日本の文学賞

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佐竹 一彦

さたけ かずひこ

Satake Kazuhiko

ペンネーム: 松本 豊本名(本名は執筆名として用いられていない)

プロフィール

性別
男性
生誕
栃木県
死没
2003-10-27 54歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 作家, 元警察官
活動期間
1990年〜2003年

学歴

明治大学
法学部 / 法学科
国: 日本

受賞歴

オール讀物推理小説新人賞(第29回)
1990
対象作品: わが羊に草を与えよ
主催: 文藝春秋(オール讀物)
結果: Winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: わが羊に草を与えよ

    佐竹一彦の初期推理作品で、題名が示す聖句風の響きと犯罪小説の緊張を重ねた新人賞受賞作です。後の警察小説へつながる、人物の倫理と事件の構図への関心がうかがえます。

    静かな題名の奥に、事件と倫理をめぐる緊張が潜んでいます。

    推理小説倫理初期作品新人賞

作品

代表作

凶刀「村正」殺人事件

1993年 警察小説/ミステリー

警察組織内の捜査と人間関係を描いた長編ミステリー。後に改題された作品がある。

犯罪警察組織正義と倫理

刑事(デカ)部屋

1995年 警察小説

刑事たちの日常と捜査過程をリアルに描く短編・中編を収めた作品集。

捜査過程職務の葛藤人間関係

よそ者

1996年 警察小説/ミステリー

ある事件をきっかけに町にやってきた人物を巡る物語。のちにテレビドラマ化された。

地域社会秘密正義
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 日丸教授の事件ノート(テレビドラマ化) (2003)

警視庁公安部 潜入捜査

1997年 警察小説

公安部の潜入捜査を題材にした作品。公安内部の緊張感やリスクを描く。

潜入捜査国家安全倫理

ショカツ Real police story

2000年 警察小説/連作短編集

実際の捜査現場を思わせるリアルな描写が特徴の連作短編集。テレビドラマ化された作品を含む。

リアリズム職業倫理組織の機能
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] ショカツ(テレビドラマ) (2000)

挙動不審者

2001年 警察小説

不審な行動をする人物を巡るミステリー。警察視点での追及が中心。

監視誤解と偏見捜査手法

駐在巡査 警察ミステリー

2003年 警察小説

駐在所勤務の巡査を主人公にした警察小説集。のちに『猪熊夫婦の駐在日誌』などの原作になった。

地域警察日常の捜査人情
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 猪熊夫婦の駐在日誌(原作の一部) (2004)

全著作

  • 凶刀「村正」殺人事件
  • 刑事(デカ)部屋
  • よそ者
  • 警視庁公安部 潜入捜査
  • ショカツ Real police story
  • 挙動不審者
  • 駐在巡査 警察ミステリー

翻案

  • ショカツ(テレビドラマ、2000年)
  • 日丸教授の事件ノート(テレビドラマ化・よそ者原作、2003年)
  • 猪熊夫婦の駐在日誌(2004-2007、一部原作)

作風・主題

文体
警察組織内部を詳細に描くリアリズム簡潔で直接的な叙述
頻出モチーフ
組織の硬直性職務上の倫理的ジレンマ地方の治安と人情

健康

  • 急性心筋梗塞
    2003
    急逝、54歳で死亡し創作活動が早期に終了した

評価・遺産

元警察官の経験を活かした警察小説で知られ、捜査描写のリアリティが評価された。生涯作品数は多くないが、テレビドラマ化された作品があることで広く知られている。

豆知識

  • 本名は松本豊(まつもと ゆたか)。
  • 明治大学法学部卒業後、警視庁の巡査・警部補まで務めた後に作家デビューした。
  • 1990年にオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビューした。
  • 代表作『ショカツ』『駐在巡査』はテレビドラマ化されている。
  • 2003年に急性心筋梗塞で54歳で死去した。