日本の文学賞

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高畑 勲

たかはた いさお

Takahata Isao

別名: 武元 哲
ペンネーム: 武元 哲テレビ版『じゃりン子チエ』の演出等で使用した別名義

プロフィール

性別
男性
生誕
1935-10-29 (三重県宇治山田市(現・伊勢市))
死没
2018-04-05 (東京都) 82歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
映画監督, アニメ監督, プロデューサー, 翻訳者, 講師
活動期間
1959年〜2018年
所属
スタジオジブリ, 畑事務所, 徳間記念アニメーション文化財団(理事), 学習院大学(主任研究員), 多摩美術大学(客員教授)
影響を受けた人物
ジャック・プレヴェール, フレデリック・バック, 宮沢賢治
影響を与えた人物
宮崎駿, 富野由悠季, 片渕須直, マイケル・アーント, 多くの現代アニメ作家

学歴

東京大学
教養学部 → 文学部(仏文科) / 仏文学
学位: 学士
期間: 1954-1959
卒業年: 1959
国: 日本
東京大学文学部仏文科を卒業

受賞歴

ロサンゼルス映画批評家協会賞 アニメ映画賞
2014
対象作品: かぐや姫の物語
部門: アニメ映画賞
主催: ロサンゼルス映画批評家協会
結果: 受賞
日本アカデミー賞 会長特別賞
2019
部門: 会長特別賞
主催: 日本アカデミー賞
結果: 受賞(追贈)
ブルーリボン賞 特別賞
1989
対象作品: 火垂るの墓
部門: 特別賞
主催: ブルーリボン賞
結果: 受賞
毎日映画コンクール 大藤信郎賞
1982
対象作品: セロ弾きのゴーシュ
部門: 大藤信郎賞
主催: 毎日映画コンクール
結果: 受賞
毎日映画コンクール 教育文化映画賞
1988
対象作品: 柳川堀割物語
部門: 教育文化映画賞
主催: 毎日映画コンクール
結果: 受賞
毎日映画コンクール アニメーション映画賞
1995
対象作品: 平成狸合戦ぽんぽこ
部門: アニメーション映画賞
主催: 毎日映画コンクール
結果: 受賞
アヌシー国際アニメーション映画祭 長編グランプリ
1995
対象作品: 平成狸合戦ぽんぽこ
部門: 長編部門グランプリ
主催: アヌシー国際アニメーション映画祭
結果: 受賞
ロカルノ国際映画祭 名誉豹賞
2009
部門: 名誉賞
主催: ロカルノ国際映画祭
結果: 受賞
紫綬褒章
1999
主催: 日本政府
結果: 受章
芸術文化勲章(フランス) オフィシエ
2015
主催: フランス政府
結果: 受章
ウィンザー・マッケイ賞
2015
部門: 功労賞
主催: アニー賞委員会
結果: 受賞
東京アニメアワード 特別賞(アニメドール)
2014
対象作品: かぐや姫の物語
部門: 特別賞
主催: 東京アニメアワード
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 東京で働く女性が山形への旅の途中で少女時代の記憶と向き合い、自分の生活と感情を見つめ直していくアニメーション作品です。日常の細部と地方の風景を重ね、成長後に訪れる内面の揺れを丁寧に描きます。

    おもひでぽろぽろは、高畑勲の表現世界を凝縮した受賞作です。

    109ページ
    記憶成長地方と都市

作品

代表作

火垂るの墓

1988年 アニメーション映画

第二次世界大戦末期の日本を舞台に、姉と弟の生存と喪失を描いた重厚な戦記ドラマ。

戦争家族喪失生と死

かぐや姫の物語

2013年 アニメーション映画

日本古典『竹取物語』を基に、淡彩のスケッチ風画面で人間の生き方と別れを描いた長編。

別離自然と人間欲望と静寂

平成狸合戦ぽんぽこ

1994年 アニメーション映画

高度成長期の都市開発と生態系の衝突を、民話的な狸たちの視点でコミカルかつシニカルに描く。

環境破壊近代化民話

おもひでぽろぽろ

1991年 アニメーション映画

東京で働く女性の回想を通して、戦後日本の生活や個人の成長を丁寧に描いた作品。

記憶成熟都市と田舎

セロ弾きのゴーシュ

1982年 アニメーション映画(短編/長編)

宮沢賢治の小品を原案にした音楽と成長の物語をアニメーションで描く。

音楽修行成長

ホーホケキョ となりの山田くん

1999年 アニメーション映画

日本の庶民生活をスケッチ風の淡彩画面でユーモラスかつ温かく描いた家族の物語。

家庭日常ユーモア

アルプスの少女ハイジ

1974年 テレビアニメ/児童向けドラマ

ロケハンに基づく写実的な生活描写で、原作の豊かな自然と人間関係を表現したテレビシリーズ。

自然成長家族

全著作

  • 映画を作りながら考えたこと 1955〜1991
  • 映画を作りながら考えたこと II 1991〜1999
  • 十二世紀のアニメーション―国宝絵巻物に見る映画的・アニメ的なるもの
  • アニメーション、折りにふれて

翻案

  • なし(主要作品は原作翻案またはオリジナル)

作家による翻訳

  • ジャック・プレヴェール詩集『ことばたち』訳

作品の翻訳

  • 『かぐや姫の物語』英語字幕等各国語版あり

作風・主題

文体
写実的で丹念な日常描写登場人物への客観的距離スケッチ風・淡彩の画面表現(晩年)
頻出モチーフ
戦争とその記憶家族と日常自然と人間の関係民話や古典の再解釈

健康

  • 肺がん
    2017-2018(闘病、入退院あり)
    晩年の制作活動に影響を与え、最終的に2018年に死去

評価・遺産

日本アニメーション界の巨匠の一人として、生活描写のリアリズムや表現実験を通じて多くの作家に影響を与えた。スタジオジブリ創設にも関わり、国内外で高く評価される作品群を残した。

記念館・博物館

  • 高畑勲展 ― 日本のアニメーションに遺したもの(巡回展) 東京国立近代美術館、岡山県立美術館、福岡市美術館、新潟県立近代美術館 等 2019年開館

関連学会

  • 学習院大学 人文科学研究科 身体表象文化学プロジェクト

資料所蔵先

  • 畑事務所所蔵資料
  • スタジオジブリ関連アーカイブ

大衆文化への影響

  • 多くのアニメ作家や映画人に影響を与え、追悼や回顧展が国内外で行われた

引用

  • 原作に感心するから作るのであって、そうじゃなければ断りますよ。
    出典: インタビュー(複数年の発言を要約) (2013年)

豆知識

  • あだ名は「パクさん」
  • 『じゃりン子チエ』で別名義「武元哲」を使用
  • フランス文学の翻訳やシャンソンの訳詞も手掛けた
  • ピアノが弾け、音楽に造詣が深い