日本詩人クラブ新人賞 にほんしじんくらぶしんじんしょう
大野直子の詩集『化け野』は、脱色された葦原や電源を落とす感覚など、乾いた風景と身体感覚を通して生の可笑しみと哀しみを見つめる。静かな孤独の中で、日常の底にある異界めいた場所へ降りていく詩集である。
脱色しきった葦原の向こうに、寂しさと可笑しみが同時に広がる。