俳壇賞 はいだんしょう
水の気配や匂いを手がかりに、身近な季節の感覚を切り取った俳句作品。短い言葉のなかで、自然の変化と身体に残る感覚が重なり合う。
水の匂いが立ち上がる瞬間に、季節と身体の記憶が宿る。
桜貝の淡い色と薄さに、春の浜辺、記憶、はかなさを重ねる俳句作品。小さな貝殻の手触りを通して、季節の移ろいを静かに響かせる。
波に残された桜貝の淡さが、春の記憶を短い句へ閉じ込める。