川端康成文学賞 かわばたやすなりぶんがくしょう
江戸の町道場・清心館と、その剣術を説く伊能涼雲の来歴を、史料を読み解く伝記のような体裁でたどる短編。もっともらしい記録を積み重ねながら、兵法と虚構の境目を軽妙に揺さぶる。
史料めいた語りのなかで、剣術と虚構が交錯する。