日本の文学賞

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群像新人文学賞 ぐんぞうしんじんぶんがくしょう

第67回(2024年)

純文学

受賞者

2名
豊永浩平 とよなが こうへい 受賞

先祖の魂が還ってくる盆の中日、幼い少年・浩輔と少女かなちゃんの前に、78年前に死んだ日本兵の亡霊が現れる。沖縄戦で玉砕した兵士、震洋特攻隊長、戦争花嫁としてアメリカで暮らしたオバア、現代を生きる高校生たち――複数の語り手が言葉のたすきをつなぎ、沖縄の近現代史を複数の声で描き切る。第67回群像新人文学賞受賞、21歳の現役大学生による衝撃のデビュー作。

月ぬ走いや、馬ぬ走い――ほとばしるバースはライク・ア・黄金言葉(くがにくとぅば)、おれらは敗者なんかじゃねえぞ刻まれてんのさこの胸に命こそ宝(ぬちどぅたから)のことばが

160ページ
沖縄沖縄戦亡霊世代間の継承お盆歴史と現在多声的語り暴力の反復沖縄方言
白鳥一 しらとり はじめ 佳作
遠くから来ました

東北のとある喫茶店に居合わせたのは人間と、どこからともなくやってきたAからEの〝遭難者〟――。整列した時空を歪ませて、浮かびあがるそのあわい。白鳥一が第67回群像新人文学賞の優秀作を受賞した中篇小説。観測者の存在によって日常が特別なものへと変容する、実験的な構造を持つ純文学作品。

観測者がいるだけで日常が特別なものになる

観測日常時空東北異邦人喫茶店実験的文体