日本の文学賞

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吉村 達也

よしむら たつや

Yoshimura Tatsuya

ペンネーム: 杠葉啓初期作品(『Kの悲劇』)で使用した筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1952-03-21 (東京都)
死没
2012-05-14 (東京都千代田区 佐々木研究所附属杏雲堂病院) 60歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都(出身・在住)

経歴

職業
小説家, 編集者, ラジオディレクター
活動期間
1986年〜2012年
所属
フジサンケイグループ, ニッポン放送, 扶桑社(出向)

学歴

東京都立田園調布高等学校
国: 日本
一橋大学
商学部
国: 日本
最終学歴は一橋大学商学部卒

受賞歴

将棋世界 最優秀作品選出
1996
主催: 将棋世界
結果: 受賞(最優秀作品)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 仮面劇

    海でカマスを拾う場面や海の描写が印象に残る、少年ものの短篇。選評では、七篇の中で描写力が最も優れているとされ、比較的書きやすい題材のなかでも小説として大切なものを備えていると受け止められた。

    カマス拾いの場面と海の描写が、少年の物語に厚みを与える。

    少年もの海辺の描写カマス拾い人物描写内省
  2. 山里禎子の受賞作で、沖縄文学の文脈でも参照される。身体感覚や自己決定の揺らぎを通して、個人と社会の関係を考えさせる。

    沖縄文学の文脈で読まれてきた、ひそかな強度をもつ受賞作。

    705ページ
    沖縄身体自己決定文学賞社会

作品

代表作

Kの悲劇

1986年 ミステリー

扶桑社在籍時に筆名で刊行されたデビュー作。業界事情やトリックを織り込んだ長編。

トリック出版業界人間関係

感染列島 パンデミック・イブ

2008年 ミステリー/パニック小説

パンデミックを題材にした作品。後に同名の映画と関連して前日譚として執筆・刊行された。

感染症社会の混乱医療
映像化・舞台化
  • [映画] 感染列島(映画) (2009)

蛍坂

2009年 ミステリー/ホラー

ホラー的要素とミステリーを併せ持つ中後期の作品。

超常現象人間の心理

全著作

  • Kの悲劇
  • 感染列島 パンデミック・イブ
  • 蛍坂
  • 朝比奈耕作シリーズ(代表作群)

翻案

  • 感染列島(映画化)
  • 修善寺温泉殺人事件(テレビドラマ化)
  • 朝比奈耕作シリーズ(テレビドラマ化)

作風・主題

文体
初期はトリック重視の本格ミステリー、次第に心理描写重視へ変化編集者経験に基づく業界内幕ものや現代社会を批評する作風
頻出モチーフ
密室出版業界人間の心理超常現象

健康

  • 胃癌(進行性)
    2012年(進行性の診断・治療と死去)
    進行性の胃癌により2012年に死去。晩年の執筆や遺稿に影響を与えた。

評価・遺産

多作のミステリー・ホラー作家として広く知られ、編集者経験を活かした業界内幕ものや心理描写を重視した作品群で読者を獲得した。複数の作品が映像化され、20世紀後半から21世紀初頭の大衆ミステリーに影響を残した。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館に所蔵・典拠情報あり

大衆文化への影響

  • テレビドラマ・映画への原作提供やノベライズ作品

引用

  • 長らくごぶさたしておりました。 突然ですが、私はこの度、死んでしまいました。
    出典: 公式ウェブサイト(故人の投稿/遺族による公開) (2012年)

豆知識

  • 晩年に60以上の言語を調べていたとされる。
  • ニッポン放送在籍中にラジオ番組(オールナイトニッポン)のパーソナリティを半年間担当していた。
  • デビュー作は『Kの悲劇』で筆名での刊行歴がある。