三島由紀夫賞 みしまゆきおしょう
アメリカで暮らす日本人女性が、アフガニスタン出身の夫と幼い娘との生活のなかで、故郷、宗教、言語、家族の距離を見つめ直していく中編。表題作に加え「半地下」を収め、移民や越境の問題を静かな緊張感で描く。
国境を越えた家族の生活から、帰属と孤独の輪郭が浮かび上がる。