伊藤整文学賞 いとうせいぶんがくしょう
台湾・香港・日本をまたぐ移動の記憶を、複数の土地と言葉の感触から描く短編集。越境する語り手の視線を通して、帰属の揺らぎと日本語で書くことの緊張が浮かび上がる。
水のように仮のかたちを取りながら、言葉と土地のあいだを渡る物語。
埴谷雄高、稲垣足穂、南方熊楠、折口信夫らを結び、日本文学の深層にある宇宙的想像力を読み解く評論。文学史を霊性と思想の連なりとして捉え直す。
死者、宇宙、神話の光が、日本文学の隠れた系譜を照らす。