日本の文学賞

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内海 隆一郎

うつみ りゅういちろう

Utsumi Ryuichiro

プロフィール

性別
男性
生誕
1937-06-29 (愛知県名古屋市)
死没
2015-11-19 78歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
愛知県名古屋市(出生) → 岩手県一関市(幼少期〜青年期に成長) → 東京都(上京・編集者として活動)

経歴

職業
小説家, 編集者
活動期間
1969年〜2015年
ノミネート
第63回芥川賞候補(蟹の町、1970年), 第107回直木賞候補(人びとの光景、1992年), 第108回直木賞候補(風の渡る町、1992年), 第110回直木賞候補(鮭を見に、1993年), 第113回直木賞候補(百面相、1995年)

学歴

立教大学
社会学部
学位: Bachelor's degree
国: 日本
高校卒業後、一時獣医科大学に入学するも中退。その後立教大学に入学・卒業し出版社で編集者として勤務した。

受賞歴

文學界新人賞
1969
対象作品: 雪洞にて
主催: 文學界
結果: Winner

受賞・候補エディション

作品

代表作

蟹の町

1970年 小説

初期の代表作。鉱山町や没落した家庭を背景に市井の人々の生活を描き、芥川賞候補となり注目を集めた。

郷愁没落地方の人々

人びとの忘れもの

1985年 短編集

1985年刊。会員誌への寄稿をまとめた短編集で、日常のなにげない出来事を穏やかな筆致で描き「人びとシリーズ」の代表作となった。

日常家族人間関係

人びとの光景

1992年 短編集/小説

「人びとシリーズ」の一作。生活の断片を繊細に切り取り、1992年に直木賞候補となった。

市井の生活回想日常の温かさ

鮭を見に

1993年 短編/小説

自然や季節行事を背景に人間模様を描いた作品で、直木賞候補となった。

自然との関わり郷愁家族

百面相

1995年 小説

登場人物の表情や人間模様を多面的に描いた作品で、1995年に直木賞候補となった。

人物描写多面性人間関係

全著作

  • 金色の棺 藤原三代の謎を開く
  • 人びとの忘れもの
  • 千二百五十日の逃亡
  • 人びとの情景
  • 人びとの旅路
  • 家族の肖像
  • 帰郷ツアー
  • 人びとの岸辺
  • 街の眺め
  • 蟹の町
  • 人びとの季節
  • 父から娘に贈る「幸福論」
  • 街のスケッチブック
  • 人びとの光景
  • 波多町
  • 遠い歓声
  • 風の渡る町
  • 木に挨拶をする 私本・聴き耳頭巾
  • 一杯の歌
  • 鰻のたたき
  • 湖畔亭
  • 人びとの街角
  • 窓からの街
  • 鮭を見に
  • 懐かしい場所
  • 欅通りの人びと
  • だれもが子供だったころ
  • 街の匂い
  • 北の駅
  • 翼ある船は
  • 人びとの坂道
  • 百面相
  • みんなの木かげ
  • 北のジム
  • 家族ホテル
  • 居酒屋志願
  • 街のなかの円景
  • 御仕出し立花屋 狐の嫁入り
  • 鰻の寝床
  • 山からの手紙
  • 丹塗りのぽっくり
  • 島の少年
  • 懐かしい人びと
  • 描かれた風景への旅
  • 早春の故郷を離れて
  • 一億人のための遺言状(選)
  • 大樹の下に
  • 遅咲きの梅
  • 義兄弟エレジー
  • 風のかたみ
  • みどりいろの風
  • 大づち小づち
  • 魚の声
  • その夏ぼくらがしたこと
  • 朝の音
  • 郷愁 サウダーデ
  • 木々にさす光 リーリと真也のハートフル・ストーリー
  • 地の螢
  • 30%の幸せ

翻案

  • ラジオ文庫(内海作品の朗読番組)
  • 朗読・内海隆一郎の世界(YouTube朗読チャンネル)

作風・主題

文体
ハートウォーミングな作風市井の人々を温かく描く穏やかな語り口
頻出モチーフ
郷愁家族関係地方の風景日常の断片

健康

  • 白血病
    2015年(死去:2015-11-19)
    白血病のため死去し、執筆活動を終えた。

評価・遺産

市井の人々を温かく描く『人びとシリーズ』で知られる作家。短編を中心とした柔らかい文体と生活に寄り添う視点で評価され、文學界新人賞受賞を契機に注目された。直木賞に複数回候補になった。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(NDL)著者ID: 00150379
  • VIAF: 110107242
  • ISNI: 0000000081758024
  • WorldCat Identities

大衆文化への影響

  • ラジオ文庫での朗読番組
  • YouTubeでの朗読チャンネル(内海作品の朗読)

豆知識

  • 第28回文學界新人賞受賞(1969年、処女作「雪洞にて」)
  • 「蟹の町」が第63回芥川賞候補となるが落選し、そのショックで約15年間断筆した
  • 直木賞候補に複数回(第107回・第108回・第110回・第113回)
  • 出版社で編集者として長く働いたのち、文筆に専念した
  • 名古屋生まれだが幼少期から一関で育ち、作品にも一関や岩手の情景が反映されている