日本の文学賞

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寮 美千子

りょう みちこ

Ryo Michiko

プロフィール

性別
女性
生誕
東京都
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都(出生) → 千葉県(育ち) → 奈良市(在住、2006年〜)

経歴

職業
作家, 小説家, 詩人, 絵本作家, コピーライター, 脚本家, 作詞家, 非常勤講師
活動期間
1986年〜
所属
和光大学(非常勤講師), 奈良少年刑務所(社会性涵養プログラム講師), 奈良佐保短期大学(非常勤講師), 東北芸術工科大学(非常勤講師), 放送大学(面接授業講師)
影響を受けた人物
宮沢賢治, 寮 佐吉(父方の祖父、科学ライター)
ノミネート
小学館児童出版文化賞候補(『イオマンテ』, 2005)

学歴

千葉県立千葉中学校・高等学校
高等学校
国: 日本
高校卒業
中央大学
文学部(夜間学部)
期間: 中退
国: 日本
夜間学部在籍のち中退

受賞歴

毎日童話新人賞
1986
対象作品: ねっけつビスケット チビスケくん
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
泉鏡花文学賞
2005
対象作品: 楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲
主催: 泉鏡花文学賞選考委員会
結果: 受賞
毎日郷土提言賞(神奈川県優秀賞)
1990
対象作品: 文化ネットワークの核としての公民館活動
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞(県優秀賞)
鳴門教育大学 全国教育実践活動コンテスト 奨励賞
2017
対象作品: 奈良少年刑務所での教育活動
主催: 鳴門教育大学
結果: 受賞(奨励賞)

受賞・候補エディション

泉鏡花文学賞 1回登壇
  1. カルカッタを舞台に、熱帯の香りと幻想が混じり合う長編小説。脚を持たず飛び続ける鳥のイメージを導きに、南国の花に飾られた夜の旅が、楽園と地獄の境を揺らしていく。

    香り高い南国の花に飾られた、夜の果てへの幻想行。

    524ページ
    カルカッタ幻想楽園と地獄南国

作品

代表作

楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲

2004年 小説(純文学)

インドやネパールを舞台に、主人公の心の旅を詩情豊かに描いた長編。自己探求と異文化との出会いが主要な軸となる。

自己探求異文化交流詩的描写

ラジオスターレストラン

1991年 SFファンタジー(児童・YA)

電波天文学や宇宙観をモチーフにした冒険ファンタジー。電波望遠鏡や天文の知見を物語に取り入れ、科学と詩情を融合させる。

宇宙天文学冒険想像力
映像化・舞台化
  • [ラジオドラマ] ラジオスターレストラン(TBSラジオ版) (1992)
  • [プラネタリウム番組] ラジオスターレストランへようこそ (2002)
  • [オペラ] ラジオスターレストラン ―星の記憶 / 丹下一 (2012)

小惑星美術館

1990年 SFファンタジー(児童向け)

野辺山の電波望遠鏡に触発された宇宙を舞台とするSFファンタジー。シリーズ的に中高生向け媒体で連載された。

宇宙天文施設冒険想像力
映像化・舞台化
  • [ラジオドラマ] 小惑星美術館(NHK-FM 青春アドベンチャー) (2000)

ねっけつビスケット チビスケくん

1986年 童話

デビュー作として毎日童話新人賞を受賞した童話。掲載時の結末を巡る経緯が知られている。

童話子ども向けユーモア

イオマンテ ―めぐるいのちの贈り物

2005年 絵本(ノンフィクション的要素)

アイヌ文化の儀礼や生命観を題材にした絵本。先住民文化への取材を経て制作され、教育的評価も得ている。

先住民文化儀礼生命の循環文化理解

全著作

  • ねこ地図いぬ地図りすの地図(1987)
  • 小惑星美術館(1990)
  • ラジオスターレストラン(1991)
  • ほしがうたっている(1992)
  • ノスタルギガンテス(1993)
  • 星兎(1999)
  • 楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲(2004)
  • イオマンテ ―めぐるいのちの贈り物(2005)
  • 夢見る水の王国(2009)
  • ならまち大冒険 まんとくんと小さな陰陽師(2010)
  • 雪姫 ―遠野おしらさま迷宮(2010)
  • ラジオスターレストラン ―千億の星の記憶(改訂新版, 2012)
  • 生まれかわり ―東大寺大仏縁起絵巻より(2012)
  • 奈良監獄物語 ―若かった明治日本が夢みたもの(2019)

翻案

  • ラジオスターレストラン — オペラ化(2012)
  • 小惑星美術館 — NHK-FMラジオドラマ化(2000)
  • 『星兎』『小惑星美術館』等 プラネタリウム番組化

作家による翻訳

  • 父は空 母は大地 ―インディアンからの手紙(編・訳, 1995)
  • ナンシー・ウッド『コヨーテを愛した少女』翻訳(1997)
  • ウル・デ・リコ『白い虹の伝説』翻訳(1997)

作品の翻訳

  • 『おおきくなったらなんになる?』等 一部絵本が香港・台湾・韓国で翻訳出版
  • 『イオマンテ』は北海道指定図書に選定(2010)

作風・主題

文体
詩的で叙情的な文体児童文学から純文学まで幅広い作風科学的知見を物語に取り込む手法
頻出モチーフ
宇宙・星自然・動物先住民文化旅・再生伝承と神話

評価・遺産

児童文学から純文学まで幅広く活動し、天文学や先住民文化など多彩な題材を物語に取り込んだ作家。奈良少年刑務所での教育や著作権問題への発言など社会的活動でも知られ、小惑星の命名など文化的な評価も受ける。

関連学会

  • 宮沢賢治学会

大衆文化への影響

  • 奈良の地域キャラクター「まんとくん」の応援ソング作詞
  • 小惑星8304が「Ryomichico」と命名

引用

  • リアリズムの基本を押さえ、自分の本当の魂を発見するという心の旅路を描いている。
    出典: 五木寛之(泉鏡花文学賞 選考評、2005) (2005年)

豆知識

  • 小惑星8304が「Ryomichico」と命名されている(国際天文学連合)
  • 1986年の毎日童話新人賞受賞作は、審査委員長の要求による結末の改変を拒否したため当時単行本化されなかったという経緯がある
  • 奈良少年刑務所での詩作・教育プログラムで知られる
  • 地域キャラクター「まんとくん」の応援ソングの作詞を担当
  • 著作権保護期間延長に反対する立場で文化審議会の場などで発言