日本の文学賞

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新章 文子

しんしょう ふみこ

Shinsho Fumiko

ペンネーム: 中島 光子本名・執筆初期に使用, 京千鈴宝塚歌劇団での芸名

プロフィール

性別
女性
生誕
1922-01-06 (京都府)
死没
2015-10-14 (日本) 93歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 推理作家, 童話作家, 元宝塚歌劇団団員
活動期間
1948年〜2015年
ノミネート
直木三十五賞候補(第42回)

学歴

京都府立第一高等女学校
期間: 〜1939
卒業年: 1939
国: 日本
旧制高等女学校を卒業
宝塚音楽舞踊学校(現・宝塚音楽学校)
期間: 1939-1941
卒業年: 1941
国: 日本
宝塚歌劇団29期生として入団

受賞歴

江戸川乱歩賞
1959
対象作品: 危険な関係
主催: 講談社
結果: Winner

受賞・候補エディション

江戸川乱歩賞 1回登壇
  1. 受賞作: 危険な関係

    大学生・世良高行の身のまわりで、毒薬、出生の秘密、父の死と遺言状が重なり、不可解な出来事が連続する。偽装自殺を含む犯人捜しへ進むなかで、青春の危うさと殺人者の心理が細やかに描かれる。

    毒薬の袋の向こうで、若い男の日常が静かに崩れていく。

    301ページ
    青春ミステリ毒薬家族の秘密偽装自殺心理描写

作品

代表作

危険な関係

1959年 推理小説

人間関係の奥に潜む危険と心理を描いた推理小説。第5回江戸川乱歩賞受賞作。

人間心理犯罪人間関係

バック・ミラー

1960年 推理小説

人物の過去と記憶が事件解明の鍵となる短編・中編を含む作品集。

記憶過去真実の探求

朝はもう来ない

1961年 推理小説

暗い日常と犯罪が交差する群像劇的な長編。

群像劇道徳と罪

沈黙の家 性倒錯殺人事件

1962年 推理小説

性や倒錯をめぐる事件を扱ったハードな推理小説。

倒錯犯罪心理

四柱推命入門 生年月日時が証すあなたの運命

1971年 占い / 実用書

四柱推命の入門書。著者が占い分野で執筆した実用書。

占術運命論

パリの罠

1972年 推理小説

海外を舞台にしたサスペンス性の高い長編。

異国陰謀サスペンス

全著作

  • こりすちゃんとあかいてぶくろ(中島光子名義) 1948
  • 面白童話(中島光子) 1951
  • フォスター:民衆の音楽家(中島光子) 1953
  • 危険な関係 1959
  • バック・ミラー 1960
  • 朝はもう来ない 1961
  • こわい女 1961
  • 青子の周囲 1961
  • 沈黙の家 性倒錯殺人事件 1962
  • 嫉ける 1962
  • 狂った海 1964
  • 四柱推命入門 1971
  • 新章文子の推理占い 1972
  • パリの罠 1972

作風・主題

文体
古典的なプロット志向の推理心理描写を重視した文体説明的でわかりやすい語り
頻出モチーフ
女性の心理罪と罰過去の影

健康

  • 老衰
    晩年
    高齢に伴う健康悪化により執筆活動は徐々に減少

評価・遺産

新章文子は江戸川乱歩賞受賞を契機に作家デビューし、戦後日本の女性推理作家の一人として評価される。宝塚出身という経歴を持ち、童話から本格推理、占い実用書まで幅広く執筆した。

豆知識

  • 宝塚歌劇団29期生として京千鈴の芸名で舞台に立った経験がある。
  • 江戸川乱歩賞受賞作『危険な関係』は、江戸川乱歩賞受賞作として初めて直木賞候補になった作品である。
  • 本名は中島光子。童話や占いの本も執筆した。