日本の文学賞

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土家 由岐雄

つちや ゆきお

Tsuchiya Yukio

別名: 土屋(本名)
ペンネーム: 土家由岐雄本名は土屋だが、作家名として使用した表記

プロフィール

性別
男性
生誕
1904-06-10 (東京都文京区)
死没
1999-07-03 (埼玉県狭山市) 95歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都文京区(山の手) → 埼玉県狭山市(晩年)

経歴

職業
児童文学作家, 童句選者
活動期間
1932年〜1999年
影響を受けた人物
巖谷小波

学歴

東京工学校
採鉱冶金科
国: 日本

受賞歴

小学館児童出版文化賞
対象作品: 三びきのこねこ
主催: 小学館
結果: winner
野間児童文芸賞
1971
対象作品: 東京っ子物語
主催: 野間児童文芸賞
結果: winner
児童文化功労表彰
1975
主催: 日本児童文芸家協会
結果: honor
文部大臣奨励賞
対象作品: 虹の出帆
主催: 文部省
結果: recipient

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 三びきのねこ

    『三びきのねこ』は、土家由岐雄による幼年向けの児童文学作品。資料によっては『三びきのこねこ』とも記され、「幼年クラブ」に掲載された作品として第1回小学館児童文化賞を受けた。三匹の子猫を中心に、幼い読者に近い動物の姿を通して、生活の中の出来事や感情をやさしく描く作品と位置づけられる。

    三匹の子猫の姿を通して、幼い読者の日常と感情がやさしく動き出す。

    幼年童話子猫動物日常子どもの感情
  1. 受賞作: 東京っ子物語

    『東京っ子物語』は土家由岐雄による作品で、1971年に東都書房から図書として刊行された。

    土家由岐雄の受賞歴の中で記録される『東京っ子物語』。

    169ページ
    受賞作作品東都書房

作品

代表作

虹の出帆

1940年 少年小説

マレー半島を舞台にした長編の少年小説。作者の三菱商事シンガポール勤務の体験が生かされた冒険譚。

冒険成長海外体験

かわいそうなぞう

1970年 幼年童話/ノンフィクション絵本(戦争児童文学)

戦時中に起きた猛獣処分にまつわる子ども向けの作品。幼年向けの教材として教科書にも採用された一方、史実解釈を巡る議論もある。

戦争と子ども動物悲しみと記憶

東京っ子物語

1971年 自伝風長編(児童・青年向け)

土家の自伝的要素を含む長編。職人気質の父と少年の生活を通じて、山の手の文化風俗や人情を子どもの視点で描く。

郷愁家族都市の暮らし

全著作

  • 東京を買った屑屋さん
  • 夢を売る店
  • 虹の出帆
  • ドイツ人形
  • 昭南島
  • 蟻地獄
  • 花の南京
  • 三びきのこねこ
  • ふえふきおじさん
  • かわいそうなぞう
  • 東京っ子物語
  • ぼくの四季 童句集
  • 天使と戦争 ある人形研究家の青春

翻案

作風・主題

文体
子どもに語りかける平易な文体童話的な語りと実話的要素の併用童句(児童向け短詩)の創始と普及
頻出モチーフ
動物子どもの視点戦争と日常東京の風景と人情

評価・遺産

土家由岐雄は20世紀日本の児童文学を代表する作家の一人で、幼年童話から長編少年小説まで幅広い作品を残した。『かわいそうなぞう』は教科書採用によって広く知られた一方で、戦時下の記述を巡る議論も生んだ。埼玉県狭山市には童句碑が建立され、童句の普及に貢献した点も評価されている。

関連学会

  • 日本児童文芸家協会

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(所蔵)
  • VIAF / 国際典拠データ

大衆文化への影響

  • 『かわいそうなぞう』が小学校教科書に採用され、戦争児童文学の代表作として取り上げられることがある

豆知識

  • 本名は「土屋」。作家名として『土家由岐雄』を用いた。
  • 狭山市の智光山公園子ども動物園前に童句碑が建立されている。
  • 1999年に心不全で死去。遺志により葬儀は行われなかった。