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第40回(1983年) 受賞受賞作: プロミスト・ランド
約束された土地を求める人間の願いと挫折を描く初期作品。後年の歴史小説につながる、共同体と信念への関心がうかがえる。
プロミスト・ランドは、歴史小説を軸に人間の感情と時代の気配を描く作品です。
歴史小説理想郷信念
飯嶋 和一
いいじま かずいち
Iijima Kazuichi
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1952-12-20 (山形県山形市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
経歴
- 職業
- 小説家, 中学校教員, 予備校講師
- 活動期間
- 1983年〜
- ノミネート
- 第38回小説現代新人賞候補(1982), 第8回三島由紀夫賞候補(1995), 第11回三島由紀夫賞候補(1998)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 法政大学 | 文学部 | 日本文学科 | 文学士 | 1973-1977 | 日本 |
| 山形県立山形東高等学校 | — | — | — | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1983 | 小説現代新人賞(第40回) | プロミスト・ランド | — | — | winner |
| 1988 | 文藝賞(第25回) | 汝ふたたび故郷へ帰れず | — | — | winner |
| 2000 | 中山義秀文学賞(第6回) | 始祖鳥記 | — | — | winner |
| 2008 | 大佛次郎賞(第35回) | 出星前夜 | — | — | winner |
| 2008 | キノベス! ランキング | 出星前夜 | — | キノベス! | 1st place |
| 2015 | 司馬遼太郎賞(第19回) | 狗賓童子の島 | — | — | winner |
| 2015 | 週刊朝日 歴史・時代小説ベスト10 | 狗賓童子の島 | — | 週刊朝日 | 1st place |
| 2018 | 舟橋聖一文学賞(第12回) | 星夜航行 | — | — | winner |
| 2018 | 週刊朝日 歴史・時代小説ベスト10 | 星夜航行 | — | 週刊朝日 | 1st place |
| 2005 | 本屋大賞(読者ランキング) | 黄金旅風 | — | 本屋大賞実行委員会 | 8th place |
| 2009 | 本屋大賞(読者ランキング) | 出星前夜 | — | 本屋大賞実行委員会 | 7th place |
受賞・候補エディション
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第25回(1988年) 受賞受賞作: 汝ふたたび故郷へ帰れず325ページ
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第11回(1998年) 候補受賞作: 神無き月十番目の夜
『神無き月十番目の夜』は、飯嶋和一の同時代文学の実験性や達成を評価する賞で候補となった作品です。題名が示すモチーフを軸に、人物の行動や時代の空気を通して主題を立ち上げる作品として読めます。
『神無き月十番目の夜』は、受賞時の評価対象となった主題を読者に印象づける作品です。
448ページ受賞作人物描写時代性
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第6回(2000年) 受賞受賞作: 始祖鳥記
『2000』は作者による受賞作。作品名が示す主題を軸に、人物や時代の感触を読ませる。
『2000』は、受賞作として読み継がれる作品です。
文学賞受賞作人間関係時代の感触
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第35回(2008年) 受賞受賞作: 出星前夜
『出星前夜』は飯嶋和一による大佛次郎賞の受賞作。小学館から2008年に刊行された作品で、受賞時に示された題材と語り口を通じて、人物の選択や時代の空気を描く。
『出星前夜』は、大佛次郎賞で評価された飯嶋和一の作品です。
544ページことばの響き記憶日常の陰影
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第19回(2015年) 受賞受賞作: 狗賓童子の島
狗賓童子の島は、飯嶋和一による受賞・候補作品。賞の記録で作品名は確認できるが、Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で同名の単行本・文庫・短編集として確実に対応する書誌を確認できなかったため、雑誌号や応募原稿の識別子は採用しない。
狗賓童子の島をめぐる確認済み情報を、受賞作データとして整理する。
受賞作未刊行確認文学賞
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第12回(2018年) 受賞受賞作: 星夜航行
『星夜航行』は、飯嶋和一が九年を費やして完成させた歴史小説で、第12回舟橋聖一文学賞を受賞しました。三河の馬飼いから徳川家に取り立てられた沢瀬甚五郎が、信康事件、堺・薩摩・博多・呂宋への流転、そして秀吉の朝鮮出兵に巻き込まれていく姿を通じて、権力に翻弄されても屈しない人間の良心を描きます。
星の位置を頼りに航海するように、沢瀬甚五郎は乱世のただ中で自らの良心を見失わずに歩み続けます。
533ページ歴史小説戦国時代朝鮮出兵交易良心
作品
代表作
汝ふたたび故郷へ帰れず
1989年 小説故郷や家族との関係を巡る人間ドラマを描いた長編小説。
雷電本紀
1994年 歴史小説歴史上の人物や事件を題材に、武士や権力を巡る物語を描く作品。
神無き月十番目の夜
1997年 歴史小説歴史的背景を持つ群像劇。史料に基づいた描写と人物の内面に焦点を当てる。
始祖鳥記
2000年 歴史小説庶民の視点から史実を掘り下げる長編。第6回中山義秀文学賞受賞作。
黄金旅風
2004年 歴史小説旅と出会いを通じて歴史と人間を描く作品。
出星前夜
2008年 歴史小説史料を丹念に読み込み、庶民の視点からある時代の空気を描いた長編。第35回大佛次郎賞受賞作。
狗賓童子の島
2015年 歴史小説大塩平八郎の乱などを問い直し、在野の人々の視点で事件を再構築した作品。第19回司馬遼太郎賞受賞。
星夜航行 上・下巻
2018年 歴史小説航海や旅を通じて交差する人々の物語を描く大作。舟橋聖一文学賞受賞作。
全著作
- 汝ふたたび故郷へ帰れず(1989)
- 雷電本紀(1994)
- 神無き月十番目の夜(1997)
- 始祖鳥記(2000)
- 黄金旅風(2004)
- 出星前夜(2008)
- 狗賓童子の島(2015)
- 星夜航行 上・下巻(2018)
作風・主題
- 文体
- 史料に基づく緻密な描写庶民視点の叙述重厚で抑制的な語り口
- 頻出モチーフ
- 庶民の視点旅と航海再生と喪失
評価・遺産
現代日本の歴史小説を代表する作家の一人。史料を重視し、権力側ではなく民衆や在野の視点から歴史を描く作風で高く評価されている。複数の主要文学賞を受賞し、近年の歴史・時代小説界に影響を与えている。
資料所蔵先
- 国立国会図書館 (NDL)
- VIAF(仮想国際典拠ファイル)
- ISNI(国際標準名称識別子)
- WorldCat
引用
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史料を読み込むと書き手の視点に引っ張られるため、視点を変えることが大事。
出典: BOOK asahi.com 記事(書評) (2015年)
豆知識
- 2008年までに刊行された長編作品は全て書き下ろしだった。
- 2009年に初めて商業誌で連載を行った(『狗賓童子の島』が小学館『STORY BOX』で連載)。
- 法政大学文学部日本文学科卒業(1977年3月)。
- 山形市出身。