太宰治賞 だざいおさむしょう
第41回(2025年)
純文学新人賞
受賞者
1名息子の不登校に悩む四十代のパート主婦「私」は、美容品の店で洗顔料のテスターを使ったその日から、亡き祖母の霊を降ろせるようになった。掃除に打ち込む日々の傍ら、もの言わぬ祖母の気配とともに、家族の傷や記憶と向き合いながら「越冬」していく。日常の小さな苦しみをユーモアとペーソスで包み込んだ、奇想と共感の物語。
重曹と洗顔料と生家の思い出を携えて、パート主婦が越冬する。
160ページ
降霊不登校中年女性の孤独掃除と浄化祖母との記憶日常の寄る辺なさ