日本の文学賞

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高島 俊男

たかしま としお

Takashima Toshio

プロフィール

性別
男性
生誕
1937-01-16 (兵庫県相生市)
死没
2021-04-05 (東京都) 84歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
相生市(兵庫県) → 東京都(在学・執筆) → 岡山県(岡山大学勤務) → 愛知県(非常勤講師として勤務)

経歴

職業
中国文学者, エッセイスト, 翻訳者, 文芸批評家, 研究者
活動期間
1972年〜2021年
所属
岡山大学(元助教授), 愛知大学(非常勤講師), 在野の研究者としての活動
影響を受けた人物
前野直彬

学歴

東京大学
経済学部 / 経済学科
学位: 学士
国: 日本
卒業後、銀行に5年勤務。その後大学院へ進学。
東京大学 文学部
文学部 / 中国文学科
学位: 学士/修了
国: 日本
中国文学を専門に学ぶ。
東京大学大学院 人文科学研究科
人文科学研究科 / 中国文学専攻
学位: 修了
国: 日本
前野直彬らの指導の下で学んだ。
兵庫県立姫路東高等学校
国: 日本
高等学校を卒業。

受賞歴

大衆文学研究賞
1991
対象作品: 水滸伝と日本人―江戸から昭和まで
部門: 研究・考証部門
結果: 受賞
講談社エッセイ賞
1995
対象作品: 本が好き、悪口言うのはもっと好き
主催: 講談社
結果: 受賞
読売文学賞(随筆・紀行賞)
2001
対象作品: 漱石の夏やすみ 房総紀行<木屑録>
部門: 随筆・紀行賞
主催: 読売新聞社
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 本が好き、悪口言うのはもっと好き

    『本が好き、悪口言うのはもっと好き』は、対象となる文学賞で評価された作品で、題名が示す主題や人物、時代の手触りを軸に読ませる一作です。

    『本が好き、悪口言うのはもっと好き』は、受賞対象として記憶される作品の個性を備えています。

    文学賞受賞作人間の営み時代と社会
読売文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 漱石の夏やすみ

    『漱石の夏やすみ』は、2000年の受賞対象となった文学作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

    『漱石の夏やすみ』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む文学作品です。

    文学人間関係時代

作品

代表作

李白と杜甫―その行動と文學―

1972年 研究

李白と杜甫の生涯と作品を比較し、その詩的行動と文学性を論じた初期の研究書。

唐詩詩人研究古典文学

水滸伝の世界

1987年 研究

『水滸伝』の形成と日本における受容を分析し、登場人物と物語の文化的意味を検討した。

水滸伝中国古典文学受容研究

中国の大盗賊 天下を狙った男たち

1989年 歴史・通俗史

中国の反乱と盗賊集団を分析し、王朝交替に果たした役割や社会的背景を論じた。

民衆反乱盗賊中国史

本が好き、悪口言うのはもっと好き

1995年 エッセイ

書評や日本語の用法、読書にまつわる鋭い観察と辛辣な論評を集めたエッセイ集。

読書論日本語論書評

漱石の夏やすみ 房総紀行<木屑録>

2000年 翻訳・紀行

夏目漱石が漢文で書いた旅行記『木屑録』を口語訳し、現代の読者にも読みやすく紹介した翻訳と解説を含む著作。

翻訳漢文訓読近代文学
翻訳
  • 夏目漱石『木屑録』の現代語訳(日本語)

お言葉ですが…

1996年 エッセイ

『週刊文春』での連載を中心に、言葉の語源や正しい使い方、誤用を辛辣に論じた代表的なエッセイ集シリーズ。

語源語法言語批評

漢字と日本人

2001年 評論

漢字の歴史的役割と日本語への影響を論じ、漢字使用の問題点や旧字体・新字体の問題について考察した一冊。

漢字日本語論文字史

全著作

  • 李白と杜甫―その行動と文學―(1972)
  • 声無き処に驚雷を聴く―「文化大革命」後の中国文学(1981)
  • 文学の自立を求めて―今日の中国文学を読む(1983)
  • 水滸伝の世界(1987)
  • 中国の大盗賊 天下を狙った男たち(1989)
  • 独断!中国関係名著案内(1991)
  • 三国志[人物縦横談](1994)
  • 本が好き、悪口言うのはもっと好き(1995)
  • お言葉ですが…(シリーズ、1996〜)
  • 漱石の夏やすみ 房総紀行<木屑録>(2000)
  • 漢字と日本人(2001)
  • 座右の名文―ぼくの好きな十人の文章家(2007)
  • しくじった皇帝たち(2008)
  • 漢字雑談(2013)
  • お言葉ですが…〈別巻〉シリーズ(2008〜)

作家による翻訳

  • 夏目漱石『木屑録』の現代語訳(漱石の夏やすみ)

作風・主題

文体
辛辣で明晰な文体学術的裏付けを持つエッセイ論理的な展開と皮肉を交えた批評
頻出モチーフ
漢字と日本語の起源・用法中国古典文学(特に唐詩・水滸伝)盗賊・民衆反乱の史的考察書評・言語論

健康

  • 眼病(晩年)
    晩年
    執筆は口述筆記に頼るようになった。
  • 心不全(死因)
    2021-04-05
    2021年に心不全で死去した。

評価・遺産

中国文学研究と日本語論で幅広い業績を残し、辛辣なエッセイ『お言葉ですが…』シリーズで一般読者にも広く知られた。研究書とエッセイを往還する独自の立場で評価され、読売文学賞などを受賞。出身地相生市には顕彰碑が設置されている。

記念館・博物館

  • 高島俊男顕彰碑(駅南第二公園) 兵庫県相生市陸本町 駅南第二公園 2023年開館

大衆文化への影響

  • 『週刊文春』連載『お言葉ですが…』による広い読者層への浸透

引用

  • 人とはちがふ道を歩く
    出典: 顕彰碑(相生市 駅南第二公園) (2023年)
  • 漢字は本来、シナ語を表記するための言葉であり、日本語を表記するのには適さない。
    出典: 『漢字と日本人』 (2001年)

豆知識

  • 大学卒業後に銀行に5年勤務した経歴がある。
  • 趣味は囲碁で、エッセイの中でもしばしば囲碁の話題を取り上げた。
  • SF作家・野田昌宏と文通していたことがある(『水滸伝の世界』を読んで交流が始まった)。
  • 『お言葉ですが…』は1995年から2006年まで『週刊文春』で連載された。
  • 晩年は眼病のため口述筆記に頼って執筆した。
  • 2023年に相生市の公園に顕彰碑が建立された(碑文:『人とはちがふ道を歩く』)。