文藝賞 ぶんげいしょう
第58回文藝賞受賞作。移動式の小型監視カメラを手に入れた「彼」が、機械の目で街を走り抜けるうち、日常の風景を異物のように見つめ直していく。極端に小さな視点から世界を組み替える発想が、軽さと不穏さを同時に生む。
地上わずか数センチの目が、街の輪郭を変えていく。