日本の文学賞

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吉田 司

よしだ つかさ

Yoshida Tsukasa

プロフィール

性別
男性
生誕
1945-09-29 (山形県山形市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
山形県山形市(出身) → 熊本県水俣市(在住、1970年〜)

経歴

職業
作家, ノンフィクション作家
活動期間
1968年〜

学歴

山形県立山形東高等学校
国: 日本
早稲田大学第一文学部
第一文学部
国: 日本
在学中に小川紳介の小川プロダクション結成に参加

受賞歴

大宅壮一ノンフィクション賞
1988
対象作品: 下下戦記
主催: 大宅壮一ノンフィクション賞
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 下下戦記

    下下戦記は、吉田司が対象に粘り強く向き合ったノンフィクション作品。具体的な事実の積み重ねから、時代や社会の姿を浮かび上がらせる。

    下下戦記は、吉田司が対象に粘り強く向き合ったノンフィクション作品。

    412ページ
    ノンフィクション社会記録時代

作品

代表作

下下戦記

1987年 ノンフィクション

水俣病患者たちの生活と国の補償金を巡る実態を赤裸々に描いたルポルタージュ。著者の現地での生活と観察に基づく記述が特徴。

公害社会的被害者の生活補償と倫理

夜の食国(おすくに)

1987年 ノンフィクション

都市や社会の『夜』の部分に焦点を当て、見過ごされがちな現実を描くルポ的作品。

都市の裏側社会問題

宗教ニッポン狂騒曲

1990年 ノンフィクション

新宗教や宗教的現象を批評的かつ活写的に描いた著作。後に改題・増補される。

宗教批評新宗教

宮澤賢治殺人事件

1997年 評伝・ノンフィクション

宮沢賢治をめぐる神話的イメージに疑問を投げかけ、賢治の所属や行動を再検討することで偶像化を批判する論考的作品。

偶像批判近代日本の思想

全著作

  • 下下戦記(白水社) 1987
  • 夜の食国(白水社) 1987
  • 宗教ニッポン狂騒曲(文藝春秋) 1990
  • ひめゆり忠臣蔵(太田出版) 1993
  • ビル・ゲイツに会った日(講談社) 1996
  • 宮澤賢治殺人事件(太田出版) 1997
  • スター誕生(講談社) 1999
  • ニッポンの舞台裏(洋泉社) 1999
  • 王道楽土の戦争(NHKブックス) 2005
  • カラスと髑髏(東海教育研究所) 2011

作風・主題

文体
暴露的で直截なルポルタージュ的文体皮肉や揶揄を含む語り口
頻出モチーフ
農村・共同体の闇権力と偽善の暴露被害者の生態描写

評価・遺産

吉田司は現地に踏み込み、既存の神話や美化されたイメージを批判的に剥ぎ取るスタイルで知られるノンフィクション作家。水俣や三里塚などの報告で物議を醸しつつ、社会の見落としを活写する手法は後進に影響を与えた。

引用

  • 小川から学んだのは、"民衆へのラブレターの書き方"だけだったような気がする。
    出典: インタビュー/著作内発言(出典不明)

豆知識

  • 在学中に小川紳介の小川プロダクション結成に参加した。
  • 『下下戦記』で1988年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。
  • 『宮澤賢治殺人事件』などで偶像破壊的な批評を行い物議を醸した。