日本芸術院賞 にほん げいじゅついん しょう
第9回(1953年)
芸術
受賞者
4名土屋文明『万葉集私注』は、歌人として万葉集に向き合い続けた著者による注釈・鑑賞の大著です。本文の読み、語義、作歌の背景をたどりながら、古代歌謡を近代短歌の感覚と結びつけて読み解きます。
万葉の歌を歌人の眼で読み、語義と心の動きを丹念にたどる代表的注釈書です。
620ページ
万葉集注釈短歌アララギ古典研究
漢詩界に尽した業績
服部担風が近代日本の漢詩壇で果たした長年の創作・指導の業績。日本芸術院賞では、漢詩人としての活動と代表的な詩集『担風詩集』が評価対象として示されている。
漢詩の創作と後進指導を通じ、昭和期の漢詩界を支えた服部担風の活動を指す。
473ページ
漢詩近代詩詩壇教育
詩壇に尽した業績
「詩壇に尽した業績」は、三好達治が昭和詩壇に残した長年の仕事を指す受賞名です。第一詩集『測量船』以後の抒情詩、評論、翻訳を通して、近代日本語の詩の表現を広げた功績が評価されました。
一冊の作品名ではなく、三好達治が近代詩に残した創作・評論・翻訳の積み重ねを指す受賞対象です。
三好達治近代詩抒情詩評論翻訳
ヴァン・ワィック・ブルックスによるアメリカ文学史研究の邦訳。1815 年から 1865 年のニューイングランド文学を扱い、石川欣一の翻訳によって日本に紹介された。
ニューイングランドの文学的開花を、作家・思想・地域文化の動きから描く文学史的評論。
589ページ
アメリカ文学史ニューイングランド翻訳十九世紀文学