日本の文学賞

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小津安二郎

おず やすじろう

Ozu Yasujiro

プロフィール

性別
男性
生誕
1903-12-12 (東京)
死没
1963-12-12 (東京) 60歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京

経歴

職業
映画監督, 脚本家, 編集者, 俳優(初期)
活動期間
1923年〜1963年
所属
松竹

受賞・候補エディション

作品

代表作

生まれてはみたけれど

1932年 コメディ・ドラマ

子どもの視点から家族と社会の階層をユーモアと静けさをもって描いたサイレント期の代表作。子供の冒険心と家庭内の力関係が中心になる。

家族子どもの視点社会階層
翻訳
  • 生まれてはみたけれど

晩春

1949年 ドラマ

娘と父の関係、結婚と世代交代を主題とする作品。抑制された感情表現と日常のディテールによって静かに心情が描かれる。

家族結婚世代間の断絶
翻訳
  • 晩春

麦秋

1951年 ドラマ

若い女性の自立と家族間の価値観のずれを描く。日常の小さな出来事を通して人間関係の移ろいを描写する。

自立家族日常の描写
翻訳
  • 麦秋

東京物語

1953年 ドラマ

老夫婦が子どもたちを訪ね東京に来るが、世代や生活様式の違いにより疎外感を味わう。日本映画の古典とされ、普遍的な家族像と時間の経過を描く。

老い家族の疎外時の経過
翻訳
  • 東京物語

お茶漬けの味

1952年 ドラマ

結婚や夫婦のコミュニケーションをユーモアを交えて描いた作品。日常の食卓や会話の断片を通して人物像が浮かび上がる。

夫婦関係日常生活コミュニケーション
翻訳
  • お茶漬けの味

浮草

1959年 ドラマ

移動劇団を巡る人間模様を描く。古い作品のセルフ・リメイクでもあり、演劇と私生活が交錯する群像劇。

芸能の世界家族と物語過去の再解釈
翻訳
  • 浮草

お早う

1959年 コメディ・ドラマ

子どもたちの視点を中心にした軽やかなユーモアと社会風俗の観察。会話劇を主体にしつつ日常生活を鮮やかに描く。

子どもと日常ユーモアコミュニケーション
翻訳
  • お早う

秋刀魚の味

1962年 ドラマ

老年期と人生の整理を主題にした晩年の作品。日常の所作と静謐な映像で別れと再編を描く。

老い別れ人生の整理
翻訳
  • 秋刀魚の味

全著作

  • 生まれてはみたけれど
  • 東京物語
  • 晩春
  • 麦秋
  • お茶漬けの味
  • 浮草
  • お早う
  • 秋刀魚の味
  • 早春
  • 晩秋

作品の翻訳

  • 東京物語
  • 晩春
  • 麦秋
  • お茶漬けの味

作風・主題

文体
カメラを畳の高さに置くローアングル静謐で抑制された演出会話と間(ま)を重視する簡潔な構図
頻出モチーフ
家族の食卓窓や間(ま)の風景電車や旅季節感(移ろい)世代の交代

健康

  • 脳卒中(脳出血)
    1963
    1963年に脳卒中を発症し死去。活動の終結をもたらした。

評価・遺産

小津安二郎は日本映画史における最重要監督の一人であり、日常を見つめる簡潔な語り口と独自の構図で国際的評価を得た。家族や時間、世代間のテーマを普遍的に描き、後続の映画作家に大きな影響を与えた。

関連学会

  • 小津研究会

資料所蔵先

  • 国立映画アーカイブ

大衆文化への影響

  • ヴィム・ヴェンダースによるドキュメンタリー『Tokyo-Ga』(1985)は小津と東京を巡る回顧的作品として知られる。

豆知識

  • 畳の高さに据えたローアングルのカメラワークを多用したことが特徴的である。
  • 長年松竹に在籍し、千住明らではなく、長く同じ俳優(例:笠智衆、原節子)と組んだ。
  • 日常の静かな出来事を重視する作風が国際的にも高く評価された。