H氏賞 えいちししょう
『場所』は、高良留美子の第二詩集で、物と自己、現実とイメージが入れ替わるような危うい瞬間を詩の対象にした作品である。感情の直接的な表出よりも、存在のあり方を問い直す硬質なことばの運動が中心に置かれている。
物と自己の境界が揺らぐ地点から、現代詩の課題に向き合った詩集。