩碑(1985年)

豆知識

  • 三島由紀夫や幸田文を世に送り出した編集者・評論家として知られる。
  • 出身地小郡市には野田宇太郎文学資料館がある。
  • 没後にも未刊行・全集などが刊行されている。