日本の文学賞

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芸術選奨文部科学大臣新人賞 げいじゅつせんしょうもんぶかがくだいじんしんじんしょう

第69回(2019年)

演劇映画音楽舞踊文学美術放送大衆芸能芸術振興評論等メディア芸術美術A美術B評論

受賞者

11名
蒼井優 受賞
アンチゴーヌ

『アンチゴーヌ』は、蒼井優が出演した舞台作品で、ソポクレスの悲劇を現代の身体表現として立ち上げた上演です。受賞対象は俳優としての舞台成果であり、単行本・文庫・短編集としての刊行物ではありません。

古典悲劇の問いを、舞台上の身体と声で現在へ引き寄せた仕事。

演劇ギリシャ悲劇身体表現
山下敦弘 受賞
ハード・コア

『ハード・コア』は、山下敦弘監督による映画作品です。受賞対象は映像表現としての監督成果で、原作や関連本の識別子を受賞作の書誌情報として流用することはできません。

社会の外れにいる人物たちを、奇妙なユーモアと乾いた視線で描く映画。

映画孤立労働ユーモア
藤倉大 受賞
藤倉大 個展

『藤倉大 個展』は、作曲家・藤倉大の作品を取り上げた音楽公演です。受賞対象は音楽活動・公演であり、書籍として刊行された作品ではありません。

現代音楽の響きを、個展形式の公演として集中的に示した仕事。

現代音楽作曲公演
井上安寿子 受賞
長刀八島

『長刀八島』は、井上安寿子の舞踊・伝統芸能に関わる上演作品です。受賞対象は舞台での芸の成果であり、雑誌やパンフレット等の識別子を受賞作の書誌情報として扱うことはできません。

古典の型を踏まえながら、舞台上の技芸として緊張感を示した上演。

伝統芸能舞踊上演
谷崎由依 受賞

『鏡のなかのアジア』は、チベット、台湾、京都、インド、マレーシアなどを舞台に、土地の記憶と言葉の魔力が交錯する幻想短編集です。現実のアジアを写しながら、鏡の内外が反転するような不思議な読後感を残します。

土地の記憶と言葉の響きが、鏡のなかで別のアジアを立ち上げる。

256ページ
幻想小説アジア言語記憶
石上純也 受賞
水庭

『水庭』は、石上純也による建築・ランドスケープ作品です。多数の樹木と水面を配置し、自然と人工の境界を揺らす空間として知られます。受賞対象は建築作品であり、書籍ではありません。

水と樹木を用いて、自然と人工のあいだに新しい風景をつくる。

建築ランドスケープ自然と人工
野木亜紀子 受賞
アンナチュラル

『アンナチュラル』は、野木亜紀子が脚本を手がけたテレビドラマです。不自然死究明研究所を舞台に、死因究明、労働、社会問題、人間の尊厳をエンターテインメントとして描きました。受賞対象は脚本・放送作品であり、書籍ではありません。

死の理由を探る物語が、生きる社会の不自然さを照らし出す。

テレビドラマ法医学社会問題尊厳
宇多田ヒカル 受賞
初恋

『初恋』は、宇多田ヒカルのアルバム作品です。デビュー以後の時間を踏まえ、喪失、愛、成熟を静かな強度で歌う楽曲群として受け止められました。受賞対象は音楽アルバムであり、書籍ではありません。

喪失と愛の感情を、成熟したポップソングへ結晶させたアルバム。

音楽ポップス喪失
菅原直樹 受賞
よみちにひはくれない

『よみちにひはくれない』は、菅原直樹による芸術実践・上演に関わる受賞対象です。高齢者や地域との関係を含む演劇的実践として扱われ、単行本として刊行された文学作品ではありません。

地域と身体の記憶を、上演の場でゆっくり立ち上げる実践。

演劇実践地域高齢者上演
菅原真弓 受賞

『月岡芳年伝 幕末明治のはざまに』は、幕末から明治を生きた浮世絵師・月岡芳年の人物像と作品を実証的にたどる研究書です。血みどろ絵のイメージに偏りがちな芳年像を、資料調査と作品分析によって立体的に捉え直します。

最後の浮世絵師を、資料と作品分析から血肉ある人物として描き直す。

456ページ
美術史浮世絵月岡芳年幕末明治
蓮沼執太 受賞
蓮沼執太:~ing

『蓮沼執太:~ing』は、蓮沼執太による音楽・サウンド表現のプロジェクトです。進行形を示す題名の通り、音、身体、空間の関係を動的に扱う作品として受賞対象になりました。

音と空間を進行形のまま組み替える、蓮沼執太のサウンド実践。

音楽サウンドアート空間プロジェクト