日本の文学賞

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宇江佐 真理

うえざ まり

Ueza Mari

ペンネーム: 宇江佐真理エッセイ『ウエザ・リポート』の筆名として使用

プロフィール

性別
女性
生誕
1949-10-20 (北海道・函館市)
死没
2015-11-07 (北海道・函館市) 66歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
作家, 小説家
活動期間
1995年〜2015年
ノミネート
直木三十五賞候補(複数回), 時代小説大賞候補

学歴

北海道函館中部高等学校
国: 日本
函館大谷女子短期大学
国: 日本
現・函館大谷短期大学を卒業

受賞歴

オール讀物新人賞
1995
対象作品: 幻の声
主催: 文藝春秋
結果: Winner
吉川英治文学新人賞
1999
対象作品: 深川恋物語
主催: 吉川英治文学新人賞選考委員会
結果: Winner
中山義秀文学賞
2001
対象作品: 余寒の雪
主催: 中山義秀文学賞選考委員会
結果: Winner
直木三十五賞
1997
対象作品: 幻の声 髪結い伊三次捕物余話
主催: 直木賞選考委員会
結果: Nominated
山本周五郎賞
2002
対象作品: あやめ横丁の人々
主催: 山本周五郎賞選考委員会
結果: Nominated

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 幻の声

    『幻の声』は、宇江佐真理によるオール讀物新人賞受賞作。受賞時の評価対象となった作品で、題名やジャンルの特性を手がかりに、作者の関心が凝縮された一作として読める。

    宇江佐真理の表現が、幻の声という題名に凝縮されたオール讀物新人賞受賞作。

    受賞作オール讀物新人賞作者性
  1. 受賞作: 深川恋物語

    『深川恋物語』は、2000年の受賞対象となった文学作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

    『深川恋物語』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む文学作品です。

    文学人間関係時代
  1. 受賞作: 余寒の雪

    『余寒の雪』は、宇江佐真理による作品。中山義秀文学賞の2001年回で受賞に選ばれ、同時代の文学・出版の中で評価された。

    中山義秀文学賞で受賞となった、宇江佐真理の『余寒の雪』。

    268ページ
    文学賞人間物語

作品

代表作

幻の声

1995年 時代小説

『幻の声』は伊三次を主人公に据えた短編で、作者のデビュー作。江戸の庶民生活と人情を描く。

江戸庶民生活人情職人

髪結い伊三次捕物余話(髪結い伊三次)

1997年 時代小説

髪結い伊三次を主人公にした連作短編集。市井の人々や事件を温かく描くシリーズでテレビドラマ化もされた。

連作短編町人の人情謎と推理
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 髪結い伊三次 (1999)

雷桜

2000年 時代小説

盲目の浪人と女性の交流を描いた長編。2010年に映画化され、岡田将生と蒼井優が主演した。

盲目と視覚の比喩身分と愛情運命
映像化・舞台化
  • [映画] 雷桜 (2010)

深川恋物語

1999年 時代小説

深川を舞台にした恋愛と人情の物語で、吉川英治文学新人賞を受賞した。

恋愛町人文化人情

全著作

  • 幻の声
  • 紫紺のつばめ
  • さらば深川
  • さんだらぼっち
  • 黒く塗れ
  • 君を乗せる舟
  • 雨を見たか
  • 我、言挙げす
  • 今日を刻む時計
  • 心に吹く風
  • 明日のことは知らず
  • 名もなき日々を
  • 昨日のまこと、今日のうそ
  • 竈河岸
  • 泣きの銀次
  • 晩鐘 続・泣きの銀次
  • 虚ろ舟 泣きの銀次 参之章
  • 古手屋喜十為事覚え
  • 雪まろげ
  • 銀の雨 堪忍旦那為後勘八郎
  • 室の梅 おろく医者覚え帖
  • 深川恋物語
  • おちゃっぴい 江戸前浮世気質
  • 雷桜
  • 余寒の雪
  • 春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る
  • おぅねぇすてぃ 明治浪漫
  • 甘露梅 お針子おとせ吉原春秋
  • 斬られ権佐
  • 涙堂 琴女癸酉日記
  • 神田堀八つ下がり 河岸の夕映え
  • 深尾くれない
  • あやめ横丁の人々
  • 玄冶店の女
  • 桜花を見た
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
  • 憂き世店 松前藩士物語
  • ひょうたん
  • たば風 蝦夷拾遺
  • 無事、これ名馬
  • アラミスと呼ばれた女
  • 三日月が円くなるまで 小十郎始末記
  • 聞き屋与平 江戸夜咄草
  • ひとつ灯せ 大江戸怪奇譚
  • 恋いちもんめ
  • 十日えびす 花嵐浮世困話
  • 夕映え
  • 深川にゃんにゃん横丁
  • 彼岸花
  • おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語
  • 富子すきすき
  • 寂しい写楽
  • なでしこ御用帖
  • ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖
  • 通りゃんせ
  • 酒田さ行ぐさげ 日本橋人情横丁
  • 夜鳴きめし屋
  • 糸車
  • 高砂 なくて七癖あって四十八癖
  • 日本橋本石町やさぐれ長屋
  • 口入れ屋おふく 昨日みた夢
  • 為吉 北町奉行所ものがたり
  • うめ婆行状記

翻案

  • 髪結い伊三次(テレビドラマ、1999年)
  • 雷桜(映画、2010年)

作風・主題

文体
情緒的で叙情性の高い文体人物描写を重視する江戸庶民の生活を丁寧に描く
頻出モチーフ
人情町人文化家族と別れ職人と日常

健康

  • 乳癌
    2014-2015
    2014年に乳癌を公表、全身転移を告白。その後闘病の末2015年に死去。闘病記を発表して反響を呼んだ。

評価・遺産

宇江佐真理は、江戸の庶民生活や人情を温かく描く時代小説の作家として広く評価された。代表作のシリーズはドラマや映画化もされ、近年の時代小説における重要な作家の一人とされる。

記念館・博物館

  • 函館市文学館 北海道函館市

資料所蔵先

  • 函館市文学館所蔵資料
  • 国立国会図書館所蔵

大衆文化への影響

  • テレビドラマ『髪結い伊三次』(1999年)
  • 映画『雷桜』(2010年)

引用

  • その名に拘りはなく、本名を隠蔽することさえできればよかった。
    出典: 随筆・インタビュー記述
  • 私の乳癌リポート
    出典: 文藝春秋 掲載の闘病記 (2015年)

豆知識

  • 本名は伊藤香(いとう かおる)。
  • ペンネーム『宇江佐真理』はエッセイ『ウエザ・リポート』のタイトル由来で選ばれた。
  • 1995年に『幻の声』でオール讀物新人賞を受賞しデビューした。
  • 代表作『髪結い伊三次』シリーズはテレビドラマ化、代表作『雷桜』は映画化された。
  • 2014年に乳癌と全身転移を公表し、2015年に函館市の病院で死去した(66歳)。