芥川龍之介賞 あくたがわりゅうのすけしょう
第158回(2017年 第2回開催)
純文学新人賞短編・中編
受賞者
2名
百年泥
石井遊佳の『百年泥』は、インド・チェンナイで洪水に遭った語り手の前に、泥の中から百年分の記憶や人々の人生が立ち上がる幻想的な小説。現実の異文化経験と奇想が混じり合い、語られなかった人生の可能性を照らす。
洪水の泥から、百年分の記憶とありえた人生があふれ出す。
125ページ
芥川賞チェンナイ洪水マジックリアリズム
おらおらでひとりいぐも
若竹千佐子の『おらおらでひとりいぐも』は、夫を亡くした老年の女性が、東北の言葉を含む内なる声と対話しながら孤独と自由を見つめる小説。喪失の痛みを抱えつつ、ひとりで生きる時間の豊かさを描く。
老いと孤独の中で、内なる声が新しい自由をひらく。
164ページ
芥川賞老い東北方言孤独と自由