日本の文学賞

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斎藤 栄

さいとう さかえ

Saito Sakae

プロフィール

性別
男性
生誕
1933-01-14 (東京都大田区)
死没
2024-06-15 (神奈川県横浜市) 91歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都大田区(出生) → 神奈川県横浜市(居住・死没)

経歴

職業
推理小説家
活動期間
1963年〜2024年
影響を受けた人物
江戸川乱歩(影響), 石原慎太郎(学生時代の同人活動の仲間)
影響を与えた人物

学歴

東京大学
法学部 / 法学
国: 日本

受賞歴

宝石中篇賞
1963
対象作品: 機密
主催: 宝石(雑誌)
結果: 受賞
江戸川乱歩賞
1966
対象作品: 殺人の棋譜
主催: 日本推理作家協会/江戸川乱歩賞選考委員会
結果: 受賞
大山康晴賞
1997
主催: 将棋関係団体
結果: 受賞

受賞・候補エディション

江戸川乱歩賞 1回登壇
  1. 受賞作: 殺人の棋譜

    将棋界の俊鋭・河辺真吾八段の愛娘が誘拐され、対局と犯人追及が同時進行する。勝負の緊張感と事件の行方を噛み合わせた、スリルのある受賞作。

    一手先の勝負が、娘の命を左右する。

    260ページ
    将棋誘拐心理サスペンス対局緊迫感

作品

代表作

殺人の棋譜

1966年 推理小説(将棋もの)

将棋を題材にした本格推理作品。棋譜や対局を絡めたトリックが特徴。

将棋推理対局と人間関係
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 殺人の棋譜(テレビドラマ化) (1978)

奥の細道殺人事件

1970年 推理小説(旅行ミステリー)

松尾芭蕉や紀行文をモチーフにしたトラベルミステリー。芭蕉忍者説の流布に寄与した作品とされる。

古典文学のモチーフ謎解き

水の魔法陣

1978年 推理小説(社会派・シリーズ)

社会問題や人間ドラマを織り交ぜたシリーズの一作。後にテレビドラマ化された。

社会派ミステリー人間関係象徴的な『魔法陣』モチーフ
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 水の魔法陣(テレビドラマ) (1982)

Nの悲劇

1972年 推理小説

人間の罪や悲劇性を描く長篇。代表作の一つ。

悲劇人間心理復讐

全著作

  • 殺人の棋譜(1966)
  • 奥の細道殺人事件(1970)
  • Nの悲劇(1972)
  • 水の魔法陣(1978)
  • 星の上の殺人(デビュー作、掲載年:1963/商業書籍化:1984等)

翻案

  • テレビドラマ多数(『殺人の棋譜』ほか土曜ワイド劇場・火曜サスペンスなど)
  • 映画化は限定的、主にテレビ作品としての映像化が多い

作風・主題

文体
本格推理の手法を用いたトリック描写旅情やロケーションを重視するトラベルミステリー的筆致社会問題を織り込む社会派要素
頻出モチーフ
列車・旅将棋占術(タロット)古典文学や史跡をめぐる謎

健康

  • 老衰
    晩年
    高齢による体力の低下で活動が縮小し、2024年に老衰で死去

評価・遺産

斎藤栄は1960年代以降の日本推理小説界を代表する作家の一人で、将棋や旅を題材にした多作な作品群と多数のテレビ映像化で広く親しまれた。社会派ミステリーやトラベルミステリーを得意とし、江戸川乱歩賞受賞作をはじめ代表作は長年読まれている。

関連学会

  • 日本推理作家協会

大衆文化への影響

  • 多数のテレビドラマ化(『殺人の棋譜』『水の魔法陣』など)により広く知られる
  • 将棋界・コンピュータ将棋研究の初期史に関わったエピソードがある

豆知識

  • 1975年に世界初期のコンピュータ将棋ソフトと対局した最初の人間の一人として記録されるエピソードがある。
  • 代表作『奥の細道殺人事件』は「芭蕉忍者説」の流布に寄与したとされる。
  • 長年にわたり多作で、列車・旅を題材にした『殺人旅行』シリーズなどが人気を博した。
  • 江戸川乱歩賞受賞作『殺人の棋譜』で知られる。