舟橋聖一文学賞 ふなはしせいいちぶんがくしょう
『星夜航行』は、飯嶋和一が九年を費やして完成させた歴史小説で、第12回舟橋聖一文学賞を受賞しました。三河の馬飼いから徳川家に取り立てられた沢瀬甚五郎が、信康事件、堺・薩摩・博多・呂宋への流転、そして秀吉の朝鮮出兵に巻き込まれていく姿を通じて、権力に翻弄されても屈しない人間の良心を描きます。
星の位置を頼りに航海するように、沢瀬甚五郎は乱世のただ中で自らの良心を見失わずに歩み続けます。