菊池寛賞
1回登壇
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第14回(1960年) 受賞受賞作: 日本二十六聖人殉教大壁画
イタリアの教会に描かれた日本二十六聖人の殉教図を中心とする大壁画。宗教画の伝統と日本人画家の視線を結び、海外の聖堂空間に日本の殉教史を刻んだ作品。
フレスコの壁面に、日本の殉教史が祈りとして広がる。
壁画宗教美術日本二十六聖人
はせがわ ろか
Hasegawa Roka
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 暁星学校(暁星小学校・中学校) | — | — | — | 1904-1915 | 日本 |
| 東京美術学校(旧制) | 日本画科 | 日本画 | — | 1916-1921 | 日本 |
| エコール・デ・ボザール(フォンテーヌブロー フレスコ研究所) | — | フレスコ研究 | — | 1921-1926 | フランス |
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1960 | 菊池寛賞(第8回) | 日本聖殉教者教会の壁画制作など | — | 菊池寛賞選考委員会 | 受賞 |
| 1925 | レオポルド2世勲章(シュヴァリエ) | — | — | ベルギー政府 | 受章 |
| 1930 | コローナ・デ・イタリア勲章(カヴァリエーレ) | — | — | イタリア政府 | 受章 |
| 1967 | 旭日小綬章(追贈) | — | — | 日本政府 | 追贈 |
イタリアの教会に描かれた日本二十六聖人の殉教図を中心とする大壁画。宗教画の伝統と日本人画家の視線を結び、海外の聖堂空間に日本の殉教史を刻んだ作品。
フレスコの壁面に、日本の殉教史が祈りとして広がる。
東京美術学校の卒業制作。キリスト教徒を主題にした日本画で、初期の宗教性の志向を示す作品。
大和絵風に描かれたキリシタンの歴史を一幅に描き、バチカンの宣教民族美術館へ献納された作品。
日本で最初期のフレスコ壁画の一つとして制作。伊東家聖堂(後の喜多見教会)に設置された。
1949年のカトリック美術協会展に出品された二双一曲の屏風絵。1950年のバチカン主催宣教美術展に出展され、ウルバニアーナ大学所蔵となる。
チヴィタヴェッキア日本聖殉教者教会のために制作した祭壇画の大作。欧州で学んだフレスコ技術と日本画の表現が融合している。
旧国立霞ヶ丘競技場メインスタンドの正面に制作された大型モザイク壁画。《勝利》《栄光》として知られる。
長崎・日本二十六聖人記念館のために制作された遺作的な大作。1967年制作。
長谷川路可は、日本画(大和絵)を基礎に西洋のフレスコ・モザイク技法を導入して壁画制作を拓いた先駆者であり、カトリック主題の宗教画や公共空間の装飾美術において国際的に評価される。教育者としても多くの門下を育て、戦後日本のフレスコ・モザイク表現の発展に寄与した。
祭壇の周囲に描かれたこの壁画が、感動すべき日本信徒の殉教をわれらに知らせたばかりではなく、画家がイタリアで学んだ技術を立派な形でわれらに示したことに注目しなければならない。