日本歌人クラブ賞 にほんかじんくらぶしょう
岡部文夫の歌集。雪国に生きる人と物のかなしみを通じ、作者自身のかなしみと人間存在への眼差しを重ねる。北陸の厳しい風土に根ざした写実的な歌世界を展開する。
冬の終わりを示す題のもと、雪国の暮らしと土地の気候を背景に、老い、孤独、生活の重みを見つめる。華やかさを抑えた語りが、冷えた風土のなかの感情を際立たせる。